「Webサイトを改善したいけど、何から手を付ければいいか分からない」——そんなWeb担当者・経営者の皆さんに向けて、日本一役に立つ記事を目指して作りました。
本記事では、Webサイト改善の施策を10テーマ × 各10アイデア = 計100選として体系的に整理しています。ファーストビュー、コピー、CTA、フォーム、表示速度、スマホ対応、回遊設計、SEO、信頼性、データ分析——成果を出すために必要な要素を網羅しました。
初心者の方は「何から着手すべきか」が明確になり、中級者の方は「見落としていた改善点」に気づき、上級者の方は「プロ視点の網羅性」に納得いただけるはずです。
この後に出てくる「目次」をざっと眺めるだけでも「うちのサイトに足りないもの」が見えてきます。チェックリストとしてお使いいただき、定期的に見返す「Web担当者の教科書」として、ぜひブックマーク保存してください。
100のアイデアは、一度に全て実行する必要はありません。自社サイトの課題に合わせて、優先度の高いものから1つずつ取り組んでください。
大切なのは「完璧を目指す」ことではなく、「少しずつ前に進む」こと。
今日から1つずつ、始めてみませんか?
- ① ファーストビュー改善
- No.1|キャッチコピーを「特徴」ではなく「得られる結果・変化」に書き換える
- No.2|「誰の・どんな悩みを・どう解決するか」を一文で明示する
- No.3|サブコピーで「なぜ今それが必要か」の緊急性を補足する
- No.4|ファーストビューに”次の行動”(CTA)を必ず1つ配置する
- No.5|視線誘導(Z型・F型)を意識し、最も見せたい要素を左上に置く
- No.6|実績・数字・権威性をファーストビュー内に入れる
- No.7|背景画像は「雰囲気」ではなく「サービスを想起させる意味のある画像」にする
- No.8|動画・スライダーは表示速度と離脱率を計測して効果検証する
- No.9|PC/スマホそれぞれでファーストビューを別設計にする
- No.10|ファーストビューだけで「何屋か」が3秒で伝わるかテストする
- ② メッセージ・コピー改善
- No.11|専門用語を中学生でも分かる言葉に置き換える
- No.12|「私たちは〜」主語を「あなたは〜」主語に書き換える
- No.13|抽象表現(高品質・安心等)を具体的な数字・事例に変える
- No.14|強みを”当たり前”ではなく”選ばれる理由”として言語化する
- No.15|読者の悩み→共感→解決策→未来像の流れを明確にする
- No.16|見出し・箇条書きだけ読んでも要点が理解できるか確認する
- No.17|長文を「1文1メッセージ」に分解し、読みやすくする
- No.18|比較表・たとえ話・ビフォーアフターで理解を助ける
- No.19|「だから何?」「それで私にどんな得が?」と自問しながら削る
- No.20|売り文句ではなく”判断材料”を提供し、読者に選ばせる
- ③ CTA・導線設計
- No.21|CTA文言を「送信」「申込」から「無料で◯◯を相談する」等の具体的行動に変える
- No.22|1スクロール内に必ず1つCTAが見える状態にする
- No.23|CTAボタンの色・形・文言をサイト全体で統一する
- No.24|CTA直前に「しつこい営業はしません」等の不安解消文を入れる
- No.25|CTA直前でメリット・ベネフィットを再提示する
- No.26|スマホでは画面下部に固定CTAを導入する
- No.27|複数のCTAがある場合、優先順位を明確にし、選択肢を絞る
- No.28|「無料」「30秒で完了」「今だけ」等の心理的後押しを検討する
- No.29|ページの目的に応じてCTAを1つに絞る(資料請求 or 問い合わせ)
- No.30|CTAクリック後の遷移先・次のステップを明確にする
- ④ フォーム最適化・EFO
- No.31|入力項目を最小限に絞る(本当に必要な項目だけ残す)
- No.32|必須・任意を視覚的に明確に分ける
- No.33|入力例(プレースホルダー)と補足説明を分かりやすく表示する
- No.34|エラー表示をリアルタイム・該当箇所の近くに出す
- No.35|入力タイプ属性を正しく設定する(tel/email/number等)
- No.36|郵便番号→住所の自動入力を導入する
- No.37|フォーム到達率・完了率・離脱ポイントを計測する
- No.38|プライバシーポリシーへのリンクと配慮を明示する
- No.39|送信ボタンは「送信」ではなく「無料相談を申し込む」等の前向きな表現にする
- No.40|サンクスページで次のステップ・期待値を明示する
- ⑤ 表示速度・技術基盤
- No.41|PageSpeed Insightsでモバイル・PCのスコアを確認する
- No.42|Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)を計測・改善する
- No.43|画像を次世代フォーマット(WebP/AVIF)に変換する
- No.44|画像の遅延読み込み(Lazy Load)を導入する
- No.45|不要なプラグイン・スクリプトを削除・軽量化する
- No.46|CSSとJavaScriptを圧縮・最適化する
- No.47|サーバーのレスポンス時間(TTFB)を確認する
- No.48|CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の導入を検討する
- No.49|SSL化(HTTPS)が完了しているか確認する
- No.50|モバイルフレンドリーテストで問題がないか確認する
- ⑥ スマホUX・モバイル最適化
- No.51|スマホでの文字サイズ・行間を実機で確認する(16px以上推奨)
- No.52|タップ領域を44px以上確保し、誤タップを防ぐ
- No.53|横スクロールが発生していないか全ページ確認する
- No.54|電話番号・地図リンクをワンタップで動作させる
- No.55|フォーム入力時にキーボードが適切に表示されるか確認する
- No.56|スマホでのCTA位置・サイズを最適化する
- No.57|重要なコンテンツがスクロールなしで見える位置にあるか確認する
- No.58|ハンバーガーメニューの中身を整理し、重要項目を優先する
- No.59|スマホ用のファーストビュー・画像を別途用意する
- No.60|スマホでの滞在時間・離脱率・CV率をPCと比較分析する
- ⑦ コンテンツ構成・回遊設計
- No.61|関連記事・関連サービスへのリンクを自然な位置に配置する
- No.62|記事末尾に「次に読むべき記事」を明確に提示する
- No.63|内部リンクのアンカーテキストをキーワードを含む具体的な文言にする
- No.64|パンくずリストを正しく設置し、構造化データもマークアップする
- No.65|グローバルナビ・フッターの導線を整理し、重要ページへ誘導する
- No.66|人気記事・おすすめ記事ランキングを設置する
- No.67|カテゴリー・タグ構造を分かりやすく整理する
- No.68|直帰率・回遊率(ページ/セッション)を確認する
- No.69|離脱ポイントを特定し、回遊を妨げる要素を排除する
- No.70|コンテンツ同士の役割分担(集客用/CV用/信頼構築用)を明確にする
- ⑧ SEO・検索流入強化
- No.71|ターゲットキーワードの検索意図(情報収集/比較検討/購入等)を再確認する
- No.72|タイトルに検索キーワードと検索意図を反映させる
- No.73|見出し構成(H2/H3)が検索意図に沿った順序になっているか確認する
- No.74|meta descriptionをクリックしたくなる内容に書き換える
- No.75|Search Consoleで「表示多・クリック少」の記事を改善する
- No.76|古い記事を最新情報にアップデートし、日付を更新する
- No.77|内容が薄いページを統合・リダイレクト・削除する
- No.78|内部リンクで重要ページ(ピラーページ)を強化する
- No.79|構造化データ(FAQ/HowTo/レビュー等)でリッチスニペットを狙う
- No.80|インデックス状況を確認し、noindex設定を見直す
- ⑨ 信頼性・安心感向上
- No.81|会社概要・運営者情報を詳細に記載する(所在地/連絡先/代表者名)
- No.82|顔写真・プロフィール・経歴を掲載し、人間味を出す
- No.83|導入実績・取引先を具体的に紹介する(ロゴ掲載許可を取る)
- No.84|お客様の声を「具体的な成果」と共にリアルに掲載する
- No.85|よくある質問(FAQ)で事前の不安・疑問を解消する
- No.86|サービスの流れを図解・ステップ形式で分かりやすく示す
- No.87|料金・条件を隠さず明示する(税込/追加費用の有無も)
- No.88|問い合わせ後の流れ・対応スピードを明記する
- No.89|メディア掲載・受賞歴・資格・認証を掲載する
- No.90|SSL対応・プライバシーポリシー・セキュリティ対策を明示する
- ⑩ データ分析・改善PDCA
- No.91|GA4で追うべきKPI(CV数/CV率/流入経路/離脱ページ)を明確にする
- No.92|Search Consoleで流入キーワード・掲載順位を週次で確認する
- No.93|離脱率が高いページを特定し、原因を分析する
- Step 3:改善→効果測定を行う
- No.94|コンバージョンまでの経路(アトリビューション)を確認する
- No.95|ヒートマップ・セッション録画でユーザー行動を可視化する
- No.96|A/Bテストで仮説検証を繰り返す
- No.97|月1回の定点レポート作成を習慣化する
- No.98|改善施策と結果をログに残し、ナレッジを蓄積する
- No.99|改善サイクル(仮説→実行→検証→改善)を回し続ける
- No.100|Webサイトを「コスト」ではなく「育てる資産」として投資し続ける
① ファーストビュー改善

3秒で”自分ごと”だと伝える
Webサイトを訪れたユーザーが「続きを読むか、離脱するか」を判断するのは、わずか3秒と言われています。この3秒で「自分に関係ある」と思ってもらえなければ、どれだけ素晴らしいコンテンツを用意していても、読まれることはありません。
ファーストビューは、いわばお店の入り口。扉を開けた瞬間に「ここは自分の探していた場所だ」と感じてもらえるかどうかが、その後のすべてを左右します。あなたのサイトは、3秒で”自分ごと”だと伝えられていますか?
No.1|キャッチコピーを「特徴」ではなく「得られる結果・変化」に書き換える
🚨 問題:こんなキャッチコピーになっていませんか?
多くの企業サイトのファーストビューには、こんなキャッチコピーが並んでいます。
- 「創業50年の信頼と実績」
- 「最新技術で高品質なサービスを提供」
- 「お客様第一主義」
- 「地域密着型の丁寧な対応」
これらは会社の「特徴」や「姿勢」を伝えてはいますが、訪問者が「自分ごと」として受け取れないという致命的な問題があります。
初めてサイトを訪れた人は「それで、私にどんな得があるの?」という視点で見ています。会社がどれだけ歴史があっても、どれだけ技術が高くても、自分の悩みが解決するかどうかが分からなければ、3秒で離脱してしまいます。
💡 なぜ重要か:「特徴」と「結果」の決定的な違い
人がサービスを選ぶとき、知りたいのは「スペック」ではなく「自分の未来がどう変わるか」です。
| 特徴ベース(❌) | 結果ベース(✅) |
|---|---|
| 創業50年の実績 | 50年で培った技術で、他社で断られた案件も解決します |
| 最新技術を導入 | 作業時間を従来の1/3に短縮できます |
| 丁寧な対応 | 初めての方でも、専任担当が最後までサポートします |
「結果」を先に見せることで、訪問者は「このサービスは自分のためにある」と感じます。
逆に言えば、特徴だけを並べたキャッチコピーは「自分には関係なさそう」と判断され、どれだけ良いサービスでも検討すらされません。ファーストビューの離脱率が高い場合、まずここを疑ってください。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のキャッチコピーを書き出す
まず、自社サイトのファーストビューに書かれているコピーをそのまま書き出してください。
Step 2:「だから何?」テストをする
書き出したコピーに対して、「だから私にどんな得があるの?」と問いかけてください。答えられなければ、それは「特徴」であって「結果」ではありません。
Step 3:「◯◯できる」「◯◯になる」形式に書き換える
以下の変換パターンを使って書き換えてみましょう。
Before: 豊富な実績
After: 年間500件の実績から、あなたに最適なプランをご提案できます
Before: 安心のサポート体制
After: 導入後も専任担当がつくので、ITが苦手でも安心して使えます
ポイントは「主語を会社から顧客に変える」こと。「私たちは〜します」ではなく「あなたは〜できます」に変換するだけで、同じ内容でも伝わり方が劇的に変わります。
No.2|「誰の・どんな悩みを・どう解決するか」を一文で明示する
🚨 問題:「誰でもウェルカム」は誰にも刺さらない
「当社は幅広いお客様にご利用いただいています」
「個人の方も法人の方もお気軽にどうぞ」
一見、間口を広げているように見えるこのメッセージ。実は誰にも刺さらないという致命的な問題を抱えています。
訪問者がサイトを開いた瞬間に知りたいのは「このサービスは自分のためのものか?」ということ。ターゲットが曖昧だと、「自分向けじゃなさそう」と判断されて離脱されてしまいます。
特に競合が多い業界では、「誰でもOK」は「専門性がない」と同義に受け取られるリスクすらあります。
💡 なぜ重要か:絞ることで「刺さる」メッセージになる
ターゲットを明確にすることは、顧客を減らすことではありません。「この人のために作られたサービスだ」と感じてもらうための戦略です。
| 曖昧なメッセージ(❌) | 明確なメッセージ(✅) |
|---|---|
| 幅広いお客様に対応 | 従業員10〜50名の製造業に特化 |
| どなたでもご相談ください | 初めて税理士を探す創業3年以内の経営者へ |
| 様々なニーズにお応えします | 「集客できない」を解決したい一人社長のために |
明確にすることで、該当する人には「自分のことだ!」と強烈に刺さります。そして実際には、明確なターゲット以外の人も「専門性がありそう」と感じて問い合わせてくることが多いのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:理想の顧客像を1人決める
過去の顧客の中で「この人のような人ばかりだったら最高」という人を1人思い浮かべてください。その人の業種・規模・役職・悩みを具体的に書き出します。
Step 2:「◯◯な人の、△△という悩みを、□□で解決する」の形式で書く
例えば:
- 「Web担当者がいない中小企業の、”サイトを放置している”という悩みを、月1回の定期サポートで解決する」
- 「集客に困っている個人教室の、”生徒が集まらない”を、SNS×ホームページ連携で解決する」
Step 3:ファーストビューの見出し直下に配置する
作成した一文を、キャッチコピーのすぐ下(サブコピーの位置)に配置します。デザイン的に長すぎる場合は、最も重要な要素(誰向けか)だけでも明示しましょう。
No.3|サブコピーで「なぜ今それが必要か」の緊急性を補足する
🚨 問題:「いつか」と思われたら永遠に戻ってこない
サイトを訪れた人が「良さそうだな」と思っても、「今すぐ」行動しなければ、そのまま忘れ去られます。
- 「へぇ、こういうサービスあるんだ。また今度見よう」
- 「興味はあるけど、今じゃなくていいか」
こう思われた瞬間、その訪問者は二度と戻ってきません。ブックマークすらせずに離脱し、翌日にはサイトの存在すら忘れています。
問題は、多くのサイトが「良さ」は伝えているけど「今やるべき理由」を伝えていないこと。緊急性がなければ、人は動きません。
💡 なぜ重要か:人は「今やらない理由」を探している
心理学的に、人間は変化を避け、現状維持を選ぶ傾向があります(現状維持バイアス)。だからこそ、「今動かないとどうなるか」「今動くとどう得するか」を明示する必要があります。
緊急性を生み出す要素は大きく2つ:
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 損失回避型(今やらないと損する) | 「放置するほど改善コストが増大します」「競合に先を越される前に」 |
| 機会獲得型(今やると得する) | 「今月中のお申込みで初期費用無料」「繁忙期前の今がチャンス」 |
どちらか一方、または両方をサブコピーに盛り込むことで、「今すぐ」という行動を引き出せます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「放置するとどうなるか」を書き出す
顧客が問題を放置した場合に起こる悪い結果を3つ挙げてください。
例えばWeb制作会社の場合:
- 古いサイトのまま → 検索順位が下がり続ける
- SSL未対応のまま → 「保護されていない通信」表示で信頼を失う
- スマホ非対応のまま → ユーザーの70%を取りこぼす
Step 2:「今動くと得られるもの」を書き出す
今すぐ行動した場合のメリットを3つ挙げてください。
例えば:
- 繁忙期前にリニューアル → 売上最大化のタイミングに間に合う
- 競合より先に対策 → 検索上位を先に確保できる
- 早期申込み → 割引や特典が受けられる
Step 3:最も強い1つをサブコピーに採用する
書き出した中で、最もターゲットに響くものを1つ選び、キャッチコピーの下に配置します。
例:「SSL未対応のサイト、まだ放置していませんか? 今や訪問者の◯%が”危険なサイト”と判断して離脱しています」
No.4|ファーストビューに”次の行動”(CTA)を必ず1つ配置する
🚨 問題:「見せるだけ」のファーストビューになっていませんか?
美しいビジュアル、洗練されたキャッチコピー。ファーストビューのデザインにはこだわったのに、肝心の「次に何をすればいいか」が示されていないサイトが非常に多いです。
- 綺麗な写真とロゴだけが表示されている
- 「詳しくはこちら」のリンクがページ下部にしかない
- CTAボタンがあっても、スクロールしないと見えない
これでは、せっかく興味を持った訪問者が「で、どうすればいいの?」と迷子になり、離脱してしまいます。
ファーストビューは「見せる場所」ではなく、「行動を促す場所」です。
💡 なぜ重要か:迷った人は「何もしない」を選ぶ
人間の脳は、選択肢が不明確なとき「何もしない」という判断をします。これは認知負荷を避けるための本能的な反応です。
逆に言えば、明確な次のステップを1つだけ示せば、驚くほど行動率が上がります。
| CTAがない場合 | CTAがある場合 |
|---|---|
| 「面白そうだけど、どうすればいいんだろう」 | 「無料相談できるんだ、とりあえず聞いてみよう」 |
| スクロールして探す → 面倒になって離脱 | ボタンが目に入る → クリックして次へ進む |
特にスマホでは、ファーストビュー内にCTAがないと、スクロールする前に離脱される確率が大幅に上がります。最初の画面で行動の選択肢を提示することが必須です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のファーストビューにCTAがあるか確認する
PC・スマホ両方で自社サイトを開き、スクロールせずに見える範囲内にCTAボタンがあるか確認してください。ない場合は、次のステップへ。
Step 2:ファーストビュー用のCTAを1つ決める
複数のCTAを並べると迷いを生むので、最も取ってほしい行動を1つだけ選びます。
優先順位の目安:
- ハードルが低いもの(無料相談、資料請求、LINE登録など)
- 次のステップにつながるもの(見積もり依頼、体験申込みなど)
「お問い合わせ」より「無料で相談する」「3分で分かる資料をもらう」のように、具体的で心理的ハードルが低い文言にしましょう。
Step 3:視認性の高い位置・デザインで配置する
- 位置:キャッチコピーの直下、または右側
- 色:背景と明確にコントラストがつく色
- サイズ:スマホで親指でタップしやすい大きさ(縦44px以上)
配置後、必ずスマホ実機で確認してください。PCで見たときとスマホで見たときで、CTAの見え方が全く違うことがあります。
No.5|視線誘導(Z型・F型)を意識し、最も見せたい要素を左上に置く
🚨 問題:見せたい要素が「見られない場所」にありませんか?
「一番伝えたいメッセージを目立つところに置いたはずなのに、なぜか反応がない」
こんな経験はありませんか? 実は、デザイナーが「目立つ」と思う場所と、ユーザーが実際に見る場所は違うことが多いのです。
人間の目の動きには一定のパターンがあり、それを無視した配置は、どれだけ目立たせてもそもそも視界に入らないという事態を招きます。
右下に置いた重要なCTAが全くクリックされない、中央に配置したキャッチコピーが読まれていない——その原因は「視線誘導」を無視したレイアウトにあるかもしれません。
💡 なぜ重要か:人の目は決まったパターンで動く
アイトラッキング(視線追跡)研究によると、Webサイトを見るときの視線の動きには明確なパターンがあります。
Z型パターン(画像・ビジュアル中心のページ)
① → → → ②
↘
③ → → → ④
左上→右上→左下→右下の順にZを描くように視線が動きます。
F型パターン(テキスト中心のページ)
① → → → →
② → → →
③ → →
④ →
左上から始まり、上部は広く読み、下に行くほど左側だけを流し読みします。
共通して言えるのは「左上が最も見られる」ということ。つまり、最も重要な要素(キャッチコピー、価値提案)は左上に配置すべきなのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ファーストビューの要素を書き出す
現在のファーストビューに含まれる要素を全て書き出してください。
- ロゴ
- キャッチコピー
- サブコピー
- CTA
- 画像/動画
- ナビゲーション
- 実績数字 など
Step 2:優先順位をつける
書き出した要素に「最も見せたい順」で番号をつけます。
例えば:
- 1. キャッチコピー(何のサービスか)
- 2. CTA(次の行動)
- 3. 実績数字(信頼性)
- 4. サービス画像(イメージ)
Step 3:Z型/F型に沿って再配置する
優先度1位の要素を左上に、優先度2位を右上または左下に配置します。
配置の目安(Z型の場合):
- 左上:キャッチコピー/価値提案
- 右上:ロゴ/ナビゲーション
- 左下:サブコピー/補足情報
- 右下:CTA(視線の終点で行動を促す)
スマホの場合は縦スクロールなので、上から順に重要度順で配置します。
No.6|実績・数字・権威性をファーストビュー内に入れる
🚨 問題:「すごそう」と思わせる根拠がファーストビューにない
「丁寧な対応でお客様満足度が高いです」
「多くの企業様にご利用いただいています」
こう書かれていても、訪問者は「本当に?根拠は?」と疑います。これは悪意ではなく、ネット上には誇大広告が溢れているため、自己防衛として疑うのが当然の反応です。
問題は、実績や権威性を示す情報が「会社概要」や「お客様の声」ページに埋もれていること。ファーストビューで信頼を獲得できなければ、それらのページまで到達する前に離脱されてしまいます。
💡 なぜ重要か:数字は「疑い」を「信頼」に変える
人間の脳は、具体的な数字を見ると「客観的な事実」として受け取ります。これを心理学では「具体性の効果」と呼びます。
| 曖昧な表現(❌) | 数字で示す(✅) |
|---|---|
| 多くの実績があります | 導入実績500社以上 |
| お客様満足度が高い | 顧客満足度98.2% |
| 長年の経験 | 創業25年/業界歴30年 |
| スピード対応 | 平均対応時間2時間以内 |
また、第三者からの評価(権威性)も強力です。
- メディア掲載:「日経新聞に掲載」
- 受賞歴:「◯◯アワード受賞」
- 資格:「国家資格保有者が対応」
- 推薦:「◯◯協会推奨」
これらをファーストビューに入れることで、「この会社は信頼できそう」という第一印象を作れます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:自社の「数字になる実績」を洗い出す
以下の切り口で、数字化できる実績を書き出してください。
- 顧客数:導入企業数、累計顧客数、会員数
- 満足度:顧客満足度、リピート率、継続率
- 実績量:年間対応件数、累計販売数、施工実績
- 経験:創業年数、業界経験年数
- スピード:対応時間、納品日数
- 成果:平均改善率、コスト削減率
Step 2:第三者評価・権威性を探す
- メディア掲載歴
- 受賞歴・認定
- 保有資格
- 取引先(大手企業名を出せるか確認)
- 業界団体への加盟
Step 3:最もインパクトのある1〜3項目をファーストビューに配置
全てを詰め込む必要はありません。最も信頼に直結する1〜3項目を選び、キャッチコピー周辺に配置します。
配置パターン例:
- キャッチコピーの上に小さく「導入実績500社」
- CTAボタンの近くに「顧客満足度98%」
- ファーストビュー下部にロゴ(取引先・メディア掲載)を並べる
数字は「◯◯以上」「約◯◯」でも構いません。曖昧な表現よりは、概算でも数字を出す方が効果的です。
No.7|背景画像は「雰囲気」ではなく「サービスを想起させる意味のある画像」にする
🚨 問題:「なんとなくオシャレ」な画像を使っていませんか?
ファーストビューの背景に、こんな画像を使っていませんか?
- 青空と緑の草原
- 握手しているビジネスマン
- 抽象的な幾何学模様
- 都会のビル群の夜景
これらは「雰囲気」は出ますが、サービスの内容は1ミリも伝わりません。
訪問者がファーストビューを見る時間は平均3秒。その短い時間で「何のサービスか」を伝えるには、画像も情報を伝える役割を担うべきです。なのに、雰囲気だけの画像では、その貴重な伝達チャンスを無駄にしています。
💡 なぜ重要か:画像は文字より速く伝わる
人間の脳は、画像を文字の60,000倍の速度で処理すると言われています。つまり、適切な画像を使えば、文字を読む前に「何のサービスか」を瞬時に伝えられるのです。
| 雰囲気画像(❌) | 意味のある画像(✅) |
|---|---|
| 握手するビジネスマン | 実際のコンサルティング風景 |
| オフィスビルの外観 | スタッフが作業している様子 |
| 抽象的なイメージ | 商品・サービスのビフォーアフター |
| フリー素材の笑顔 | 実際の顧客・社員の写真 |
理想は「画像だけで何屋か分かる」状態です。文字を読まなくても、パッと見て「あ、これは◯◯のサービスだな」と認識できれば、その画像は機能しています。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在の画像を「無音テスト」する
ファーストビューから文字を全て消して画像だけを見てください。それで何のサービスか分かりますか? 分からなければ、その画像は「雰囲気」止まりです。
Step 2:「意味のある画像」の候補を挙げる
以下のカテゴリから、サービスを想起させる画像を検討してください。
1. プロセス系
- サービス提供中の様子
- 作業・施工の風景
- 打ち合わせシーン
2. 成果系
- ビフォーアフター
- 完成した成果物
- 顧客が使用している様子
3. 人物系
- 実際のスタッフ
- 代表者の写真
- (許可を得た)顧客の写真
4. 商品・ツール系
- 実際に使う道具・機材
- 商品そのもの
- 管理画面・ダッシュボード
Step 3:撮影または素材選定を行う
最も効果的なのは「オリジナル撮影」です。スマホでも構わないので、実際のサービス風景を撮影しましょう。
素材を使う場合は、業種特化の素材サイト(Adobe Stock、PIXTA等で業種検索)を活用し、できるだけリアルなシーンを選んでください。
画像選定後、もう一度「無音テスト」を実施して、サービスが伝わるか確認しましょう。
No.8|動画・スライダーは表示速度と離脱率を計測して効果検証する
🚨 問題:「動画を入れたら格好良くなった」で満足していませんか?
ファーストビューに動画やスライダー(カルーセル)を入れると、見た目は確かにリッチになります。しかし、「見た目が良い=効果がある」とは限りません。
多くのサイトで、動画やスライダーを入れた結果、以下の問題が起きています。
- 表示速度が遅くなった(特にスマホで3秒以上かかる)
- 肝心のメッセージが伝わらない(動画に気を取られてコピーを読まない)
- スライダーの2枚目以降が見られていない(実は1枚目しか見ていない)
「格好良くなった」という自己満足で、コンバージョンが下がっているサイトは非常に多いのです。
💡 なぜ重要か:動画・スライダーは諸刃の剣
動画やスライダーには、メリットとデメリットの両面があります。
動画のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 印象に残りやすい | ファイルサイズが大きく表示が遅い |
| 情報量が多い | 自動再生は音声オフでも不快に感じる人がいる |
| 動きで目を引く | 肝心のCTAから注意をそらす |
スライダーのメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 複数の情報を1箇所に | 2枚目以降のクリック率は1%未満(調査データ) |
| 見た目が動的で新鮮 | メッセージが分散して何も伝わらない |
| 多くの情報を載せられる | 自動切り替えは読み途中で変わりストレス |
つまり、「なんとなく入れる」のではなく、「効果を検証して判断する」ことが重要です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:表示速度を計測する
PageSpeed Insightsで、動画・スライダーがあるページの表示速度をチェックします。
確認ポイント:
- モバイルのスコアが50未満 → 要改善
- LCP(最大コンテンツの描画)が2.5秒以上 → 要改善
- 「改善できる項目」に動画や画像が挙がっている → 要対応
Step 2:離脱率・滞在時間を確認する
GA4で、動画・スライダーを入れる前と後で以下を比較します。
- 直帰率(エンゲージメント率)
- 平均滞在時間
- CTAのクリック率
- コンバージョン率
もし導入後に数値が悪化していたら、動画・スライダーが原因の可能性大です。
Step 3:A/Bテストで判断する
最終的には「動画あり版」と「静止画版」でA/Bテストを実施し、どちらがコンバージョンに貢献するかを数字で判断します。
判断の目安:
- 表示速度が遅くなり、CV率も下がった → 削除
- 表示速度は許容範囲で、CV率が上がった → 継続
- 変わらない → 軽量化して継続 or シンプル化
「格好良いから」ではなく「数字で効果があるから」採用する、という姿勢が重要です。
No.9|PC/スマホそれぞれでファーストビューを別設計にする
🚨 問題:「レスポンシブだから大丈夫」と思っていませんか?
レスポンシブデザインが当たり前になり、「PC版を作れば自動的にスマホでも見られる」と考える人が増えました。
しかし、「見られる」と「最適化されている」は全く違います。
よくある問題:
- PCでは綺麗に収まっていたキャッチコピーが、スマホでは3行になって読みにくい
- PC用の横長画像が、スマホでは上下に圧縮されて何が写っているか分からない
- PCでは目立っていたCTAが、スマホではスクロールしないと見えない
- 文字サイズがスマホでは小さすぎて読めない
現在、多くの業種でアクセスの60〜80%がスマホ経由です。PC版を縮小しただけのスマホ表示では、大多数のユーザーに最適な体験を提供できていません。
💡 なぜ重要か:PCとスマホでは「見え方」が根本的に違う
PCとスマホでは、画面サイズだけでなく、閲覧環境・行動パターンが異なります。
| PC | スマホ | |
|---|---|---|
| 画面比率 | 横長(16:9など) | 縦長(9:16など) |
| 閲覧環境 | 集中して見る(オフィス等) | ながら見(移動中等) |
| 操作 | マウス(精密操作可) | 指(タップ領域が必要) |
| 表示領域 | 広い(情報を並列表示可) | 狭い(縦スクロール前提) |
同じデザインを縮小しても、別デバイスには最適化されません。特にファーストビューは「最初の3秒」で判断される重要な場所。デバイスごとに設計を分けることで、それぞれのユーザーに最適な第一印象を与えられます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:スマホ実機で現状を確認する
開発者ツールのエミュレーターではなく、実際のスマホで自社サイトを開いてください。
チェックポイント:
- キャッチコピーは1〜2行で収まっているか?
- 文字サイズは読みやすいか?(16px以上推奨)
- CTAはスクロールせずに見えるか?
- 背景画像は意図通りに表示されているか?
- タップしたい場所を正確にタップできるか?
Step 2:スマホ専用のファーストビュー設計を作る
PC版をベースにするのではなく、スマホファーストで設計します。
スマホ用に調整すべき要素:
- キャッチコピー:短く、1〜2行に収まるように(改行位置も指定)
- 背景画像:縦長にトリミングした別画像を用意
- CTA:画面下部に固定表示、または最上部に配置
- 情報量:PC版より要素を減らし、本当に重要なものだけ残す
- 文字サイズ:本文16px以上、見出し20px以上
Step 3:CSSまたはCMSでデバイス別表示を実装
方法1:CSSメディアクエリで出し分け
/* PC用 */
@media (min-width: 769px) { ... }
/* スマホ用 */
@media (max-width: 768px) { ... }
方法2:CMSの機能を使う
WordPress等では、デバイス別に異なるコンテンツを表示するプラグインや、テーマの機能が使えます。
方法3:別ページを用意
根本的に異なる設計が必要な場合、スマホ専用ランディングページを別途作成する方法もあります。
No.10|ファーストビューだけで「何屋か」が3秒で伝わるかテストする
🚨 問題:「伝わっているはず」という思い込み
「うちのサイト、何のサービスか見れば分かるでしょ?」
制作側・運営側はそう思っていても、初めて訪れるユーザーには全く伝わっていないことが非常に多いです。
なぜか?自社のサービスを熟知している人間が見ているからです。背景知識があれば、抽象的なキャッチコピーでも意味が分かります。しかし、初見のユーザーにはその前提がありません。
「オシャレなデザインだけど、結局何の会社?」
「色々書いてあるけど、自分に関係あるサービス?」
こう思われた瞬間、3秒で離脱されます。ファーストビューの役割は「全てを伝える」ことではなく、「何屋かを瞬時に伝え、続きを読む気にさせる」ことなのです。
💡 なぜ重要か:「3秒ルール」の現実
複数の調査が示すように、ユーザーがページに留まるか離脱するかを判断する時間はわずか3秒です。
| 状態 | ユーザーの判断 |
|---|---|
| 3秒で「何のサービスか」分かる | 「もう少し見てみよう」→ スクロール |
| 3秒で分からない | 「自分に関係なさそう」→ 離脱(戻るボタン) |
特にスマホでは、片手でサッと見て判断するため、PCよりさらに厳しいと考えてください。
また、この3秒間に「自分向けのサービスだ」と認識させることで、その後のメッセージの説得力も変わります。最初の認識がズレると、どれだけ良い内容を書いても響きません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「5秒テスト」を実施する
テスト方法:
- 自社サービスを知らない人(家族、友人、社外の人)を5人集める
- ファーストビューだけを5秒間見せる(スクロールさせない)
- 画面を消して、以下を質問する
質問項目:
- このサイトは何のサービス(会社)ですか?
- 誰向けのサービスだと思いますか?
- 次に何をすればいいと思いましたか?
判定基準:
- 5人中4人以上が正しく答えられた → OK
- 5人中3人以下 → 要改善
Step 2:問題点を特定する
5秒テストで分からなかった人に、何が分からなかったかを深掘りします。
よくある原因:
- キャッチコピーが抽象的すぎる(「新しい価値を創造する」等)
- 業種・サービス内容を示す言葉がない
- 画像がサービスと関連していない
- 情報が多すぎて、どこを見ればいいか分からない
- 専門用語が使われていて意味が分からない
Step 3:改善してから再テストする
問題点を修正したら、別の5人で再度5秒テストを実施します。
改善の方向性:
- 「◯◯のための△△サービス」という形式で業種・対象を明示
- 背景画像をサービスを想起させるものに変更
- 情報を減らし、最も重要なメッセージに絞る
- 専門用語を平易な言葉に置き換える
合格基準を満たすまで、改善→テストを繰り返します。主観ではなく、第三者の反応という客観的な指標で判断することが重要です。
② メッセージ・コピー改善

“伝えたつもり”から”伝わる”へ
「うちの強みはちゃんと書いてあるのに、なぜ伝わらないのか?」——その原因は、”伝えている”と”伝わっている”の間にある深い溝です。専門家であればあるほど、つい業界用語や抽象的な表現を使いがち。しかし、読者は素人です。
読者が求めているのは「自分の悩みが解決するかどうか」だけ。どれだけ熱く語っても、相手の言葉で語らなければ届きません。主語を「私たちは」から「あなたは」に変えるだけで、読者の目の色が変わります。今こそ、伝わる言葉に書き換える時です。
No.11|専門用語を中学生でも分かる言葉に置き換える
🚨 問題:「当たり前」の専門用語が壁を作っている
「うちの業界では普通に使う言葉なんですけど…」
その「普通」が、見込み客を逃している原因かもしれません。
- 「リードナーチャリングで顧客育成を実現」
- 「エビデンスに基づいたアプローチ」
- 「シームレスなUXを提供」
- 「アジャイルな開発体制」
専門家同士の会話では問題ない言葉でも、一般の訪問者には外国語と同じです。理解できない言葉が並んでいるサイトを見て、人は「難しそう」「自分には関係なさそう」と判断します。
専門用語は無意識のうちに「壁」を作り、見込み客を門前払いしているのです。
💡 なぜ重要か:分からない言葉は「不安」に変わる
人間の脳は、理解できないものに対して警戒心を抱きます。知らない言葉が並んでいると、以下のような心理が働きます。
| 専門用語が多いサイト | 分かりやすいサイト |
|---|---|
| 「難しそう…自分には無理かも」 | 「これなら自分でも分かる」 |
| 「専門家向けのサービスっぽい」 | 「初心者の自分にも対応してくれそう」 |
| 「質問したら馬鹿にされそう」 | 「気軽に相談できそう」 |
専門用語を使うことで「プロっぽく見せたい」という意図が逆効果になり、「この会社は敷居が高そう」という印象を与えてしまいます。
本当のプロは、難しいことを簡単に説明できる人です。専門用語を使わないことは、レベルを下げることではなく、コミュニケーション能力の高さの証明です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:サイト内の専門用語をリストアップする
自社サイトの主要ページ(トップ、サービス紹介、料金ページ等)を読み、業界外の人が分からない可能性のある言葉を全て書き出してください。
判断基準:「中学生に説明できるか?」
Step 2:それぞれを「日常語」に変換する
| 専門用語 | 日常語への変換例 |
|---|---|
| リードナーチャリング | 見込み客を育てる仕組み |
| エビデンス | 根拠、データ |
| シームレス | つなぎ目なく、スムーズに |
| アジャイル | 柔軟に、素早く |
| コンバージョン | お問い合わせ、購入 |
| UI/UX | 使いやすさ、見た目と操作感 |
| ローンチ | 公開、リリース |
Step 3:置き換えが難しい場合は「補足説明」を入れる
どうしても専門用語を使う必要がある場合は、直後に補足を入れましょう。
例えば:
- 「SEO(検索エンジン対策)を強化して…」
- 「CMS(サイトの更新システム)を導入すれば…」
1つの記事・ページにつき、専門用語は3つまでを目安にしてください。それ以上は読者の理解が追いつきません。
No.12|「私たちは〜」主語を「あなたは〜」主語に書き換える
🚨 問題:「私たち自慢」になっていませんか?
多くの企業サイトの文章は、こんな形式で書かれています。
- 「私たちは◯◯を提供しています」
- 「当社は◯◯の技術で業界をリードしています」
- 「弊社の強みは◯◯です」
一見、何も問題なさそうに見えます。しかし、これは企業視点の「自分語り」であり、訪問者にとっては「他人事」なのです。
読者が知りたいのは「あなたの会社がどれだけすごいか」ではなく、「自分にとってどんなメリットがあるか」です。「私たちは〜」で始まる文章は、そこに答えていません。
💡 なぜ重要か:人は「自分ごと」にしか反応しない
心理学的に、人は自分に関係のある情報に注意を向けやすい性質があります(カクテルパーティ効果)。
| 「私たち」主語(❌) | 「あなた」主語(✅) |
|---|---|
| 私たちは迅速な対応を心がけています | あなたの問い合わせには24時間以内に返信します |
| 当社は豊富な実績があります | あなたと同じ業種で200社以上の支援実績があります |
| 弊社は最新技術を導入しています | あなたの作業時間を従来の半分に短縮できます |
左の文章は「会社の説明」、右の文章は「読者への約束」です。
同じ内容でも、主語を変えるだけで「自分に関係ある情報だ」と認識されやすくなります。サイト全体で「あなた」主語に統一することで、読者のエンゲージメントは劇的に向上します。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「私たち・当社・弊社」を検索する
サイト内検索またはテキストエディタで、以下のキーワードを検索してください。
- 私たち
- 当社
- 弊社
- 我々
- 当店
- 私ども
これらが何回使われているか数えてみましょう。10回以上あれば要改善です。
Step 2:「あなたは〜できる」形式に変換する
見つけた文章を、以下の変換パターンで書き換えます。
変換パターン:
- 「私たちは〜を提供します」→「あなたは〜を受けられます」
- 「当社の強みは〜です」→「あなたが得られるメリットは〜です」
- 「弊社は〜をしています」→「あなたのために〜ができます」
変換例:
- Before:「私たちは月額5万円で運用代行を提供しています」
- After:「あなたは月額5万円で、面倒な更新作業から解放されます」
Step 3:不自然になる場合は「お客様」に置き換える
「あなた」が不自然に感じる文脈では、「お客様」を使いましょう。
例えば:
- 「お客様の課題に合わせてカスタマイズします」
- 「お客様の声を元に改善を続けています」
ただし、CTAや見出しなど目立つ場所では「あなた」の方が強く響きます。状況に応じて使い分けてください。
No.13|抽象表現(高品質・安心等)を具体的な数字・事例に変える
🚨 問題:「高品質」「安心」は何も伝えていない
以下のような表現、自社サイトにありませんか?
- 「高品質なサービスを提供」
- 「安心・安全のサポート体制」
- 「圧倒的なコストパフォーマンス」
- 「充実したアフターフォロー」
- 「お客様に寄り添った対応」
これらは一見ポジティブな印象を与えそうですが、実は何も具体的なことを伝えていません。
どのサイトにも書いてある「高品質」は、もはや意味のない装飾語になっています。「高品質です」と言われても、読者は「そりゃどこもそう言うよね」と冷めた目で見ています。
💡 なぜ重要か:抽象語は「疑い」を生み、数字は「信頼」を生む
人間の脳は、具体的な情報を処理するときに「本当っぽい」と感じ、抽象的な情報には「怪しい」と感じる傾向があります。
| 抽象表現(❌) | 具体的な数字・事例(✅) |
|---|---|
| 高品質 | 不良品率0.1%以下、検査工程5段階 |
| 安心サポート | 24時間365日対応、平均応答時間3分 |
| コスパが良い | 業界平均より30%安い、初期費用0円 |
| 充実したフォロー | 導入後6ヶ月間は月2回の定期ミーティング |
| 寄り添った対応 | 担当者固定制、LINEで気軽に相談可能 |
右の表現は「検証可能」なので信頼されます。嘘をついていないことが分かるからです。
また、競合との差別化にもなります。「高品質」はどこでも言えますが、「検査工程5段階」は真似できません。具体的であるほど、独自の強みとして認識されます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:抽象ワードを洗い出す
以下の言葉がサイト内にないか検索してください。
- 高品質、最高品質、プレミアム
- 安心、安全、信頼
- 圧倒的、抜群、最高水準
- 丁寧、きめ細かい、充実
- スピーディ、迅速、柔軟
これらが見つかったら、なぜそう言えるのか?を自問します。
Step 2:「なぜ?」を掘り下げて数字・事実を探す
各抽象表現について、根拠となる事実を3つ挙げてください。
例:「高品質なWebサイトを制作」
- なぜ高品質? → 制作前のヒアリングに平均3時間かける
- なぜ高品質? → 公開前に20項目のチェックリストで検証
- なぜ高品質? → 納品後1年間の修正対応無料
Step 3:最も説得力のある事実で置き換える
掘り下げた事実の中から、最もインパクトのあるものを選んで文章を書き換えます。
書き換え例:
- Before:「高品質なWebサイトを制作します」
- After:「20項目の品質チェックと1年間の無料修正保証付きでWebサイトを制作します」
数字が出せない場合は、具体的な事例やエピソードで代用してください。「先日も〇〇業界のお客様から△△というご相談をいただき…」のような形です。
No.14|強みを”当たり前”ではなく”選ばれる理由”として言語化する
🚨 問題:「うちの強み」が競合と同じになっていませんか?
「御社の強みは何ですか?」と聞かれたとき、こう答えていませんか?
- 「丁寧な対応です」
- 「スピード対応です」
- 「価格の安さです」
- 「品質の高さです」
残念ながら、これらは「強み」ではなく「当たり前」です。同業他社も全く同じことを言っています。
検索して出てくる競合サイトを5つ見てみてください。「丁寧」「スピード」「高品質」——同じ言葉が並んでいるはずです。これでは「あえてあなたを選ぶ理由」になりません。
💡 なぜ重要か:「なぜあなたなのか?」に答えられないと選ばれない
顧客が最終的に発注先を決めるとき、頭の中にはこんな問いがあります。
「同じようなサービスが複数ある中で、なぜこの会社を選ぶべきなのか?」
この問いに「丁寧だから」「スピードが速いから」では答えになりません。どこも同じことを言っているからです。
| 「当たり前」の強み(❌) | 「選ばれる理由」になる強み(✅) |
|---|---|
| 丁寧な対応 | Web担当がいない会社向けに、専門用語を使わず説明します |
| スピード対応 | 修正依頼から24時間以内に対応。土日も稼働しています |
| 価格が安い | 不要な機能を削ぎ落とし、本当に必要な機能だけを適正価格で |
| 品質が高い | 公開前に20項目のチェックリストで検証。1年間の無料修正保証付き |
「選ばれる理由」とは、その強みの背景にある「具体的な仕組み・理由・ストーリー」です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:競合が言っていない「独自の理由」を掘り下げる
現在の「強み」に対して、以下の質問を自分に投げかけてください。
- なぜそれができるのか?(背景・仕組み)
- どうやって実現しているのか?(具体的方法)
- 誰のためにそれをしているのか?(ターゲット特化)
- いつからそれをしているのか?(経験・実績)
例:「スピード対応」
- なぜ速い? → 社内で完結できる体制(外注なし)
- どうやって? → 専用のタスク管理ツールで即座に着手
- 誰のため? → 「明日までに」が多い広告代理店向け
- いつから? → 10年間、納期遅延ゼロを継続中
Step 2:「だから◯◯できる」の形式で言語化する
掘り下げた内容を、顧客にとってのメリットに変換します。
変換例:
- 「スピード対応です」
↓ - 「社内完結体制だから、修正依頼から24時間以内に対応できます。急ぎの案件が多い広告代理店様に選ばれています。」
Step 3:競合サイトと比較して「被らない表現」に仕上げる
最後に、同業他社のサイトを5社チェックして、同じ表現がないか確認してください。
被っていたら、さらに具体化・差別化します。数字、ターゲット、実績、仕組みの詳細を追加することで、オンリーワンの表現に仕上げます。
No.15|読者の悩み→共感→解決策→未来像の流れを明確にする
🚨 問題:「いきなりサービス紹介」になっていませんか?
多くの企業サイトは、ページを開くとすぐに「サービス内容」や「機能」の説明が始まります。
- 「◯◯プランでは△△が可能です」
- 「当サービスの特徴は□□です」
- 「充実の機能ラインナップ」
しかし、訪問者の頭の中にはまだ「このサービスは自分に必要なのか?」という疑問が残っています。その疑問に答えないまま機能説明をしても、心に響きません。
人が行動を起こすには、「機能を知る」前に「自分の悩みが解決されると確信する」プロセスが必要なのです。
💡 なぜ重要か:人は「論理」より「感情」で動く
心理学の研究では、人の購買行動の約95%は無意識(感情)で決定されると言われています。機能説明は「論理」に訴えますが、行動を起こさせるには「感情」を動かす必要があります。
効果的なコピーの流れ:
① 悩み:「あなたもこんな悩みがありませんか?」(共感を得る)
↓
② 共感:「その気持ち、よく分かります」(味方だと認識させる)
↓
③ 解決策:「その悩みを解決する方法があります」(希望を見せる)
↓
④ 未来像:「解決後、こんな状態になれます」(行動の動機を与える)
この流れを通過することで、読者は「自分のための情報だ」→「この会社なら分かってくれる」→「解決できそう」→「やってみたい」と感情が動きます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ターゲットの「悩み」を5つ書き出す
実際の顧客から聞いた悩み、問い合わせでよく聞かれることを5つ挙げてください。
例(Web制作会社の場合):
- ホームページを作ったけど全く問い合わせが来ない
- 更新の仕方が分からず、放置してしまっている
- スマホで見ると崩れていて恥ずかしい
- 何から手をつければいいか分からない
- 前の業者と連絡が取れなくなった
Step 2:4段階の流れでページ構成を設計する
① 悩みパート(ファーストビュー〜冒頭)
「こんなお悩みはありませんか?」と悩みを列挙。読者が「自分のことだ」と思う状態を作る。
② 共感パート
「実は、多くのお客様が同じ悩みを抱えています」「ご安心ください」など、敵ではなく味方であることを示す。
③ 解決策パート
「その悩みを解決するのが、当社の◯◯です」と、サービス内容を悩みの解決策として紹介。
④ 未来像パート
「◯◯を導入したお客様は、今では△△という状態になっています」と、解決後の姿を具体的に描写。
Step 3:見出しだけで流れが伝わるか確認する
ページの見出し(H2、H3)だけを抜き出して並べてみてください。
良い例:
- H2:こんなお悩みはありませんか?
- H2:その悩み、解決できます
- H2:◯◯サービスの特徴
- H2:導入後のお客様の声
- H2:まずは無料相談から
見出しだけで「悩み→解決→行動」の流れが分かればOKです。
No.16|見出し・箇条書きだけ読んでも要点が理解できるか確認する
🚨 問題:「全文読めば分かる」は通用しない
丁寧に書かれた長文の説明文。しかし現実には、Webページの訪問者は全文を読みません。
アイトラッキング調査によると、Webページでは約80%の人が「流し読み」をしています。目に入るのは、見出し、太字、箇条書きなど、視覚的に目立つ部分だけです。
つまり、本文を丁寧に書いても、見出しが曖昧なら内容は伝わっていないのです。
「詳しく読めば分かります」は、制作側の言い訳。読まれないことを前提に設計するのがWebコピーの鉄則です。
💡 なぜ重要か:見出しは「読む/読まない」の判断材料
訪問者がページをスクロールするとき、見出しを見て「この先を読むかどうか」を瞬時に判断しています。
| 曖昧な見出し(❌) | 要点が伝わる見出し(✅) |
|---|---|
| サービスについて | 月額3万円で更新作業を丸投げできます |
| 特徴 | 選ばれる3つの理由 |
| 詳細情報 | 料金・納期・対応範囲を公開 |
| お客様の声 | 導入後3ヶ月で問い合わせが2倍になった事例 |
| お問い合わせ | 30秒で完了!無料相談はこちら |
見出しだけを読んで「このページには自分に必要な情報がある」と判断させることが重要です。見出しが機能していなければ、どれだけ本文を充実させても意味がありません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:見出しだけを抜き出す「スケルトンテスト」
主要ページ(トップ、サービス、料金など)の見出し(H2、H3)だけを抜き出して、別のドキュメントに並べてください。
例えば:
H2: サービス紹介
H3: 特徴1
H3: 特徴2
H3: 特徴3
H2: 料金
H2: よくある質問
H2: お問い合わせ
Step 2:見出しだけでページの内容が分かるか確認する
抜き出した見出しだけを読んで、以下の質問に答えられるか確認します。
- 何のサービスか分かるか?
- 誰向けのサービスか分かるか?
- どんなメリットがあるか分かるか?
- 料金はいくらか分かるか?
- 次に何をすればいいか分かるか?
答えられない項目があれば、その見出しは曖昧すぎます。
Step 3:「具体的な内容」を見出しに盛り込む
曖昧な見出しを、本文の要約に書き換えます。
書き換えのコツ:
- 数字を入れる:「3つの理由」「月額5万円」「2倍に増加」
- 結果を入れる:「〜できる」「〜になる」
- 対象を入れる:「初心者向け」「Web担当不在の企業向け」
例えば:
- Before:「サービスの特徴」
- After:「Web担当がいなくても運用できる3つの仕組み」
見出しは「本文を読ませるためのコピー」です。見出しで興味を引けなければ、本文は読まれません。
No.17|長文を「1文1メッセージ」に分解し、読みやすくする
🚨 問題:一文が長すぎて、何が言いたいか分からない
以下のような文章、サイトにありませんか?
「当社は創業以来30年にわたり、お客様のニーズに寄り添いながら、常に最新の技術を取り入れ、業界のトレンドを先取りしたサービスを提供することで、多くのお客様から信頼をいただいており、今後も変わらぬ姿勢でお客様のビジネスの成長をサポートしてまいります。」
読んでいて疲れませんでしたか?これは1文に複数のメッセージを詰め込みすぎている典型例です。
長い文章は、読者の脳に負担をかけます。途中で意味を追えなくなり、「なんとなく良いこと言ってるけど、結局何?」という印象だけが残ります。
💡 なぜ重要か:短い文章は「理解」と「信頼」を生む
認知心理学の研究では、情報は小さなチャンクに分けた方が記憶・理解されやすいことが分かっています(チャンキング効果)。
| 長い1文(❌) | 分解した複数文(✅) |
|---|---|
| 読んでいる途中で前半を忘れる | 1文ずつ理解しながら読める |
| 「何が言いたいの?」と思う | 「なるほど」と納得しながら進める |
| 読み飛ばされやすい | 最後まで読まれやすい |
また、短い文章は自信の表れと受け取られます。言いたいことを端的に言える=内容に自信がある、という印象を与えるのです。
目安は「1文40文字以内」「1文1メッセージ」。これを守るだけで、読みやすさは劇的に向上します。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:長い文章を見つける
サイト内の主要ページで、1文が60文字以上の箇所を探してください。
判断基準:読点(、)が3つ以上ある文は、ほぼ確実に長すぎます。
Step 2:「。」で区切って分解する
長い文章を、複数の短い文に分解します。
Before(116文字):
当社は創業以来30年にわたり、お客様のニーズに寄り添いながら、常に最新の技術を取り入れ、業界のトレンドを先取りしたサービスを提供することで、多くのお客様から信頼をいただいています。
After(4文に分解):
当社は創業30年。常に最新技術を取り入れ、業界トレンドを先取りしてきました。お客様のニーズに寄り添うサービスを提供しています。おかげさまで、多くのお客様から信頼をいただいています。
Step 3:接続詞で流れを整える
分解しただけでは、文章がブツ切りになることがあります。接続詞を適切に入れて、流れを整えましょう。
よく使う接続詞:
- 追加:「また」「さらに」「加えて」
- 理由:「なぜなら」「というのも」
- 結果:「だから」「そのため」「結果として」
- 転換:「しかし」「ただし」「一方で」
- 具体化:「たとえば」「具体的には」
最終チェック:
- 1文40文字以内か?
- 読点は2つまでか?
- 1文で伝えているメッセージは1つか?
No.18|比較表・たとえ話・ビフォーアフターで理解を助ける
🚨 問題:説明が「言葉だけ」で伝わりにくい
「このサービスは従来のものより効率的です」
「画期的なシステムで業務を改善できます」
こう書いても、読者は「どれくらい効率的?」「何がどう変わるの?」と疑問に思います。
テキストだけで説明しようとすると、抽象的になりがちです。読者は自分の状況に当てはめてイメージできなければ、行動しません。
特に、目に見えないサービス(コンサルティング、システム、サポート等)は、言葉だけでは価値が伝わりにくいのです。
💡 なぜ重要か:「比較」があると価値が分かる
人間の脳は、絶対的な価値よりも相対的な価値を理解しやすいようにできています。
「月額5万円」と言われても高いか安いか分かりませんが、「従来100万円かかっていたものが月額5万円に」と言われれば、お得だと感じます。
| 手法 | 効果 |
|---|---|
| 比較表 | 選択肢を並べることで、違いと優位性が明確になる |
| たとえ話 | 未知のものを既知のものに置き換え、直感的に理解できる |
| ビフォーアフター | 変化を具体的にイメージでき、行動の動機になる |
これらを使うことで、「よく分からない」を「なるほど!」に変えることができます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:比較表で「違い」を見せる
自社サービスと従来の方法、または競合との違いを表形式で示します。
例:Web運用代行の比較表
| 自社対応 | 一般的な制作会社 | 当社の運用代行 | |
|---|---|---|---|
| 更新スピード | 担当者次第 | 依頼から1週間 | 依頼から24時間以内 |
| 月額費用 | 人件費+ツール代 | 5〜10万円 | 3万円〜 |
| 相談 | 社内で解決 | 都度見積もり | 回数無制限 |
Step 2:たとえ話で「直感的」に伝える
抽象的な概念を、読者が知っているものに置き換えます。
例えば:
- SEO対策 →「Googleという巨大ショッピングモールで、一等地に店を構えるようなもの」
- セキュリティ対策 →「家の鍵を最新のものに交換するようなもの」
- CMS導入 →「ブログを書くような感覚でホームページを更新できる」
ポイント:ターゲットが日常で触れているものを使うこと。経営者向けなら経営用語、主婦向けなら家事育児の例など。
Step 3:ビフォーアフターで「変化」を描く
導入前と導入後の状態を、具体的に対比させます。
例:Web制作サービスのビフォーアフター
| Before(導入前) | After(導入後) |
|---|---|
| 更新方法が分からず3年放置 | 月2回、自分で更新できるように |
| 問い合わせ月0件 | 問い合わせ月10件に増加 |
| 「古臭い」とお客様から言われた | 「綺麗になったね」と褒められた |
| 何から手をつけていいか分からない | 優先順位が明確になり、計画的に改善 |
ビフォーアフターは「お客様の声」と組み合わせると、さらに説得力が増します。
No.19|「だから何?」「それで私にどんな得が?」と自問しながら削る
🚨 問題:「言いたいこと」と「伝わること」は違う
サイトに情報を詰め込めば詰め込むほど良い、と思っていませんか?
実際には、情報が多すぎると逆効果です。人間の脳は処理できる情報量に限界があり、多すぎると「面倒だ」と感じて離脱します。
さらに問題なのは、企業が「言いたいこと」と顧客が「知りたいこと」のズレです。
- 企業:「うちの技術はすごいんです!」
- 顧客:「で、私にどんな得があるの?」
このギャップがある限り、どれだけ情報を載せても心に響きません。
💡 なぜ重要か:「不要な情報」は「必要な情報」を埋もれさせる
情報を削ることは、情報を伝えやすくすることです。
| 情報過多のサイト | 厳選されたサイト |
|---|---|
| どこを見ればいいか分からない | 視線が自然に重要な箇所へ向かう |
| 全部読む気になれず離脱 | サッと読んで理解・行動できる |
| 本当に伝えたいことが埋もれる | 伝えたいことが確実に届く |
「これも大事、あれも大事」と思っているうちは、何も大事ではないのです。
真に重要な情報を届けるには、「削る勇気」が必要です。残すべきは「顧客にとって価値のある情報」だけ。それ以外は、潔く削除しましょう。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「だから何?」テストを実施する
サイト内の全ての文章に対して、「だから何?(So what?)」と問いかけてください。
例えば:
- 「創業30年の実績があります」→ だから何? → 「だから、◯◯の問題に対応できるノウハウがある」
- 「最新の技術を導入しています」→ だから何? → 「だから、処理速度が従来の2倍速い」
- 「お客様第一主義です」→ だから何? → 「だから、…あれ、具体的に何が変わる?」
「だから何?」に答えられない文章は、削除候補です。
Step 2:「それで私にどんな得が?」テストを実施する
次に、顧客視点で「私にどんなメリットがあるの?」と問いかけます。
チェックポイント:
- この情報は、顧客の「悩み解決」に役立つか?
- この情報は、顧客の「意思決定」に役立つか?
- この情報がなくても、顧客は困らないのでは?
顧客の役に立たない情報は、自己満足です。削除するか、顧客メリットに言い換えましょう。
Step 3:各ページの情報を50%削ることを目標にする
思い切って、現在の半分の情報量を目標に削ってみてください。
削除の優先順位:
- 1. 顧客に関係ない自社アピール
- 2. 競合も言っている差別化にならない情報
- 3. 詳しく知りたい人だけが見ればいい詳細情報(別ページ化)
- 4. 重複している情報
- 5. 古い情報
削った後、「これで足りるのか?」と不安になるかもしれません。しかし、本当に必要な情報だけが残ったサイトは、驚くほど伝わりやすくなります。
No.20|売り文句ではなく”判断材料”を提供し、読者に選ばせる
🚨 問題:「買ってください!」が逆効果になっている
「今すぐお申込みください!」
「他社と比べてください、圧倒的に優れています!」
「絶対に後悔させません!」
こうした押し売り的なコピーを見て、あなたは申し込みたくなりますか? 多くの人は逆に警戒心を抱きます。
現代の消費者は、売り込まれることに敏感です。「買わせよう」という意図が見えた瞬間、防御本能が働き、離脱します。
特にWebでは、比較検討が容易です。押し売り感のあるサイトは、すぐに「戻る」ボタンで去られてしまいます。
💡 なぜ重要か:人は「売られる」より「自分で選びたい」
心理学の研究では、人は自分で決めた選択に対してコミットメントが高まることが分かっています(選択の自由効果)。
逆に、強制されたと感じると反発します(心理的リアクタンス)。
| 売り文句(❌) | 判断材料の提供(✅) |
|---|---|
| 「絶対おすすめです!」 | 「こういう方には向いています/向いていません」 |
| 「今すぐ買うべきです!」 | 「他社との違いを比較表でまとめました」 |
| 「間違いありません!」 | 「実際のお客様の声と、よくある失敗例をご紹介します」 |
「私たちを選んでください」ではなく、「あなたに合うか判断してください」というスタンスが信頼を生みます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「売り文句」を探して削除する
以下のような表現がサイトにないか確認し、削除または書き換えてください。
削除対象の表現:
- 「絶対に」「必ず」「間違いなく」(断定しすぎ)
- 「今すぐ」「急いで」「お早めに」(過度な煽り)
- 「No.1」「最高」「唯一」(根拠なしの誇大表現)
- 「!」の多用(広告っぽさの象徴)
Step 2:「判断材料」に置き換える
削除した売り文句の代わりに、客観的な判断材料を提供します。
判断材料の例:
- 比較情報:「A社・B社・当社の違いを表にまとめました」
- 向き不向き:「こんな方におすすめ/こんな方には向きません」
- 費用対効果:「導入費用と期待できる効果を試算しました」
- リスク説明:「導入時によくある失敗と、その回避方法」
- 期間・工数:「準備から導入まで、実際にかかる時間」
Step 3:「選ばない自由」も提示する
あえて「選ばなくていいケース」も伝えましょう。
例えば:
- 「まだ課題が明確でない段階では、まず◯◯をお試しいただく方がいいかもしれません」
- 「予算が限られている場合は、△△という選択肢もあります」
- 「こういうケースでは、当社より□□の方が向いています」
「選ばない選択肢」を提示することで、逆説的に信頼度が上がります。「売りたいだけじゃないんだな」と感じさせることで、「この会社は正直だ」という印象を与えられるのです。
③ CTA・導線設計

迷わせない・押しやすい・怖くない
せっかく興味を持ってくれた訪問者も、「次に何をすればいいか分からない」「ボタンを押すのが怖い」と感じた瞬間に離脱します。CTA(行動喚起ボタン)は、訪問者を”見込み客”に変える最重要ポイント。
しかし多くのサイトでは、CTAが目立たない場所に埋もれていたり、「送信」という無機質な文言で終わっていたり、押した後に何が起こるか分からなかったりします。迷わせない導線、押しやすいデザイン、押しても怖くない安心感。この3つを揃えれば、問い合わせ数は確実に変わります。
No.21|CTA文言を「送信」「申込」から「無料で◯◯を相談する」等の具体的行動に変える
🚨 問題:「送信」ボタンを押したい人はいない
フォームの送信ボタンに、こう書いていませんか?
- 「送信」
- 「申込」
- 「Submit」
- 「確認」
これらは機能の説明であって、行動の動機付けにはなりません。
「送信」を押すと何が起きるのか分からない。だから不安になる。不安になると、「やっぱりやめておこう」とページを閉じてしまいます。
せっかくフォームまで来た見込み客を、最後の最後で逃しているのです。
💡 なぜ重要か:ボタン文言で「心理的ハードル」が変わる
CTA(Call To Action)ボタンは、「これを押すと何が得られるか」を伝える最後のメッセージです。
| 機能的な文言(❌) | 価値を伝える文言(✅) |
|---|---|
| 送信 | 無料で相談する |
| 申込 | 3分で見積もりを依頼する |
| 資料請求 | 今すぐ資料を受け取る |
| 予約 | 無料体験を予約する |
| 登録 | 特典付きで会員になる |
右の文言は、ボタンを押した後に得られる価値を伝えています。これにより、「押す理由」が明確になり、心理的ハードルが下がります。
調査データでも、CTAの文言を変えるだけでコンバージョン率が20〜30%向上した事例が多数報告されています。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のCTA文言を洗い出す
サイト内の全てのボタン・リンクをチェックし、現在の文言を書き出してください。
- フォーム送信ボタン
- 資料請求ボタン
- 問い合わせボタン
- 購入・申込ボタン
- メルマガ登録ボタン
Step 2:「◯◯する」の動詞形式で書き換える
以下のテンプレートを使って、具体的な行動に書き換えます。
テンプレート:
- 「(無料で)◯◯を△△する」
- 「今すぐ◯◯を受け取る」
- 「◯◯について相談する」
書き換え例:
- 「送信」→「無料で見積もりを依頼する」
- 「申込」→「今すぐ体験レッスンを予約する」
- 「資料請求」→「3分で届く資料を受け取る」
- 「お問い合わせ」→「◯◯について無料で相談する」
Step 3:「押した後」の具体的なイメージを加える
さらに効果を高めるために、押した後に何が起きるかを示す補足を入れます。
補足の例:
- ボタン下に「*24時間以内に返信いたします」
- ボタン下に「*しつこい営業は一切しません」
- ボタン内に「30秒で完了」「無料」などの追記
No.22|1スクロール内に必ず1つCTAが見える状態にする
🚨 問題:「お問い合わせはページ最下部」になっていませんか?
多くのサイトで、CTAボタンがページの一番下にしか配置されていない状態を見かけます。
訪問者は、ページを読み進めるうちに「よし、相談してみよう」と思う瞬間が訪れます。しかし、その瞬間にCTAが目に入らなければ、行動に移せません。
「下までスクロールすればボタンがあるだろう」——そう思って探してくれる人は稀です。目の前にボタンがなければ、そのまま離脱するのが現実です。
💡 なぜ重要か:「行動したい瞬間」は一度きり
人の意思決定は、熱いうちに行動できるかどうかで大きく変わります。
| CTAが遠い場合 | CTAが近い場合 |
|---|---|
| 「後でいいか」と先延ばし | 「今すぐやろう」と即行動 |
| ボタンを探すうちに面倒になる | 目の前にあるからクリックする |
| 熱が冷めて離脱 | 熱いうちにコンバージョン |
ユーザーがどの位置でスクロールを止めても、視界内にCTAがある状態を作ることが理想です。
これを実現するためには、1スクロール(1画面分)に最低1つCTAを配置することが効果的です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のCTA配置をチェックする
主要ページ(トップ、サービス、LP等)を開き、1画面ずつスクロールしながらCTAが見えるか確認してください。
確認方法:
- 1. ページを開く
- 2. 1画面分スクロール → CTAが見えるか?
- 3. さらに1画面分スクロール → CTAが見えるか?
- 4. 最後までこれを繰り返す
CTAが見えない「空白区間」があれば、その区間で離脱リスクが高いということです。
Step 2:CTAの追加配置を計画する
空白区間に、適切なタイミングでCTAを追加します。
効果的な配置ポイント:
- ファーストビュー内(最も重要)
- サービス説明の直後
- 料金表の直後
- お客様の声の直後
- FAQの直後
- ページ最下部(フッター上)
追加の方法:
- テキストリンク:「→ 詳しくはこちらから無料相談」
- ボタン:「無料で相談する」
- バナー:「今なら初回相談無料」
Step 3:固定CTA(スティッキーCTA)を導入する
スマホでは特に、画面下部に固定表示されるCTAが効果的です。
固定CTAのパターン:
- 画面下部に「無料相談はこちら」バー
- 画面右下にフローティングボタン
- ヘッダーに固定の「お問い合わせ」ボタン
注意点:
- コンテンツを邪魔しない位置・サイズにする
- 閉じるボタンを用意する(ユーザビリティ)
- ページ上部では非表示→スクロール後に出現、もあり
目標は「どこでスクロールを止めても、CTAが1クリック以内にある」状態です。
No.23|CTAボタンの色・形・文言をサイト全体で統一する
🚨 問題:ページごとにバラバラなCTAになっていませんか?
「トップページは青いボタン、サービスページは緑のボタン、ブログは赤いリンク…」
このように、CTAのデザインがページごとに違うサイトは意外と多いです。
デザインの一貫性がないと、ユーザーは「これはクリックできるボタンなのか?」と迷います。迷いは離脱を生みます。
また、ページごとに「お問い合わせ」「ご相談」「資料請求」「無料相談」など文言が微妙に違うのも問題です。ユーザーは「全部同じことなのか、違うことなのか」が分かりません。
💡 なぜ重要か:統一感は「信頼」と「学習効果」を生む
CTAを統一することには、2つの大きなメリットがあります。
1. ブランドの信頼感が増す
デザインが統一されているサイトは、「ちゃんとした会社だ」という印象を与えます。逆にバラバラだと「適当に作られたサイト」に見えてしまいます。
2. ユーザーの「学習効果」が働く
1ページ目で「このオレンジのボタンが行動を促すボタンだ」と学習すれば、2ページ目以降は迷わずクリックできます。
| バラバラなCTA(❌) | 統一されたCTA(✅) |
|---|---|
| 毎回「これは押せる?」と考える | 見た瞬間「ここを押せばいい」と分かる |
| サイトへの信頼感が下がる | プロフェッショナルな印象 |
| コンバージョン率が下がる | コンバージョン率が上がる |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:CTAのルールを定義する
以下の項目について、サイト全体で使うルールを決めます。
定義すべき項目:
- 色:ブランドカラーの中から、背景と最もコントラストがつく色
- 形:角丸の程度、影の有無、枠線の有無
- サイズ:幅・高さ、スマホ時のサイズ
- フォント:書体、太さ、サイズ
- 文言:「無料で相談する」「資料を請求する」等を固定
例えば:
【CTA統一ルール】
- 色:オレンジ(#FF6600)
- 形:角丸8px、影あり
- 幅:PC=240px、スマホ=100%
- フォント:ゴシック体・Bold・16px
- 文言:「無料で相談する」に統一
Step 2:全ページのCTAを監査する
サイト内の全CTAを洗い出し、ルールに沿っているか確認します。
チェック対象:
- トップページ
- サービスページ
- 料金ページ
- 問い合わせページ
- ブログ記事
- フッター
- ヘッダー
- サイドバー
色・形・文言のいずれかが違っていたらリストアップしてください。
Step 3:CSSでクラス統一する
技術的には、共通のCSSクラスを作って全ページに適用するのが効率的です。
.cta-primary {
background-color: #FF6600;
color: #FFFFFF;
padding: 16px 32px;
border-radius: 8px;
font-weight: bold;
font-size: 16px;
box-shadow: 0 4px 6px rgba(0,0,0,0.1);
}
WordPressなどのCMSを使っている場合は、再利用可能なブロックやパターンとして登録しておくと、今後の更新でも統一を保てます。
No.24|CTA直前に「しつこい営業はしません」等の不安解消文を入れる
🚨 問題:CTAの直前で「怖い」と思われていませんか?
「無料で相談」と書かれたボタン。でも訪問者の頭の中には、こんな不安がよぎっています。
- 「無料って言っても、後から高額な請求が来るんじゃ…」
- 「電話番号を入れたら、しつこく営業電話がかかってくるかも」
- 「『無料相談』の後、断りにくい雰囲気になりそう」
- 「個人情報を入力して大丈夫かな…」
せっかくサービスに興味を持っても、この「最後の不安」が行動を止めています。
残念ながら、多くのサイトはこの不安に対処していません。ボタンを置いて終わり。だから、コンバージョン率が上がらないのです。
💡 なぜ重要か:不安は「明示的に解消」しないと消えない
人は不安を感じると、リスク回避のために「行動しない」を選びます。これは本能的な反応です。
サービスの良さをどれだけ伝えても、最後の不安が残っていれば行動しません。不安を解消する一文があるかどうかで、コンバージョン率は大きく変わります。
| 不安解消文なし(❌) | 不安解消文あり(✅) |
|---|---|
| 「後で高額請求されたらどうしよう」 | 「無料相談後の強引な営業は一切ありません」で安心 |
| 「しつこく電話されたら面倒」 | 「お電話でのご連絡は、ご希望の方のみ」で安心 |
| 「入力した情報が悪用されないか」 | 「SSL暗号化通信で保護されています」で安心 |
たった一文を加えるだけで、「怖い」が「大丈夫そう」に変わります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:顧客が感じる「不安」をリストアップする
フォーム入力前に顧客が感じそうな不安を書き出します。
よくある不安:
- 後から追加費用を請求されるのでは?
- しつこい営業電話がかかってくるのでは?
- 断りにくい雰囲気になるのでは?
- 個人情報が悪用されるのでは?
- 対応に時間がかかるのでは?
- 専門知識がないと相手にされないのでは?
実際に問い合わせをためらった経験のある人(知人など)にヒアリングすると、リアルな不安が分かります。
Step 2:不安を解消する一文を作成する
リストアップした不安それぞれに対して、解消する文章を作ります。
例えば:
| 不安 | 解消文 |
|---|---|
| 高額請求 | 「ご相談は完全無料。後から費用が発生することはありません」 |
| しつこい営業 | 「しつこいお電話やメールでの営業は一切いたしません」 |
| 断りにくい | 「ご相談だけでも大歓迎。お気軽にどうぞ」 |
| 個人情報 | 「入力情報はSSL暗号化で保護。第三者への提供はしません」 |
| 対応の遅さ | 「24時間以内に担当者からご連絡いたします」 |
| 初心者お断り | 「Webに詳しくない方も安心してご相談ください」 |
Step 3:CTA直前またはボタン下に配置する
作成した解消文を、ボタンのすぐ近くに配置します。
配置例:
「ホームページのお悩み、なんでもご相談ください」
✅ しつこい営業は一切しません
✅ ご相談だけでも大歓迎です
✅ 24時間以内にご返信します
ポイント:
- チェックマーク(✓)を使うと視認性UP
- 3つ程度に絞る(多すぎると読まれない)
- 小さめの文字でも、存在することが大事
No.25|CTA直前でメリット・ベネフィットを再提示する
🚨 問題:ボタンの前で「理由」を思い出せなくなっている
ページを読み進めて、CTAボタンの前に来たとき。訪問者の頭の中は、どうなっているでしょうか?
多くの場合、ページ前半で読んだメリットを忘れかけています。
人間は、直前に見た情報に強く影響を受けます(近接効果)。CTAの直前に「サービスの機能一覧」や「会社概要」があると、「なぜこれを申し込むべきか」という動機が薄れた状態でボタンを見ることになります。
結果、「まあ、また今度でいいか」と離脱してしまうのです。
💡 なぜ重要か:「最後の一押し」がコンバージョンを決める
コンバージョンの心理学では、行動の直前に「やる理由」を再確認させることが重要とされています。
| 再提示なし(❌) | 再提示あり(✅) |
|---|---|
| 「なんで申し込もうとしてたんだっけ…」 | 「そうだ、◯◯が手に入るんだった!」 |
| 動機が曖昧なままボタンを見る | 動機が明確な状態でボタンを見る |
| 「今じゃなくていいか」と先延ばし | 「今やっておこう」と即行動 |
CTA直前は「最後の説得の場」です。ここで改めて「申し込むべき理由」を伝えることで、行動への最後の一押しができます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:サービスの「メリット」を3つに絞る
顧客がこのサービスで得られるメリット(ベネフィット)を3つ選んでください。
メリット選びの基準:
- 顧客の「悩み」を直接解決するもの
- 競合と差別化できるもの
- 具体的でイメージしやすいもの
例(Web制作サービスの場合):
- 「更新のたびに業者に依頼する手間がなくなります」
- 「スマホ対応で、今まで取りこぼしていた顧客を獲得できます」
- 「問い合わせフォームを設置して、24時間受付可能に」
Step 2:CTA直前に「まとめセクション」を配置する
CTAボタンの直前に、メリットをまとめたセクションを作ります。
構成例:
───────────────────
【この無料相談で分かること】
✓ 今のサイトの問題点と改善優先度
✓ 競合と比較した自社サイトの強み・弱み
✓ 費用対効果の高い改善プラン
───────────────────
Step 3:「得られる結果」を強調する表現にする
機能やスペックではなく、「顧客にとっての結果・変化」を強調します。
Before(機能説明):
- レスポンシブデザイン対応
- SEO内部対策済み
- CMS導入
After(結果・変化):
- スマホからの問い合わせが増えます
- 検索からの新規顧客が見つかります
- ブログ感覚で自分で更新できます
ポイント:
- 「〜します」ではなく「〜できます」「〜なります」(顧客主体)
- 数字があればより具体的に(「問い合わせが2倍に」など)
No.26|スマホでは画面下部に固定CTAを導入する
🚨 問題:スマホユーザーがCTAを見つけられていない
PC向けに設計されたサイトでは、CTAはヘッダーやサイドバーに配置されていることが多いです。
しかしスマホでは、ヘッダーは折りたたまれ、サイドバーは下に追いやられます。結果、CTAが画面の端に隠れてしまい、ユーザーが見つけられません。
さらに、スマホの長いページをスクロールしていると、「問い合わせしたい」と思った瞬間にCTAが視界にないことがよくあります。わざわざスクロールしてCTAを探す人は稀。そのまま離脱されてしまいます。
💡 なぜ重要か:スマホは「親指の届く範囲」が勝負
スマホは片手で操作されることが多く、親指が届きやすい範囲は画面下部です。
画面下部に固定CTAを配置することで、いつでも・どこでも・すぐに行動できる状態を作れます。
| 固定CTAなし(❌) | 固定CTAあり(✅) |
|---|---|
| CTAを探す → 見つからない → 離脱 | 常に目に入る → すぐにクリック |
| 「後で連絡しよう」と先延ばし | 「今すぐ連絡しよう」と即行動 |
| 問い合わせページまでの導線が長い | ワンタップで問い合わせ |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:固定CTAのタイプを選ぶ
スマホ用固定CTAには、いくつかのパターンがあります。
パターン1:バータイプ(最も一般的)
画面下部に横長のバーを配置。複数の選択肢を並べられる。
パターン2:ボタンタイプ
画面右下に丸いボタンを配置。コンテンツを邪魔しにくい。
パターン3:スライドインタイプ
一定量スクロールすると下から出現。初見はコンテンツに集中させたい場合に。
Step 2:CSSで実装する
基本的な固定CTAのCSS例:
.fixed-cta {
position: fixed;
bottom: 0;
left: 0;
width: 100%;
background: #FF6600;
padding: 12px 16px;
z-index: 9999;
display: flex;
justify-content: center;
box-shadow: 0 -2px 10px rgba(0,0,0,0.1);
}
.fixed-cta a {
color: #fff;
font-weight: bold;
text-decoration: none;
}
WordPressの場合は、固定CTA用のプラグイン(例:HubSpot、ConvertPlus等)を使うと簡単に実装できます。
Step 3:コンテンツを邪魔しないよう調整する
固定CTAを入れると、ページ下部のコンテンツが隠れる問題が発生します。
対策:
- ページ全体の下部にpadding(余白)を追加
- フッターの高さ分、余白を確保
body {
padding-bottom: 80px; /* 固定CTAの高さ分 */
}
注意点:
- 閉じるボタンを用意する(ユーザビリティ)
- ページ最上部では非表示→スクロールで出現、もあり
- コンテンツの邪魔になりすぎないサイズに
No.27|複数のCTAがある場合、優先順位を明確にし、選択肢を絞る
🚨 問題:「どれを押せばいいか分からない」状態になっていませんか?
1つのページに、こんなにCTAが並んでいませんか?
- 「お問い合わせ」
- 「資料請求」
- 「無料相談」
- 「見積もり依頼」
- 「メルマガ登録」
- 「セミナー申込」
選択肢が多いほど親切だと思っていませんか? 実は逆効果です。
心理学では「選択のパラドックス」と呼ばれる現象が知られています。選択肢が多すぎると、人は選べなくなり、結局「何も選ばない」を選んでしまうのです。
💡 なぜ重要か:「迷い」は「離脱」を生む
有名な実験があります。スーパーでジャムの試食販売をしたところ、6種類より24種類の方が立ち止まる人は多かったが、実際に購入した人は6種類の方が10倍多かったのです。
| 選択肢が多い(❌) | 選択肢を絞った(✅) |
|---|---|
| 「どれがいいんだろう…」と迷う | 「これを押せばいいんだ」と明快 |
| 迷っているうちに面倒になる | 迷わず行動できる |
| 「また今度考えよう」と離脱 | 「今やっておこう」とCV |
CTAは1ページにつき1つが理想です。複数必要な場合でも、主役(プライマリ)と脇役(セカンダリ)を明確に分けることが重要です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のCTAを全てリストアップする
主要ページ(トップ、サービス、LP等)に配置されている全てのCTAを書き出してください。
例えば:
- お問い合わせ
- 資料請求
- 無料相談予約
- 見積もり依頼
- メルマガ登録
- LINE友だち追加
Step 2:優先順位をつけ、主役を1つ決める
以下の基準で優先順位をつけます。
優先順位の判断基準:
- ビジネスゴールに最も近い行動は?(売上に直結するもの)
- 顧客のハードルが低い行動は?(無料、簡単、リスクなし)
- 次のステップにつながる行動は?(関係構築の入口)
例えば:
- 1位(主役):無料相談 → これが最も売上につながる
- 2位(脇役):資料請求 → まだ相談は早い人向け
- 3位以下:一旦削除または別ページへ
Step 3:デザインで優先度を視覚化する
主役と脇役でデザインに明確な差をつけます。
主役CTA(プライマリ):
- 目立つ色(サイトのアクセントカラー)
- 大きいサイズ
- 影やアニメーションで強調
脇役CTA(セカンダリ):
- 控えめな色(白背景に枠線など)
- 小さいサイズ
- テキストリンクにしても良い
配置例:
目安:CTAは1ページ2種類まで。それ以上は別ページに誘導しましょう。
No.28|「無料」「30秒で完了」「今だけ」等の心理的後押しを検討する
🚨 問題:「行動する理由」が弱いままになっていませんか?
「お問い合わせはこちら」
このシンプルなCTAを見て、すぐにクリックしたくなりますか? 多くの人は「後でいいか」と思うでしょう。
人は「今すぐ行動する理由」がないと、行動を先延ばしにします。そして、先延ばしにされた行動は、ほとんどの場合、永遠に実行されません。
「お問い合わせ」は、顧客にとって「できること」は伝えていますが、「今やるべき理由」を伝えていないのです。
💡 なぜ重要か:「後でいいや」を「今やろう」に変える
行動を促す心理的トリガーには、いくつかのパターンがあります。
1. リスク軽減
「失敗したらどうしよう」という不安を消す。
「無料」「0円」「費用は一切かかりません」
2. 労力軽減
「面倒くさそう」という抵抗を消す。
「30秒で完了」「3項目入力するだけ」「たった1分で」
3. 希少性
「いつでもできる」という先延ばしを防ぐ。
「今だけ」「先着◯名」「本日限定」
4. 即時性
「いつ届くの?」という不確実性を消す。
「今すぐダウンロード」「すぐにお届け」「24時間以内に返信」
これらを組み合わせることで、「今やらない理由」を潰していきます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:使えるトリガーを洗い出す
自社のサービスで使える心理的トリガーをリストアップします。
チェックリスト:
- 初回無料相談はあるか? → 「無料」
- フォーム入力は何秒で終わるか? → 「◯秒で完了」
- 期間限定のキャンペーンはあるか? → 「◯月◯日まで」
- 人数制限はあるか? → 「先着◯名」
- 特典はあるか? → 「今なら◯◯プレゼント」
- 返信スピードの目安は? → 「24時間以内に返信」
Step 2:CTAに自然に組み込む
洗い出したトリガーを、CTAボタンやその周辺に組み込みます。
ボタン内に入れる場合:
- 「無料で相談する」
- 「今すぐ資料をダウンロード」
- 「30秒で見積もり依頼」
ボタン周辺に入れる場合:
今月中のお申込みで初期費用0円
入力は30秒で完了します
Step 3:やりすぎに注意する
心理的トリガーは強力ですが、使いすぎると「怪しい」「押し売り」という印象を与えます。
やりすぎの例(❌):
「【緊急】今だけ!先着10名様限定!無料!今すぐ申し込まないと損します!!!」
適切な例(✅):
「無料で相談する(30秒で完了)」
バランスの目安:
- 1つのCTAに使うトリガーは2つまで
- 「!」の多用は避ける
- 根拠のない希少性(嘘の期間限定等)は絶対NG
信頼を損なわない範囲で、適度な後押しを加えましょう。
No.29|ページの目的に応じてCTAを1つに絞る(資料請求 or 問い合わせ)
🚨 問題:1ページに複数の「ゴール」を設定していませんか?
「このページでは、資料請求も、問い合わせも、メルマガ登録も、全部やってほしい」
気持ちは分かります。でも、複数のゴールがあるページは、どれも達成しにくくなります。
サッカーで、ゴールが3つあったらどこを狙いますか? 選手も観客も混乱しますよね。Webサイトも同じです。
「このページで取るべき行動はこれ」と明確にすることで、初めてコンバージョンは最大化されます。
💡 なぜ重要か:ページには「役割」がある
高いコンバージョン率を誇るサイトは、ページごとに明確な目的を持っています。
| ページ種別 | 目的 | 適切なCTA |
|---|---|---|
| トップページ | 興味喚起・回遊 | サービスページへ誘導 |
| サービス詳細ページ | 理解・検討 | 資料請求 or 問い合わせ |
| LP(ランディングページ) | コンバージョン | 1つの行動のみ |
| ブログ記事 | 信頼構築・SEO | 関連記事 or メルマガ |
| 料金ページ | 比較検討 | 問い合わせ or 見積もり |
各ページの「役割」に応じて、最適なCTAを1つ選ぶのが正解です。
「あれもこれも」と欲張ると、結局どれも達成できません。1ページ1ゴールの原則を徹底しましょう。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:主要ページの「目的」を定義する
サイト内の主要ページについて、それぞれの目的を明文化します。
テンプレート:
「このページの目的は、◯◯(ターゲット)に△△(行動)してもらうこと」
例えば:
- トップページ:「初めての訪問者にサービスの概要を理解してもらい、サービスページに遷移してもらう」
- サービスページ:「検討中の見込み客に詳細を理解してもらい、無料相談に申し込んでもらう」
- ブログ記事:「検索経由の訪問者に信頼してもらい、サービスページに遷移してもらう」
Step 2:目的に最適なCTAを1つ選ぶ
定義した目的に対して、最も効果的なCTAを1つだけ選びます。
選択の基準:
- まだ温度感が低い段階 → 「資料請求」「メルマガ登録」
- 温度感が高まっている段階 → 「無料相談」「見積もり依頼」
- すぐに購入できる商品 → 「購入」「カートに入れる」
Step 3:その他のCTAは「控えめ」にするか「削除」する
主役のCTA以外は、以下の対応をします。
選択肢1:控えめに配置(セカンダリCTA)
- 主役CTAの下に小さく配置
- テキストリンクにする
- 「◯◯でお悩みの方は△△もご覧ください」程度に
選択肢2:別ページに移動
- 「その他のお問い合わせ」ページを作成
- フッターにリンクだけ残す
選択肢3:削除
- 本当に必要か再検討し、不要なら削除
「全部載せたい」という誘惑に負けないでください。絞ることで、本当に取りたい行動のコンバージョン率が上がります。
No.30|CTAクリック後の遷移先・次のステップを明確にする
🚨 問題:「このボタンを押すと何が起きるか」が分からない
「お問い合わせはこちら」と書かれたボタン。
クリックすると何が起きるのでしょうか?
- フォームが表示される?
- 電話がかかる?
- メールソフトが開く?
- いきなりZoomが始まる?
何が起きるか分からないボタンを、人は押しません。
「押してみれば分かる」と思うかもしれませんが、ユーザーはそこまで親切ではありません。不確実なものは避けるのが人間の本能です。
💡 なぜ重要か:「予測可能性」が安心感を生む
人は、次に何が起きるか分かっている状態で安心して行動できます。
| 不明確なCTA(❌) | 明確なCTA(✅) |
|---|---|
| 「お問い合わせ」 | 「フォームに入力して送信(3分)」 |
| 「申し込む」 | 「カートに入れてレジへ進む」 |
| 「相談する」 | 「日程調整ページでZoom面談を予約」 |
クリック後の流れが分かると、「これなら大丈夫」と安心して押せます。
逆に、不明確だと「何か変なことが起きたらどうしよう」「キャンセルできなかったらどうしよう」と不安になり、行動を避けます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:各CTAの「クリック後の流れ」を書き出す
サイト内の全CTAについて、クリック後に何が起きるかを明確にします。
例えば:
| CTA | クリック後の流れ |
|---|---|
| 「無料相談」 | フォーム入力 → 送信 → 24時間以内にメールで返信 |
| 「資料請求」 | フォーム入力 → 送信 → 即時でPDFダウンロード |
| 「見積もり依頼」 | フォーム入力 → 送信 → 3営業日以内に見積書送付 |
| 「電話する」 | 電話アプリが起動 → 発信 |
Step 2:CTAボタンまたは周辺で「流れ」を伝える
書き出した流れを、ユーザーに分かる形で伝えます。
方法1:ボタン文言に含める
- 「フォームで相談する」
- 「資料をダウンロードする」
- 「今すぐ電話する」
方法2:ボタン下に補足を入れる
フォーム送信後、24時間以内にメールでご返信します
方法3:ステップを図解する
STEP1: フォーム入力(3分)
↓
STEP2: 担当者からメールで連絡(24時間以内)
↓
STEP3: オンラインで無料相談(30分程度)
Step 3:遷移先ページでも「次のステップ」を明示する
CTAをクリックした後のページ(フォーム、サンクスページ等)でも、次に何が起きるかを伝えます。
フォームページ:
「以下のフォームに入力して送信すると、24時間以内に担当者からメールでご連絡します」
サンクスページ:
「お問い合わせありがとうございます。担当者より24時間以内にメールでご連絡いたします。しばらくお待ちください。」
ポイント:
- 具体的な時間を明示(「後日」ではなく「24時間以内」)
- 連絡方法を明示(「メール」「電話」など)
- 次のアクションが必要な場合は明記(「届いたメールをご確認ください」等)
④ フォーム最適化・EFO

最後の一歩で失わない
問い合わせフォームまで到達したユーザーは、すでに「行動しよう」と決意した最も熱い見込み客です。しかし驚くべきことに、フォームまで来た人の約70%が、入力途中で離脱していると言われています。
入力項目が多すぎる、エラーの原因が分からない、送信ボタンを押す勇気が出ない——そんな小さなストレスの積み重ねが、せっかくの見込み客を逃しているのです。ゴール直前で失う機会損失ほど、もったいないものはありません。フォームの改善は、最も費用対効果の高い施策の一つです。
No.31|入力項目を最小限に絞る(本当に必要な項目だけ残す)
🚨 問題:「念のため聞いておこう」で項目が増えていませんか?
フォームの項目、こんな風に決めていませんか?
- 「住所も一応聞いておこう、後で使うかもしれないし」
- 「部署名も入れておいた方が丁寧だろう」
- 「FAX番号も…まあ念のため」
「念のため」で増えた項目が、コンバージョンを殺しています。
フォーム入力は、ユーザーにとって「面倒な作業」です。項目が1つ増えるごとに、「やっぱりやめておこう」と離脱する確率が上がります。
実際のデータでは、フォーム項目を1つ減らすとコンバージョン率が約4%向上するという報告もあります。
💡 なぜ重要か:入力項目数と完了率は反比例する
フォームの「完了率」は、項目数が増えるほど下がります。
| 項目数 | 完了率(目安) |
|---|---|
| 3項目 | 25%以上 |
| 5項目 | 20%程度 |
| 7項目 | 15%程度 |
| 10項目以上 | 10%以下 |
1つの項目が、見込み客を追い払っているかもしれないのです。
特にスマホでは、入力の手間が大きいため、項目数の影響がさらに顕著です。「最小限の項目で、まず関係を始める」という発想が重要です。詳しい情報は、後から聞けばいいのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のフォーム項目を全て書き出す
問い合わせフォーム、資料請求フォームなど、全てのフォームの項目をリストアップします。
例えば:
- 会社名
- 部署名
- お名前
- フリガナ
- メールアドレス
- 電話番号
- FAX番号
- 郵便番号
- 住所
- お問い合わせ内容
- 知ったきっかけ
Step 2:各項目を「必須か不要か」で仕分けする
以下の質問で、各項目を判定してください。
判定質問:
- この情報がないと、対応が全くできないか? → 必須
- この情報は、後から聞いても問題ないか? → 不要(削除候補)
- この情報は、本当に使っているか? → 使っていないなら削除
よく削除できる項目:
- フリガナ(メールで連絡するなら不要)
- FAX番号(ほぼ使われていない)
- 住所(オンラインサービスなら不要なことが多い)
- 部署名(担当者名だけで十分なことが多い)
- 知ったきっかけ(GA4で追えるならフォームで聞く必要なし)
Step 3:「最低限」のフォームに再設計する
理想的な項目数:
- 資料請求:メールアドレスのみ(または+名前)
- 問い合わせ:名前、メールアドレス、お問い合わせ内容の3項目
- 見積もり依頼:名前、連絡先、依頼内容の3〜5項目
削除できない項目は「任意」にしてハードルを下げる
「聞いておきたいけど、なくても対応できる」という項目は、必須ではなく「任意」にしましょう。入力しなくても送信できる状態にすることで、離脱を防げます。
【必須】お名前:__________
【必須】メールアドレス:__________
【任意】電話番号:__________
【必須】お問い合わせ内容:__________
「もっと知りたい」は、フォーム送信後の返信でヒアリングすればOKです。
No.32|必須・任意を視覚的に明確に分ける
🚨 問題:「どれを入力しなきゃいけないか」分からない状態になっていませんか?
フォームに入力しようとしたとき、こんな経験はありませんか?
- 「これ、必須なの? 任意なの?」
- 全部入力したと思って送信 → 「必須項目が未入力です」
- 「*マークって必須って意味? よく分からない…」
必須と任意が分かりにくいフォームは、ユーザーにストレスを与えます。
そして、ストレスを感じたユーザーは「面倒だからやめよう」と離脱します。たった一つの表示の問題で、見込み客を逃しているのです。
💡 なぜ重要か:「迷い」は離脱の最大の原因
フォーム入力において、「何をすればいいか分からない」状態が最も危険です。
| 分かりにくい表示(❌) | 分かりやすい表示(✅) |
|---|---|
| 「*」だけで必須を示す | 「必須」とテキストで明示 |
| 全項目が同じ見た目 | 必須は赤ラベル、任意はグレーラベル |
| 必須/任意の説明がない | 冒頭に「*は必須項目です」と記載 |
明確に分かれていれば、ユーザーは迷わず入力でき、完了率が上がります。
特に「任意」を明示することで、「全部入力しなくていいんだ」と心理的ハードルが下がる効果もあります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「必須」「任意」を明示するルールを決める
以下のいずれかの方法で、ルールを統一します。
方法1:ラベルで明示(推奨)
お名前【必須】__________
電話番号【任意】__________
方法2:色分け + 記号
* お名前(必須の場合)
電話番号(任意の場合)
方法3:必須のみラベル表示
お名前【必須】__________
電話番号 __________
※ 任意項目はラベルなし=「書いてなければ任意」と認識させる
Step 2:視覚的に差をつけるCSSを適用する
必須と任意で、明確に見た目が違うようにします。
/* 必須ラベル */
.required-label {
background-color: #e74c3c;
color: #fff;
padding: 2px 6px;
border-radius: 3px;
}
/* 任意ラベル */
.optional-label {
background-color: #95a5a6;
color: #fff;
padding: 2px 6px;
border-radius: 3px;
}
Step 3:フォーム冒頭に凡例を入れる
フォームの最初に、必須・任意の意味を説明します。
例えば:
【必須】マークの項目は必ず入力してください。
【任意】マークの項目は入力しなくても送信できます。
さらに良い方法:
- 「必須項目は3つだけ。30秒で完了します」と最初に伝える
- 任意項目が多い場合は「詳しく入力いただけると、より具体的にご回答できます」と補足
「必須項目は少ない」と分かれば、ユーザーは安心して入力を始めます。
No.33|入力例(プレースホルダー)と補足説明を分かりやすく表示する
🚨 問題:「どう入力すればいいか分からない」で離脱していませんか?
フォームの入力欄を見て、こんな疑問を感じたことはありませんか?
- 「電話番号、ハイフンは入れる? 入れない?」
- 「会社名は『株式会社〇〇』って書く? 『〇〇』だけ?」
- 「郵便番号、どういう形式で入れればいいの?」
入力の仕方が分からないと、ユーザーは不安になり、手が止まります。
そして「面倒だからまた今度」と離脱してしまいます。たった一つの入力例があれば防げた離脱です。
💡 なぜ重要か:「迷う時間」は「離脱の時間」
フォーム入力中にユーザーが「考え込む」瞬間は、離脱リスクが最も高いタイミングです。
| 入力例がない(❌) | 入力例がある(✅) |
|---|---|
| 「どう入力すれば?」と迷う | 例を見て即座に入力できる |
| 間違えたらエラーになるかも | 形式が分かって安心 |
| 考えるのが面倒で離脱 | スムーズに完了 |
入力例(プレースホルダー)を適切に設定するだけで、迷いを最小化できます。
さらに、補足説明を入れることで、「なぜこの情報が必要か」「どう使われるか」が分かり、安心感が増します。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:各入力欄に適切な入力例を設定する
HTML の placeholder 属性を使って、入力例を表示します。
推奨する入力例:
| 項目 | 入力例(placeholder) |
|---|---|
| お名前 | 例:山田 太郎 |
| フリガナ | 例:ヤマダ タロウ |
| メールアドレス | 例:info@example.com |
| 電話番号 | 例:03-1234-5678 |
| 郵便番号 | 例:123-4567 |
| 会社名 | 例:株式会社〇〇 |
| URL | 例:https://example.com |
HTMLの書き方:
<input type="email" placeholder="例:info@example.com">
Step 2:形式の指定がある場合は補足説明を入れる
入力例だけでは不十分な場合、入力欄の下に補足説明を入れます。
補足説明の例:
電話番号【必須】
[___________________]
※ 半角数字、ハイフンありで入力してください
※ 日中連絡がつく番号をお書きください
パスワード【必須】
[___________________]
※ 8文字以上、英数字を含めてください
Step 3:「なぜ必要か」を伝えて安心感を与える
個人情報を入力する際、ユーザーは「なぜこの情報が必要なんだろう」と不安に思うことがあります。
「なぜ必要か」の説明例:
電話番号【任意】
[___________________]
※ 緊急のご連絡が必要な場合のみ使用します
※ 営業電話は一切いたしません
住所【任意】
[___________________]
※ 資料送付をご希望の場合のみご入力ください
プレースホルダーの注意点:
- 入力を始めると消えるため、複雑な指示には向かない
- 色が薄くて読みにくいことがあるので、コントラストを確保
- 入力後に確認できるよう、重要な情報は外にも記載
No.34|エラー表示をリアルタイム・該当箇所の近くに出す
🚨 問題:「送信後にまとめてエラー表示」になっていませんか?
全ての項目を入力して「送信」を押したら…
「入力内容にエラーがあります」
ページ上部に赤い文字。でも、どこが間違っているのか分からない。スクロールして探す。やっと見つけて修正。また送信。また別のエラー…。
このストレスが、コンバージョンを破壊しています。
フォームのエラー処理が悪いと、「もういいや」と離脱する人が続出します。せっかく入力を始めてくれた人を、最後の最後で逃しているのです。
💡 なぜ重要か:エラーは「すぐに・近くに」が鉄則
フォームUXの研究では、リアルタイムバリデーション(入力中の即時チェック)を導入すると、完了率が最大40%向上するという結果が出ています。
| 悪いエラー表示(❌) | 良いエラー表示(✅) |
|---|---|
| 送信後にまとめて表示 | 入力中にリアルタイム表示 |
| ページ上部にだけ表示 | 該当入力欄のすぐ下に表示 |
| 「エラーがあります」だけ | 「メールアドレスの形式が正しくありません」と具体的に |
ユーザーが間違いに気づくタイミングが早いほど、ストレスは少なくなります。入力したその場で、その欄の下に、何が間違っているかを教えることが重要です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:リアルタイムバリデーションを実装する
JavaScriptを使って、入力中にエラーチェックを行います。
基本的な実装例:
// メールアドレスのリアルタイムチェック
const emailInput = document.querySelector('input[type="email"]');
emailInput.addEventListener('blur', function() {
const emailPattern = /^[^\s@]+@[^\s@]+\.[^\s@]+$/;
if (!emailPattern.test(this.value) && this.value !== '') {
showError(this, 'メールアドレスの形式が正しくありません');
} else {
clearError(this);
}
});
WordPressの場合は、以下のプラグインで実現できます:
Contact Form 7 を使っている場合:
jQuery Validation For Contact Form 7(CF7にリアルタイムバリデーションを追加、無料)
他のフォームプラグインを使う場合:
Fluent Forms(無料版でもリアルタイムバリデーション可能)
WPForms(リアルタイムバリデーション標準搭載、初心者向け)
など。
Step 2:エラーメッセージを該当欄の直下に表示する
エラーは、間違った入力欄のすぐ下に表示します。
良い例:
メールアドレス【必須】
[ info@example ]
⚠️ メールアドレスの形式が正しくありません
電話番号【必須】
[ 03-1234-5678 ] ✓ OK
Step 3:エラーメッセージを「具体的」かつ「解決策付き」にする
「入力が正しくありません」だけでは、何を直せばいいか分かりません。何が間違っていて、どうすればいいかを伝えます。
悪い例 vs 良い例:
| 悪い例(❌) | 良い例(✅) |
|---|---|
| 入力エラーです | メールアドレスに「@」が含まれていません |
| 無効な値です | 電話番号は半角数字で入力してください |
| 必須項目です | お名前を入力してください |
| 形式が違います | 郵便番号は「123-4567」の形式で入力してください |
ユーザーが「次に何をすればいいか」が分かるメッセージを心がけましょう。
No.35|入力タイプ属性を正しく設定する(tel/email/number等)
🚨 問題:スマホで数字を入力するのにQWERTYキーボードが出ていませんか?
スマホでフォームに電話番号を入力しようとしたとき、文字キーボード(QWERTY)が表示された経験はありませんか?
数字を打ちたいのに、わざわざキーボードを切り替えなければならない。
これは、HTMLの input type 属性が正しく設定されていないために起こります。たった一つの属性を変えるだけで解決できる問題なのに、多くのサイトが見落としています。
小さな手間の積み重ねが、ユーザーのストレスになり、離脱につながります。
💡 なぜ重要か:適切なキーボードで入力スピードが3倍違う
スマホでの入力は、PCよりも時間がかかります。適切なキーボードが表示されるだけで、入力スピードが大幅に向上します。
| 適切なtype設定 | 表示されるキーボード |
|---|---|
type="tel" | 数字キーパッド(電話番号用) |
type="email" | @マークや.comが追加されたキーボード |
type="number" | 数字キーパッド |
type="url" | /や.comが追加されたキーボード |
type="date" | 日付選択ピッカー |
正しい設定をするだけで、ユーザーは迷わず入力でき、フォーム完了率が向上します。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のフォームのtype属性を確認する
フォームのHTMLを確認し、各入力欄の type 属性をチェックします。
確認方法:
- 1. フォームページで右クリック →「検証」または「ソースを表示」
- 2.
<input>タグを探して、typeの値を確認
よくある問題:
- 全てが
type="text"になっている type属性自体が省略されている
Step 2:各項目に適切なtypeを設定する
以下の対応表を参考に、正しい type を設定します。
| 入力項目 | 推奨type | 効果 |
|---|---|---|
| メールアドレス | email | @キーが押しやすいキーボード、形式チェック |
| 電話番号 | tel | 数字キーパッド |
| 数量・人数 | number | 数字キーパッド、増減ボタン |
| URL | url | /や.comキーが追加 |
| 生年月日 | date | 日付ピッカー |
| パスワード | password | 入力が●で隠れる |
| 検索 | search | キーボードに検索ボタン |
HTMLの書き方例:
<input type="email" name="email" placeholder="例:info@example.com">
<input type="tel" name="phone" placeholder="例:03-1234-5678">
<input type="number" name="quantity" min="1" max="99">
<input type="date" name="birthdate">
Step 3:追加属性で入力をさらに最適化する
type に加えて、以下の属性も設定すると入力体験が向上します。
便利な追加属性:
<!-- 自動入力を有効にする -->
<input type="text" name="name" autocomplete="name">
<input type="email" name="email" autocomplete="email">
<input type="tel" name="phone" autocomplete="tel">
<!-- 数字の範囲を指定する -->
<input type="number" min="1" max="100" step="1">
<!-- 入力を必須にする(HTML5バリデーション)-->
<input type="email" required>
<!-- 最大文字数を指定する -->
<input type="text" maxlength="50">
スマホで実機テストを行い、適切なキーボードが表示されるか確認してください。
No.36|郵便番号→住所の自動入力を導入する
🚨 問題:住所を全て手入力させていませんか?
「郵便番号」「都道府県」「市区町村」「番地」…
住所の入力は、フォームの中で最も面倒な作業の一つです。特にスマホでは、長い住所を打ち込むのは苦痛でしかありません。
郵便番号を入力したら、都道府県・市区町村が自動で入る。この機能があるだけで、ユーザーの負担は激減します。
「住所の入力が面倒だからやめた」——そんな離脱を防ぐために、自動入力は必須の機能です。
💡 なぜ重要か:「手間の削減」は「完了率の向上」に直結
住所入力は平均で30秒〜1分かかると言われています。郵便番号自動入力を導入すると、これが10秒以下に短縮されます。
| 手動入力(❌) | 自動入力(✅) |
|---|---|
| 都道府県をプルダウンから選ぶ | 郵便番号を入れるだけ |
| 市区町村を手入力 | 自動で入力される |
| 入力ミスが起きやすい | 正確なデータが入る |
| 面倒で離脱する | スムーズに完了 |
住所入力がある全てのフォームに、郵便番号自動入力を導入すべきです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:実装方法を選ぶ
郵便番号→住所の自動入力には、いくつかの実装方法があります。
【WordPress(Contact Form 7)の場合】
方法1:zipaddr-jp(推奨・無料)
Contact Form 7で最も簡単に導入できるプラグインです。
- インストール→有効化だけで使える
- CF7のフォームタグに属性を追加するだけ
- 郵便番号データは自動更新
方法2:CF7 Google Sheets Connector + 住所自動入力スクリプト
Google連携と住所自動入力を両立したい場合に。
【WordPress以外・自作サイトの場合】
方法3:YubinBango(無料・モダン)
JavaScriptライブラリで、設定が簡単です。
- 無料で使える
- クラス指定だけで動作
- GitHubで管理されている
方法4:ajaxzip3(無料・国産)
古くから多くの日本のサイトで使われています。
- 無料で使える
- 導入が簡単
- 定期的にデータ更新が必要
方法5:有料API(郵便番号検索APIなど)
商用サービスを使う場合に適しています。
- 高精度・高速
- サポートあり
- 月額費用がかかる
Step 2:選んだ方法で実装する
【WordPress + Contact Form 7 の場合:zipaddr-jp】
- WordPress管理画面 →「プラグイン」→「新規追加」→「zipaddr-jp」で検索 → インストール → 有効化
- Contact Form 7のフォームを以下のように編集:
郵便番号【必須】
[text* zip class:zip2addr]
都道府県
[text pref class:zip2addr-pref]
市区町村
[text city class:zip2addr-city]
番地・建物名【必須】
[text* address]
【WordPress以外の場合:YubinBango】
- ライブラリを読み込む:
<script src="https://yubinbango.github.io/yubinbango/yubinbango.js"></script>
- フォームにクラスを追加:
<form class="h-adr">
<span class="p-country-name" style="display:none;">Japan</span>
〒 <input type="text" class="p-postal-code" size="8" maxlength="8">
<input type="text" class="p-region p-locality p-street-address p-extended-address">
</form>
どちらも、郵便番号を入力すると住所が自動入力されます。
Step 3:ユーザー体験を最適化する
自動入力機能をさらに使いやすくする工夫を加えます。
工夫1:自動入力されることを明示する
〒 郵便番号【必須】
[_______]
※ 郵便番号を入力すると、住所が自動入力されます
工夫2:番地以降は手動入力させる
丁目・番地・建物名は自動入力できないので、別欄を用意します。
住所(自動入力):[東京都渋谷区〇〇]
番地・建物名:[______________]
工夫3:郵便番号が分からない人への配慮
※ 郵便番号が分からない場合は [郵便番号検索] から検索できます
No.37|フォーム到達率・完了率・離脱ポイントを計測する
🚨 問題:「問い合わせが少ない」の原因を特定できていますか?
「フォームからの問い合わせが少ない」——この問題の原因は、どこにあるのでしょうか?
- そもそもフォームページまで来ていない?
- フォームに来ているが、入力を始めていない?
- 入力を始めたが、途中で離脱している?
- 送信ボタンを押したが、エラーで完了できていない?
計測していなければ、これらのどこに問題があるか分かりません。分からなければ、効果的な改善もできません。
「なんとなく」の改善ではなく、データに基づいた改善が必要です。
💡 なぜ重要か:ボトルネックを特定すれば、効果的に改善できる
フォームのコンバージョンには、いくつかの段階があります。どの段階で離脱しているかを知ることが、改善の第一歩です。
サイト訪問(1000人)
↓ 到達率 5%
フォームページ閲覧(50人)
↓ 入力開始率 60%
入力開始(30人)
↓ 完了率 50%
送信完了(15人)
この例では、「入力開始→完了」の完了率が50%と低いことが分かります。フォームの改善が最優先だと判断できます。
| 計測なし(❌) | 計測あり(✅) |
|---|---|
| どこが問題か分からない | 離脱ポイントが明確 |
| 闇雲に改善して効果が出ない | ボトルネックを集中的に改善 |
| 改善の効果も分からない | Before/Afterで効果測定可能 |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:GA4でフォーム関連の指標を設定する
Google Analytics(GA4)で、以下のイベントを計測します。
設定すべきイベント:
- フォームページ閲覧(page_view)
- フォーム入力開始(form_start)
- フォーム送信(form_submit)
- サンクスページ到達(thank_you)
GA4での設定方法:
- 管理 → データストリーム → ウェブ → 拡張計測機能を有効化
- 「フォーム操作」がオンになっていることを確認
Step 2:離脱ポイントを特定する
GA4の「目標到達プロセス(ファネル)」レポートを使って、各段階の数値を確認します。
確認する指標:
- フォーム到達率 = フォームPV ÷ サイト全体PV
- 入力開始率 = 入力開始数 ÷ フォームPV
- 完了率 = 送信完了数 ÷ 入力開始数
判断基準(目安):
- 到達率が低い → フォームへの導線を改善
- 入力開始率が低い → フォームの見た目・冒頭文を改善
- 完了率が低い → フォームの項目・エラー処理を改善
Step 3:ヒートマップで「どこで止まっているか」を可視化する
さらに詳しく分析するには、ヒートマップツールを導入します。
おすすめツール(導入しやすさ・使いやすさ順):
- Mouseflow:無料プランあり / WPプラグイン公式 / 導入が最も簡単
- Hotjar:無料プランあり / WPプラグイン公式 / UIが直感的
- UserHeat:完全無料 / WPプラグイン公式 / 日本語サポートで安心
- Clarity(Microsoft):完全無料 / WPプラグイン非公式 / 高機能だが設置にやや手間
※ WordPress利用者には Mouseflow または Hotjar がおすすめ(公式プラグインで導入が簡単)
ヒートマップで分かること:
- どの項目で入力を止めているか
- スクロールの到達点(どこまで見られているか)
- クリックされている場所/されていない場所
セッション録画を見ると、ユーザーが実際にどう動いているかがリアルに分かります。「ここで迷っている」「ここでスクロールを戻している」など、数字だけでは見えない問題が発見できます。
No.38|プライバシーポリシーへのリンクと配慮を明示する
🚨 問題:個人情報を入力するときの「不安」に対処していますか?
フォームに名前、メールアドレス、電話番号を入力するとき、ユーザーは心のどこかでこう思っています。
- 「この情報、ちゃんと守られるのかな…」
- 「勝手にメルマガ送られてこないかな…」
- 「他の会社に売られたりしないよね…」
個人情報の漏洩や不正利用のニュースが絶えない今、ユーザーの警戒心は高まっています。
プライバシーへの配慮を明示しないフォームは、「この会社、大丈夫かな?」という不安を残したまま。その不安が、送信ボタンを押す手を止めます。
💡 なぜ重要か:「リンクがある」こと自体が安心材料になる
プライバシーポリシーへのリンクをフォーム近くに設置する目的は、実際に読ませることではありません。
| よくある誤解 | 実際の効果 |
|---|---|
| 「リンクを開いて読んでもらう」 | 実際に読む人は少ない |
| 「同意を取るため」 | 日本では明示的同意は必須ではない |
本当の効果は「リンクがあること自体が信頼性を示す」ということです。
- 「プライバシーポリシーがちゃんとある=まともな会社」という印象
- 「隠すことがない=信頼できる」という安心感
- 読まなくても「確認できる状態にある」ことが重要
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:プライバシーポリシーページを整備する
まず、サイトにプライバシーポリシーページがあるか確認します。
プライバシーポリシーに含めるべき内容:
- 収集する個人情報の項目
- 利用目的
- 第三者への提供の有無
- 安全管理措置
- 問い合わせ窓口
雛形が必要な場合は、弁護士監修のテンプレートを利用するか、専門家に相談してください。
Step 2:フォーム付近にリンクと説明文を配置する
フォームの送信ボタン付近に、プライバシーポリシーへのリンクと簡潔な説明を入れます。
推奨:説明文+リンク(チェックボックスは不要)
ご入力いただいた情報は、お問い合わせへの対応のみに使用し、第三者への提供はいたしません。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
※ 日本の個人情報保護法では、チェックボックスによる明示的な同意は必須ではありません。チェックボックス(入力必須項目)は項目が増えて、チェックをしないとエラーになり、離脱リスクが増えるため、説明文方式を推奨します。
Step 3:追加の安心メッセージを入れる
リンクに加えて、具体的な安心材料を提示すると効果的です。
効果的なメッセージ例:
🔒 SSL暗号化通信で保護されています
✓ 営業目的の電話・メールは一切いたしません
✓ 第三者への情報提供はありません
✓ お問い合わせ内容は秘密厳守で対応します
セキュリティバッジの表示:
SSL証明書のシールや、セキュリティ対策のアイコンを表示すると、視覚的に安心感を与えられます。
注意点:
- リンクは別タブで開く設定にする(入力した内容が消えないように)
- ポリシーは実際の運用と一致させる(嘘はNG)
No.39|送信ボタンは「送信」ではなく「無料相談を申し込む」等の前向きな表現にする
🚨 問題:「送信」ボタンは行動を促していない
フォームの一番下にあるボタン、何と書いてありますか?
- 「送信」
- 「Submit」
- 「確認」
- 「次へ」
これらは機能の説明であって、行動の動機にはなりません。
「送信」を押すと何が起きるのか? 何かいいことがあるのか? それが分からないまま、ユーザーはボタンの前で立ち止まります。
ボタン文言は、最後の「後押し」ができる貴重な場所です。「送信」で済ませるのは、もったいなさすぎます。
💡 なぜ重要か:ボタン文言で「得られるもの」を伝える
送信ボタンは、ユーザーが最後に目にするテキストです。ここで「押すとどんな良いことがあるか」を伝えることで、行動の最後の一押しができます。
| 機能的な文言(❌) | 価値を伝える文言(✅) |
|---|---|
| 送信 | 無料相談を申し込む |
| 確認 | 見積もりを依頼する |
| 登録 | 特典付きで会員になる |
| Submit | 今すぐ資料を受け取る |
右の文言は、ボタンを押した「結果」を伝えています。
「送信する」より「無料相談を申し込む」の方が、「押したら何が得られるか」が明確で、行動しやすくなります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「ボタンを押したら何が得られるか」を明確にする
フォームの目的を改めて確認し、ユーザーが得られるものを言葉にします。
質問:このフォームを送信すると、ユーザーは何を得られますか?
- 問い合わせフォーム → 専門家からの回答を得られる
- 資料請求フォーム → 資料(PDF等)を受け取れる
- 見積もりフォーム → 見積書を受け取れる
- 相談予約フォーム → 専門家との相談時間を確保できる
Step 2:「〇〇を△△する」の形式で書き換える
得られるものを、動詞形式のボタン文言に変換します。
テンプレート:
- 「◯◯を申し込む」
- 「◯◯を依頼する」
- 「◯◯を受け取る」
- 「◯◯を予約する」
Step 3:心理的後押しを追加する
さらに効果を高めるために、以下の要素を追加します。
効果的な追加要素:
- 「無料で」:リスクがないことを強調
- 「今すぐ」:即時性を強調
- 「30秒で」:簡単さを強調
- 「3分で届く」:結果の速さを強調
最終形の例:
※ 3分以内にメールでお届けします
ボタンのサイズも重要:スマホでタップしやすいよう、縦44px以上を確保しましょう。
No.40|サンクスページで次のステップ・期待値を明示する
🚨 問題:「送信完了しました」だけで終わっていませんか?
フォームを送信した後のサンクスページ。こんな表示になっていませんか?
お問い合わせありがとうございました。
たった一行。これだけで終わり。
ユーザーは「えっと、次はどうすればいいの?」「いつ返事が来るの?」と疑問を抱えたまま、ページを閉じてしまいます。
サンクスページは「お礼を言う場所」ではなく、「次のステップを伝え、関係を深める場所」です。この貴重な接点を、たった一行で済ませていませんか?
💡 なぜ重要か:サンクスページは「最も読まれるページ」の一つ
サンクスページは、ユーザーが自らアクションを起こした直後に表示されます。このタイミングでは、ユーザーの関心と信頼が最高潮に達しています。
| 活用されていない(❌) | 活用されている(✅) |
|---|---|
| 「ありがとうございました」のみ | 次のステップを明確に説明 |
| すぐに離脱される | 追加コンテンツを見てもらえる |
| 不安を残したまま | 安心感・期待感を与える |
サンクスページでできること:
- 次のステップを伝え、不安を解消する
- 追加の情報やコンテンツを提供する
- SNSフォローやメルマガ登録を促す
- クロスセル・アップセルの提案
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「次に何が起きるか」を明示する
ユーザーが最も知りたいのは「この後どうなるか」です。
伝えるべき内容:
- いつ返信が届くか(例:24時間以内、3営業日以内)
- どうやって連絡が来るか(例:メール、電話)
- 誰から連絡が来るか(例:担当者の名前、部署)
- 何をしておけばいいか(例:メールを確認、資料をダウンロード)
例文:
✅ お問い合わせを受け付けました
担当者より24時間以内にメールでご連絡いたします。
「@example.com」からのメールを受信できるよう、設定をご確認ください。
お急ぎの場合は、お電話(03-XXXX-XXXX)でも承っております。
Step 2:期待値を適切に設定する
「すぐに連絡が来る」と思っていたのに3日待たされたら、不満につながります。現実的な期待値を設定しましょう。
期待値設定の例:
- 「24時間以内」と書いて、実際は数時間で返信 → 好印象
- 「すぐに」と書いて、3日かかる → 不信感
正直に、でもポジティブに伝える:
通常、1〜2営業日以内にご返信しております。
お待たせして申し訳ありませんが、丁寧にご対応させていただきますので少々お待ちください。
Step 3:追加の価値を提供する
サンクスページで、さらに関係を深めるコンテンツを提供します。
追加価値の例:
1. 役立つコンテンツへの誘導
ご返信をお待ちの間、こちらの記事もおすすめです:
→ 「初めてのWeb改善、まず何から始めるべき?」
→ 「よくある失敗例と対策まとめ」
2. SNSフォローの提案
最新情報はSNSでも発信しています:
[Twitter] [Instagram] [LINE公式]
3. 特典の提供
お問い合わせいただいた方限定で、
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サンクスページは、関係構築の「始まり」です。お礼だけで終わらせず、次のステップへの橋渡しをしましょう。
⑤ 表示速度・技術基盤

遅いサイトは存在しないのと同じ
表示に3秒以上かかるサイトは、53%のユーザーが離脱すると言われています。どれだけ美しいデザインも、どれだけ優れたコンテンツも、表示される前に離脱されては意味がありません。
さらにGoogleは、表示速度を検索順位の評価要素に組み込んでいます。つまり、遅いサイトは「ユーザーに見られない」だけでなく「検索にも表示されにくくなる」という二重苦を抱えることになります。
見えないところでじわじわと機会損失が積み上がる——それが表示速度の問題です。今すぐ計測し、改善に着手しましょう。
No.41|PageSpeed Insightsでモバイル・PCのスコアを確認する
🚨 問題:サイトの表示速度を測ったことがありますか?
「サイトが遅い気がする」「スマホだとちょっと重いかも」
こんな感覚的な印象を持っていても、具体的な数値を確認したことがないという方は多いのではないでしょうか。
実は、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」を使えば、30秒でサイトの表示速度を診断できます。
表示速度はユーザー体験に直結するだけでなく、Googleの検索ランキング要因にもなっています。測定していないなら、今すぐ確認すべきです。
💡 なぜ重要か:「遅いサイト」は存在しないのと同じ
表示速度がユーザー行動に与える影響は、想像以上に大きいです。
Googleの調査データ:
- 表示に3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱
- 1秒遅くなるごとに、コンバージョン率が7%低下
- 表示速度はSEOのランキング要因(Core Web Vitals)
| 遅いサイト(❌) | 速いサイト(✅) |
|---|---|
| 待っている間に離脱 | ストレスなく閲覧 |
| 「このサイト重い…」と悪印象 | 「サクサク動く」と好印象 |
| SEO評価が下がる | SEO評価が上がる |
表示速度は「見えないデザイン」です。見た目が良くても、遅ければ見てもらえません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:PageSpeed Insightsにアクセスする
- 1. PageSpeed Insights にアクセス
- 2. 自社サイトのURLを入力
- 3.「分析」をクリック
30秒〜1分程度で結果が表示されます。
Step 2:スコアを確認し、現状を把握する
モバイルとPCの両方のスコアを確認します。
スコアの目安:
- 90〜100(緑):良好 → 維持
- 50〜89(オレンジ):改善の余地あり → 優先的に対処
- 0〜49(赤):要改善 → 至急対処
特に重要な指標(Core Web Vitals):
- LCP(Largest Contentful Paint):メインコンテンツの読み込み速度
- 良好:2.5秒以下
- INP(Interaction to Next Paint):操作への反応速度
- 良好:200ミリ秒以下
- CLS(Cumulative Layout Shift):視覚的な安定性
- 良好:0.1以下
Step 3:「改善できる項目」を確認する
スコアの下に、具体的な改善提案が表示されます。
よく表示される改善項目:
- 「次世代フォーマットでの画像の配信」→ WebP形式に変換
- 「適切なサイズの画像」→ 画像のリサイズ・圧縮
- 「レンダリングを妨げるリソースの除外」→ CSS/JSの最適化
- 「使用していないJavaScriptの削除」→ 不要スクリプトの削除
各項目の「詳細」をクリックすると、具体的な対処法が表示されます。
まずはモバイルのスコアを50以上にすることを目標にしましょう。モバイルは条件が厳しいので、ここを改善すればPCも自動的に改善されます。
No.42|Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)を計測・改善する
🚨 問題:「Core Web Vitals」という指標を知っていますか?
Googleは2021年から、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)という指標を検索ランキングの要因に組み込みました。
つまり、この指標が悪いと、検索順位に悪影響を与える可能性があります。
しかし、多くのサイト運営者はこの指標を知らないか、知っていても対策していません。「SEO対策」と言いながら、技術的な土台が崩れている状態です。
💡 なぜ重要か:Googleが「ユーザー体験」を数値化した指標
Core Web Vitalsは、ユーザーが感じる「体験の質」を3つの指標で数値化したものです。
| 指標 | 意味 | 良好の基準 |
|---|---|---|
| LCP | メインコンテンツの表示速度 | 2.5秒以下 |
| INP | 操作への反応速度 | 200ms以下 |
| CLS | 画面のガタつき度合い | 0.1以下 |
LCP(Largest Contentful Paint)
ページの「メインコンテンツ」が表示されるまでの時間。ファーストビューの画像やテキストが対象。
INP(Interaction to Next Paint)
ボタンを押してから画面が反応するまでの時間。クリック・タップへの応答速度。
CLS(Cumulative Layout Shift)
ページ読み込み中に、レイアウトが「ガタッ」とズレる度合い。広告や画像が後から表示されてズレると悪化。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:Search Consoleで現状を確認する
Google Search Consoleにログインし、「ウェブに関する主な指標」レポートを確認します。
確認方法:
- 1. Search Console → 「エクスペリエンス」→「ウェブに関する主な指標」
- 2.「モバイル」と「PC」のレポートを確認
- 3.「不良」「改善が必要」のURLを特定
Step 2:各指標の改善策を実施する
LCP(メインコンテンツの表示)を改善:
- 画像を圧縮・最適化する
- 画像をWebP形式に変換する
- サーバーのレスポンス時間を短縮する
- 不要なJavaScript/CSSを削除する
- CDNを導入する
INP(操作への反応)を改善:
- JavaScriptの実行時間を短縮する
- 重い処理を非同期化する
- 不要なサードパーティスクリプトを削除する
CLS(レイアウトのズレ)を改善:
- 画像にwidth/height属性を指定する
- 広告枠のサイズを事前に確保する
- Web フォントの読み込み方法を最適化する
- 動的コンテンツの挿入位置を固定する
Step 3:改善後に再計測し、効果を確認する
改善策を実施したら、再度PageSpeed Insightsで計測します。
注意点:
- Search Consoleのデータは、過去28日間の実データを元にしているため、改善効果が反映されるまで数週間かかる
- PageSpeed Insightsは「ラボデータ(シミュレーション)」と「フィールドデータ(実ユーザー)」の両方を表示。両方を確認する。
目標値:
- LCP:2.5秒以下
- INP:200ミリ秒以下
- CLS:0.1以下
全ての指標が「良好」になるまで、改善→計測を繰り返しましょう。
No.43|画像を次世代フォーマット(WebP/AVIF)に変換する
🚨 問題:JPEGやPNGのまま大量の画像を使っていませんか?
サイトに使っている画像、何形式で保存していますか?
- JPEG(.jpg)
- PNG(.png)
- GIF(.gif)
これらは長年使われてきた形式ですが、今やより効率的な「次世代フォーマット」が存在します。
特にWebP形式は、同じ画質でファイルサイズが25〜35%小さくなります。画像が多いサイトでは、これだけで表示速度が大幅に改善します。
💡 なぜ重要か:画像はページ容量の大部分を占める
一般的なWebページでは、全体の容量の50%以上が画像と言われています。
| 従来形式(❌) | 次世代形式(✅) |
|---|---|
| JPEG:100KB | WebP:65〜75KB |
| PNG:200KB | WebP:120〜140KB |
| ページ全体:3MB | ページ全体:2MB以下 |
画像を最適化するだけで、ページサイズが30%以上削減できることも珍しくありません。
PageSpeed Insightsでも、「次世代フォーマットでの画像の配信」は最もよく指摘される改善項目の一つです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:次世代フォーマットを選ぶ
WebP(ウェッピー)
- Googleが開発した形式
- JPEGより25〜35%、PNGより26%小さい
- 全ての主要ブラウザが対応済み
- 最も推奨される形式
AVIF(アビフ)
- WebPよりさらに20%程度小さい
- 比較的新しい形式
- Chrome、Firefox、Safari(最新版)が対応
- まだ対応していないブラウザがあるため、WebPとの併用推奨
Step 2:画像をWebPに変換する
方法1:オンラインツールで変換
- Squoosh(Googleが提供、無料)
- CloudConvert(無料枠あり)
方法2:WordPressプラグインで自動変換
- EWWW Image Optimizer:アップロード時に自動変換(推奨)
- ShortPixel:既存画像も一括変換
- Imagify:高品質な圧縮
方法3:コマンドラインで一括変換
# cwebpを使用(ImageMagickでも可)
cwebp input.jpg -o output.webp -q 80
Step 3:AVIFを使う場合はフォールバックを設定する
WebPは主要ブラウザすべてで対応済みのため、WebPだけなら特別な対応は不要です。
AVIFを使う場合は、未対応ブラウザ向けにWebPやJPEGへのフォールバックを設定します。
HTMLでの書き方(picture要素):
<picture>
<source srcset="image.avif" type="image/avif">
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="説明文">
</picture>
ブラウザは上から順に対応しているフォーマットを選び、AVIFが使えなければWebP、それも使えなければJPEGを表示します。
WordPressの場合は、上記プラグインが自動でフォールバックを設定してくれるため、手動対応は不要です。
注意点:
- 変換後は画質を確認(圧縮しすぎに注意)
- 元画像はバックアップとして保持
No.44|画像の遅延読み込み(Lazy Load)を導入する
🚨 問題:見えていない画像まで最初に読み込んでいませんか?
ページを開いた瞬間、全ての画像を一度に読み込もうとしていませんか?
長いページには、スクロールしないと見えない画像がたくさんあります。最初から全て読み込むと、表示が遅くなるだけです。
ユーザーが最初に見るのはファーストビューだけ。見えていない画像を後回しにするだけで、初期表示は劇的に速くなります。
💡 なぜ重要か:「見えてから読み込む」で初期表示が高速化
遅延読み込み(Lazy Load)とは、画像が画面に表示される直前になってから読み込む技術です。
| 遅延読み込みなし(❌) | 遅延読み込みあり(✅) |
|---|---|
| 全画像を最初に読み込む | 見える画像だけ先に読み込む |
| 初期表示が遅い | 初期表示が速い |
| 通信量が多い | 通信量を節約 |
効果の例:
- 20枚の画像があるページ
- 遅延読み込みなし:初期読み込み 5MB
- 遅延読み込みあり:初期読み込み 500KB(ファーストビューの画像のみ)
PageSpeed Insightsでも「オフスクリーン画像の遅延読み込み」として改善提案されることが多い項目です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:HTML標準のloading属性を使う(最も簡単)
現在のブラウザは、loading="lazy" 属性をサポートしています。
HTMLでの書き方:
<img src="image.jpg" alt="説明文" loading="lazy">
たったこれだけで、その画像は画面に近づいたときに読み込まれます。
注意:ファーストビューの画像には使わない
最初から見える画像に loading="lazy" を付けると、逆に表示が遅くなることがあります。
<!-- ファーストビュー:遅延読み込みしない -->
<img src="hero.jpg" alt="メイン画像">
<!-- スクロール後に見える画像:遅延読み込みする -->
<img src="section2.jpg" alt="セクション画像" loading="lazy">
Step 2:WordPressでの設定
WordPress 5.5以降は、画像に自動でloading="lazy"が付与されます。
確認方法:
サイトのソースコードを表示し、<img> タグに loading="lazy" があるか確認。
WordPress標準での対応範囲: <img> タグのみ
背景画像・iframe・動画も遅延読み込みしたい場合:
→ a3 Lazy Load を導入(WordPress標準では非対応のため)
Step 3:効果を測定する
遅延読み込み導入前後で、PageSpeed Insightsのスコアを比較します。
確認ポイント:
- LCP(最大コンテンツの描画時間)が改善したか
- 「オフスクリーン画像の遅延読み込み」の警告が消えたか
No.45|不要なプラグイン・スクリプトを削除・軽量化する
🚨 問題:「とりあえず入れた」プラグインが溜まっていませんか?
WordPressサイトでよくある光景:
- 「このプラグイン便利そう」→ インストール
- 「この機能も使うかも」→ インストール
- 「前に試したやつ」→ 無効化したまま放置
気づけば20個以上のプラグインが入っている。しかも、実際に使っているのは半分以下…。
不要なプラグインは、サイトを遅くするだけでなく、セキュリティリスクにもなります。定期的な棚卸しが必要です。
💡 なぜ重要か:プラグインは「便利」と「負荷」のトレードオフ
プラグインを1つ追加するごとに、以下が発生します。
- CSSファイルの追加読み込み
- JavaScriptファイルの追加読み込み
- データベースへの追加クエリ
- PHPの追加処理
| プラグイン過多(❌) | プラグイン厳選(✅) |
|---|---|
| 読み込むファイルが多い → 遅い | 必要最小限 → 速い |
| 競合でエラーが起きやすい | 安定して動作 |
| 更新管理が大変 | メンテナンスが楽 |
| セキュリティリスク増大 | セキュリティリスク最小化 |
「本当に必要か?」を問い直し、不要なものは削除する習慣が大切です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のプラグインを棚卸しする
WordPress管理画面 → プラグイン → インストール済みプラグイン
全てのプラグインについて、以下を確認:
- 有効化しているか、無効化のままか?
- 実際に機能を使っているか?
- 最終更新日はいつか?(1年以上前は危険)
- 他のプラグインと機能が重複していないか?
Step 2:不要なプラグインを削除する
削除の判断基準:
| 状態 | アクション |
|---|---|
| 無効化のまま放置 | 削除 |
| 有効だが使っていない | 削除 |
| 機能が他と重複 | 1つに統合して他を削除 |
| 1年以上更新されていない | 代替プラグインに乗り換え |
| 使っているが代替手段がある | コードで代替できるなら削除 |
よく削除できるプラグイン:
- 「Hello Dolly」(WordPress標準で不要)
- 「Akismet Anti-spam」(WordPress標準だが有料契約しないなら不要)
- 使っていないSEOプラグイン(1つに統一)
- 使っていないセキュリティプラグイン(1つに統一)
- 過去に試して放置したもの
Step 3:スクリプトの読み込みを最適化する
プラグインを減らした後、さらに最適化します。
方法1:使わないページでスクリプトを読み込まない
Contact Form 7のCSSやJSは、問い合わせページ以外では不要です。
// functions.php に追記
add_action('wp_enqueue_scripts', function() {
if (!is_page('contact')) { // ←'contact'はページのスラッグ
wp_dequeue_style('contact-form-7');
wp_dequeue_script('contact-form-7');
}
});
※ 'contact' の部分は、あなたの問い合わせページのスラッグに変更してください。
スラッグは、管理画面 → 固定ページ → 該当ページの編集画面で「URLスラッグ」として確認できます。
方法2:重いプラグインを軽量な代替品に乗り換える
| 重いプラグイン | 軽量な代替プラグイン |
|---|---|
| Yoast SEO、All in One SEO(多機能だが重い) | SEO SIMPLE PACK(必要最低限で軽い) |
| Jetpack(機能が多すぎる) | 個別機能のプラグインに分離 |
乗り換え時は、設定を控えておいてから削除→新プラグインで再設定という手順で。
No.46|CSSとJavaScriptを圧縮・最適化する
🚨 問題:CSS/JSファイルが「そのまま」配信されていませんか?
開発時のCSSやJavaScriptには、読みやすくするための改行、インデント、コメントが含まれています。
これらは開発者にとっては便利ですが、ブラウザにとっては無駄なデータです。
圧縮(Minify)することで、ファイルサイズを20〜40%削減できます。1ファイルでは小さな差でも、複数ファイルが積み重なると、大きな表示速度の差になります。
💡 なぜ重要か:ファイルサイズ削減は即効性のある改善策
CSS/JSの圧縮は、最も手軽に効果が出る最適化手法の一つです。
| 圧縮前(❌) | 圧縮後(✅) |
|---|---|
| style.css:100KB | style.min.css:60KB |
| script.js:80KB | script.min.js:50KB |
| 合計:180KB | 合計:110KB(約40%削減) |
PageSpeed Insightsでも「CSS/JavaScriptの最小化」は頻繁に指摘される項目です。
さらに、複数のCSSファイルを1つに結合(Combine)すると、HTTPリクエスト数が減り、さらに高速化できます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:WordPressプラグインで自動圧縮する(推奨)
最も手軽な方法は、プラグインを使って自動で圧縮・結合することです。
おすすめプラグイン:
Autoptimize(オートプティマイズ)
- 無料で高機能
- CSS/JS/HTMLの圧縮・結合
- 設定が分かりやすい
設定 → Autoptimize →
☑ JavaScriptコードを最適化
☑ CSSコードを最適化
☑ HTMLコードを最適化
LiteSpeed Cache(無料)
- LiteSpeedサーバー向けだが、他のサーバーでも一部機能が使える
- 圧縮・結合・キャッシュが一体
Step 2:手動で圧縮する方法(開発者向け)
プラグインを使わない場合の方法です。
オンラインツールで圧縮:
ビルドツールを使う(開発環境):
# npm + terser(JS圧縮)
npx terser script.js -o script.min.js
# npm + csso(CSS圧縮)
npx csso style.css -o style.min.css
Step 3:効果を確認し、問題がないかテストする
圧縮・結合後は、必ずサイトの動作確認をしてください。
確認ポイント:
- レイアウトが崩れていないか
- JavaScriptのエラーが出ていないか(開発者ツールのConsoleを確認)
- 問い合わせフォームが動作するか
- スライダー、アニメーションが動くか
問題が起きた場合:
- 圧縮・結合の対象から問題のファイルを除外
- 特定のスクリプトを「遅延読み込み」ではなく「即時読み込み」に変更
- プラグインの設定を調整
PageSpeed Insightsで再計測し、改善効果を確認しましょう。
No.47|サーバーのレスポンス時間(TTFB)を確認する
🚨 問題:画像やCSSを最適化しても遅いままではないですか?
「画像も圧縮した、CSSも最適化した。でもまだ遅い…」
その原因は、サーバー側のレスポンス時間にあるかもしれません。
TTFB(Time To First Byte)とは、ブラウザがサーバーにリクエストを送ってから、最初の1バイトが届くまでの時間です。この時間が長いと、どれだけフロントエンドを最適化しても、根本的な遅さは解消されません。
家の中をどれだけ片付けても、家に着くまでの道が渋滞していたら遅いのと同じです。
💡 なぜ重要か:TTFBは全ての表示速度の「出発点」
TTFBが長いと、その後の全ての処理が遅延します。
| TTFBが遅い(❌) | TTFBが速い(✅) |
|---|---|
| サーバーの応答を待つ間、画面が真っ白 | すぐにコンテンツの読み込みが始まる |
| LCPも必然的に遅くなる | LCP改善の土台ができる |
| ユーザーが「重いサイト」と感じる | ユーザーが「軽いサイト」と感じる |
TTFBの目安:
- 良好:200ms以下
- 許容範囲:500ms以下
- 要改善:800ms以上
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:TTFBを計測する
方法1:PageSpeed Insights
「診断」セクションに「サーバー応答時間の短縮」という項目があれば、TTFBに問題があります。
方法2:Chrome開発者ツール
- F12(または右クリック→検証)
- Networkタブを開く
- ページを再読み込み
- 最初のHTMLファイルをクリック
- 「Timing」タブで「Waiting (TTFB)」を確認
方法3:WebPageTest
webpagetest.org で詳細な計測が可能。
Step 2:TTFBが遅い原因を特定する
よくある原因と対策:
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| サーバーが遅い・スペック不足・海外サーバー | 高速なレンタルサーバーへ変更(エックスサーバー、mixhostなど) |
| PHPのバージョンが古い | サーバー管理画面からPHP 8.xにアップデート |
| データベースのクエリが重い | クエリの最適化、インデックス追加 |
| WordPressのキャッシュがない | キャッシュプラグインを導入(Step 3で詳しく解説) |
Step 3:キャッシュを導入してTTFBを改善する
最も効果的な対策は「キャッシュの導入」です。
サーバーサイドキャッシュ(推奨):
- サーバーが毎回PHPを実行する代わりに、生成済みHTMLを返す
- TTFBを50〜90%短縮できることも
WordPressでのキャッシュ導入:
- WP Super Cache(無料・シンプル)
- W3 Total Cache(無料・高機能)
- LiteSpeed Cache(LiteSpeedサーバー向け)
設定例(WP Super Cache):
- プラグインをインストール・有効化
- 設定 → WP Super Cache
- 「キャッシングを有効化」をオン
- 推奨設定を適用
キャッシュ導入後、再度TTFBを計測して効果を確認しましょう。
No.48|CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の導入を検討する
🚨 問題:サーバーが物理的に遠いユーザーへの表示が遅くないですか?
あなたのサーバーが東京にあるとして、北海道や沖縄のユーザーには問題なく表示されますか? 海外からのアクセスはどうでしょうか?
物理的な距離は、表示速度に直接影響します。
光の速度にも限界があり、東京-大阪間でも約10〜20msの遅延が発生します。海外となると、100ms以上の遅延は当たり前です。
この問題を解決するのがCDN(Content Delivery Network)です。
💡 なぜ重要か:世界中に「分身サーバー」を置く仕組み
CDNは、コンテンツを世界中のサーバー(エッジサーバー)にコピーし、ユーザーに最も近いサーバーから配信する仕組みです。
【CDNなし】
東京のサーバーの場合、沖縄のユーザーは遠い・遅い
【CDNあり】
東京のサーバー → CDN(沖縄) ← 沖縄のユーザーも近い・速い
| CDNなし(❌) | CDNあり(✅) |
|---|---|
| 遠いユーザーは遅い | どこからでも速い |
| サーバー負荷が集中 | 負荷が分散される |
| アクセス集中で落ちやすい | 高負荷に強い |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:Cloudflare(クラウドフレア)を使う
CDNはCloudflare一択です。理由はシンプルで、無料なのに制限がほぼないから。
Cloudflareの無料プランでできること:
- CDN(世界中のサーバーからコンテンツ配信)
- SSL証明書(https化)
- DDoS攻撃からの保護
- DNSの高速化
- 帯域幅(転送量)も無制限
一般的なホームページなら、無料プランでずっと使い続けられます。
※ Amazon CloudFront、Google Cloud CDN、Fastlyなど他のCDNもありますが、これらは従量課金制で、AWSやGCPを使っている上級者向けです。特別な理由がなければCloudflareで十分です。
Step 2:Cloudflareを設定する
設定手順:
- 1. Cloudflareにサインアップ
cloudflare.com でアカウント作成 - 2. サイトを追加
「Add a Site」で自社ドメインを入力 - 3. プランを選択
「Free」プランでOK - 4. DNSレコードを確認
既存のDNS設定が自動で読み込まれるので確認 - 5. ネームサーバーを変更
ドメイン管理画面で、ネームサーバーをCloudflare指定のものに変更 - 6. 反映を待つ
通常24〜48時間で反映(早ければ数時間)
Step 3:キャッシュ設定を最適化する
Cloudflare導入後、キャッシュ設定を調整します。
推奨設定:
- キャッシュレベル:Standard
- ブラウザキャッシュTTL:4時間〜1日
- Always Online:オン(サーバーダウン時もキャッシュで表示)
WordPressとの連携:
- Cloudflare Plugin for WordPressをインストール
- 自動でキャッシュクリアが連携される
注意点:
- 更新がすぐ反映されない場合は、Cloudflare管理画面で「キャッシュをパージ」
- 会員サイト・ECサイトでは、ログイン後のページをキャッシュ対象外にする設定が必要
導入後、PageSpeed InsightsでTTFBの改善を確認しましょう。
No.49|SSL化(HTTPS)が完了しているか確認する
🚨 問題:まだ「http://」のままになっていませんか?
ブラウザのアドレスバーに、「保護されていない通信」という警告が表示されていませんか?
SSL化(HTTPS化)が完了していないサイトは、Chrome、Safari、Firefoxなどの主要ブラウザで警告が表示されます。
この警告を見たユーザーは、「このサイトは危険かも」と感じ、離脱する可能性が高まります。
2026年現在、SSL化は当たり前の基本です。未対応なら、今すぐ対応が必要です。
💡 なぜ重要か:SSL化は「信頼」と「SEO」の両方に影響
SSL化には、複数の重要なメリットがあります。
1. セキュリティの確保
通信が暗号化され、フォームに入力した情報が第三者に盗み見られなくなる。
2. ユーザーの信頼獲得
「保護されていない通信」の警告が消え、鍵マークが表示される。
3. SEOへの好影響
GoogleはHTTPSをランキング要因としている(2014年から)。
4. 表示速度の向上
HTTP/2プロトコルはHTTPS必須。HTTP/2対応で表示速度が向上。
| HTTP(❌) | HTTPS(✅) |
|---|---|
| 「保護されていない通信」表示 | 鍵マーク表示で安心 |
| 通信が暗号化されない | 通信が暗号化される |
| SEOに悪影響 | SEOに好影響 |
| HTTP/2が使えない | HTTP/2で高速化 |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現状を確認する
自社サイトのURLにアクセスし、以下を確認してください。
確認ポイント:
- アドレスバーに鍵マークが表示されているか?
- URLが「https://」で始まっているか?
- 「http://」でアクセスすると「https://」にリダイレクトされるか?
よくある問題:
- トップページはHTTPSだが、下層ページがHTTPのまま
- 画像やCSSがHTTPで読み込まれている(混在コンテンツ)
Step 2:SSL証明書を取得・設定する
方法1:レンタルサーバーの無料SSL
多くのレンタルサーバーは、Let’s Encryptの無料SSL証明書を提供しています。
- エックスサーバー、さくらサーバー、ロリポップ等
サーバー管理画面で「無料SSL」を有効化するだけで設定完了です。
方法2:Cloudflare経由のSSL
Cloudflare(無料プラン)を使うと、SSL証明書が自動で設定されます。
Step 3:全ページをHTTPSに統一する
SSL証明書を設定したら、サイト全体をHTTPSに統一します。
WordPressの場合:
- 設定 → 一般
- WordPress アドレス (URL):
https://〜に変更 - サイトアドレス (URL):
https://〜に変更
- HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定
.htaccess に以下を追加:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
- 混在コンテンツの修正
画像やリンクがhttp://で指定されている場合、https://に修正。
Better Search Replaceプラグインで一括置換可能。 - Search Consoleで新規登録
HTTPSのURLを新たにプロパティとして追加。
SSL化完了後、全ページで警告が出ていないか確認しましょう。
No.50|モバイルフレンドリーテストで問題がないか確認する
🚨 問題:Googleから「モバイルで使いにくい」と判定されていませんか?
「うちのサイトはレスポンシブだから大丈夫」
本当にそうでしょうか? Googleが「モバイルフレンドリー」と判定しているか、確認したことはありますか?
2015年から、Googleはモバイルフレンドリーでないサイトの検索順位を下げるアルゴリズムを導入しています。さらに2021年からはモバイルファーストインデックスが完全適用され、スマホでの見やすさがより重要になりました。
レスポンシブ対応したつもりでも、細かな問題が残っている可能性があります。
💡 なぜ重要か:スマホでの「使いやすさ」がSEOに直結
Googleはモバイル版を基準にサイトを評価します(モバイルファーストインデックス)。以下の基準を満たす必要があります。
Googleのモバイル評価基準(2026年現在):
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 横スクロール | 発生しないこと |
| テキストサイズ | 拡大なしで読める(16px以上推奨) |
| タップ要素の間隔 | 誤タップしない程度の余白がある |
| ビューポート設定 | width=device-width が正しく設定されている |
| HTTPS | 必須(HTTPのみはマイナス評価) |
| ポップアップ | 画面を覆う侵入的なポップアップはNG |
Core Web Vitals(表示速度・操作性の指標)も重要:
| 指標 | 良好の基準 | 意味 |
|---|---|---|
| LCP | 2.5秒以下 | メインコンテンツの表示速度 |
| INP | 200ms以下 | タップ後の応答速度 |
| CLS | 0.1以下 | レイアウトのズレの少なさ |
| モバイルフレンドリーでない(❌) | モバイルフレンドリー(✅) |
|---|---|
| 検索順位に悪影響 | 検索順位に好影響 |
| スマホユーザーが使いにくい | スマホで快適に閲覧 |
| 離脱率が高い | 滞在時間が長い |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:モバイル対応状況を確認する
※ 以前あった「モバイルフレンドリーテストツール」は2023年12月に廃止されました。現在は以下の方法で確認します。
方法1:Google Search Console(推奨)
- Search Console にアクセス
- 対象のプロパティを選択
- 「エクスペリエンス」→「ウェブに関する主な指標」でCore Web Vitalsを確認
- 「URL検査」で個別ページのモバイル対応を確認
方法2:PageSpeed Insights
- PageSpeed Insights にアクセス
- URLを入力して「分析」
- 「モバイル」タブでスコアとCore Web Vitalsを確認
方法3:Chrome開発者ツール(Lighthouse)
- Chromeでサイトを開く → F12 → 「Lighthouse」タブ
- 「モバイル」を選択して「分析」
Step 2:指摘された問題を修正する
よくある問題と対策:
| 問題 | 対策 |
|---|---|
| テキストが小さすぎる | font-size: 16px以上に |
| タップ要素が近すぎる | ボタン間隔を8px以上、ボタン高さ44px以上に |
| コンテンツの幅が広すぎる | max-width: 100% で横幅を制限 |
| ビューポートが設定されていない | <meta name="viewport"> を追加 |
ビューポートの正しい設定:
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
テキストサイズの修正:
body {
font-size: 16px;
line-height: 1.6;
}
@media (max-width: 768px) {
body {
font-size: 16px; /* スマホでも16px以上を維持 */
}
}
Step 3:複数端末・ブラウザで実機確認する
Googleのテストに合格しても、実際のスマホで使いやすいかは別問題です。
実機確認のポイント:
- iPhone(Safari)で問題なく表示されるか
- Android(Chrome)で問題なく表示されるか
- 文字が読みやすいか(老眼気味の人でも)
- ボタンがタップしやすいか
- 横スクロールが発生していないか
- 画像が見切れていないか
- フォームが入力しやすいか
可能であれば、異なる端末(iPhone SE、iPhone 17、Galaxy等)で確認しましょう。画面サイズによって見え方が異なることがあります。
修正後、再度モバイルフレンドリーテストを実施して、問題が解消されたことを確認してください。
⑥ スマホUX・モバイル最適化

スマホで”快適に”使えるか
今やWebサイトへのアクセスの7〜8割はスマートフォンからです。にもかかわらず、多くの企業サイトは「PC版をそのまま縮小しただけ」のスマホ表示になっています。
文字が小さくて読めない、ボタンが押しにくい、横スクロールが発生する——そんなストレスを与えていては、せっかくの見込み客を逃し続けることになります。スマホでの体験が悪ければ、あなたのビジネスそのものへの印象も悪くなります。
PCではなく、スマホを基準に考える。それが今のWeb運用の大前提です。
No.51|スマホでの文字サイズ・行間を実機で確認する(16px以上推奨)
🚨 問題:開発者ツールのエミュレーターだけで確認していませんか?
「PCのChromeで、開発者ツールを使ってスマホ表示を確認した」
それだけで十分だと思っていませんか? 実は、エミュレーターと実機では見え方が違うことがよくあります。
特に文字サイズと行間は、実機で見ると「思ったより小さい」「読みにくい」ということが多いのです。
実機で「読みにくい」と感じるサイトは、ユーザーにも読みにくい。当たり前ですが、意外と見落とされています。
💡 なぜ重要か:スマホは「じっくり読む」環境ではない
スマホでサイトを見るユーザーは、以下のような状況にいます。
- 電車の中で揺られながら
- 歩きながら
- テレビを見ながら
- 寝る前にベッドで
集中して読める環境ではありません。だからこそ、少しでも読みにくければ、すぐに離脱します。
| 読みにくい(❌) | 読みやすい(✅) |
|---|---|
| font-size: 12px | font-size: 16px以上 |
| line-height: 1.2 | line-height: 1.6〜1.8 |
| ぎっしり詰まったテキスト | 適度な余白で区切られたテキスト |
Googleの推奨も「本文16px以上」です。これ以下だと、モバイルフレンドリーテストで警告が出ることがあります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:実機で自社サイトを開いて確認する
PCのエミュレーターではなく、実際のスマホでサイトを見てください。
チェックポイント:
- 本文が読みやすいか?(老眼気味でも読めるか)
- 行と行の間が詰まりすぎていないか?
- 長文でも疲れずに読めるか?
- 見出しと本文の区別がつきやすいか?
できれば複数の端末で確認
- iPhone SE(小さい画面)
- iPhone 17(大きい画面)
- Android端末
Step 2:CSSで適切なサイズを設定する
推奨値:
body {
font-size: 16px; /* 最低16px、17〜18pxでも良い */
line-height: 1.6; /* 1.6〜1.8が読みやすい */
letter-spacing: 0.02em; /* 少し字間を開けると読みやすい */
}
h1 { font-size: 24px; }
h2 { font-size: 20px; }
h3 { font-size: 18px; }
@media (max-width: 768px) {
body {
font-size: 16px; /* スマホでも16px以上を維持 */
line-height: 1.7; /* スマホでは少し広めに */
}
}
Step 3:段落の余白も調整する
文字サイズだけでなく、段落間の余白も読みやすさに影響します。
p {
margin-bottom: 1.5em; /* 段落間に適度な余白 */
}
/* スマホ用にさらに余白を追加 */
@media (max-width: 768px) {
p {
margin-bottom: 1.8em;
}
/* 本文エリアの左右に余白 */
.content {
padding: 0 16px;
}
}
実機確認→調整→実機確認のサイクルを繰り返し、最も読みやすいサイズを見つけてください。
「少し大きいかな?」と思うくらいでちょうどいいことが多いです。
No.52|タップ領域を44px以上確保し、誤タップを防ぐ
🚨 問題:ボタンやリンクが小さすぎて押しにくくないですか?
スマホで小さいリンクを押そうとして、隣のリンクを押してしまった経験はありませんか?
指は、マウスカーソルのように正確ではありません。
PC向けに設計されたサイトをそのままスマホで表示すると、リンクやボタンが小さすぎて「押しにくい」「誤タップする」という問題が発生します。
誤タップはユーザーにストレスを与え、離脱につながります。
💡 なぜ重要か:指の大きさは約10mm
人間の指先は、平均で約10mm(44〜48ピクセル相当)の大きさがあります。
Apple・Googleともに、タップ可能な要素の最小サイズは44pxを推奨しています。
| 小さすぎる(❌) | 適切なサイズ(✅) |
|---|---|
| 32px × 32px | 44px × 44px以上 |
| リンクが近すぎて誤タップ | 十分な間隔で確実にタップ |
| 「押せない!」とイライラ | ストレスなく操作 |
特に問題になりやすい箇所:
- フッターのリンク一覧
- ナビゲーションメニュー
- フォームのチェックボックス・ラジオボタン
- ページネーション(1 2 3 4 5…)
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:タップ領域が小さい箇所を特定する
実際のスマホで自社サイトを操作し、押しにくい場所を探します。
チェック方法:
- 1. スマホでサイトを開く
- 2. 全てのリンク・ボタンをタップしてみる
- 3.「押しにくい」「誤タップする」箇所をメモ
よく問題が見つかる場所:
- グローバルナビゲーション
- フッターリンク
- サイドバー
- 目次(TOC)
- SNSシェアボタン
Step 2:CSSでタップ領域を拡大する
要素自体のサイズを変えられない場合でも、paddingで領域を広げることができます。
ボタンのサイズを確保:
.button {
min-height: 44px;
min-width: 44px;
padding: 12px 24px;
}
リンクのタップ領域を拡大:
a {
display: inline-block;
padding: 8px 4px; /* 領域を拡大 */
}
/* フッターリンクなど小さくなりがちな場所 */
.footer-links a {
display: block;
padding: 12px 0; /* 縦の領域を拡大 */
}
チェックボックス・ラジオボタン:
input[type="checkbox"],
input[type="radio"] {
width: 24px;
height: 24px;
}
/* ラベルもクリック可能にして領域拡大 */
label {
display: flex;
align-items: center;
padding: 8px;
cursor: pointer;
}
Step 3:タップ要素間の間隔も確保する
要素が44px以上でも、隣り合う要素との間隔が狭いと誤タップします。
最低8pxの間隔を確保:
.nav-links a {
margin: 0 8px; /* 左右に8px以上の間隔 */
padding: 12px 16px;
}
.pagination a {
margin: 0 4px;
min-width: 44px;
min-height: 44px;
display: inline-flex;
align-items: center;
justify-content: center;
}
修正後、再度実機でテストし、押しやすくなったか確認してください。
No.53|横スクロールが発生していないか全ページ確認する
🚨 問題:スマホで横にスクロールできてしまっていませんか?
スマホでサイトを見ているとき、ページが左右に少しだけ動くことはありませんか?
これは横スクロールが発生している証拠です。
レスポンシブ対応したはずなのに、特定のページや特定の要素で横スクロールが起きている——これは非常によくある問題です。
横スクロールは「このサイト、スマホ対応が雑だな」という印象を与え、信頼性を損ないます。
💡 なぜ重要か:横スクロールは「未完成」の証
正しくスマホ対応されたサイトでは、横スクロールは絶対に発生しません。
| 横スクロールあり(❌) | 横スクロールなし(✅) |
|---|---|
| 「雑に作られている」印象 | 「きちんと作られている」印象 |
| 操作性が悪い | 縦スクロールだけで快適 |
| モバイルフレンドリー判定にも悪影響 | Googleの評価も良好 |
特に問題になりやすい要素:
- 幅固定の表(table)
- 横長の画像
- コードブロック
- iframeで埋め込んだコンテンツ
- 幅指定されたdiv
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:全ページをスマホで確認する
実際のスマホで、全てのページを指で左右にスワイプしてみてください。
確認方法:
- ページを開く
- 画面を左右にスワイプする
- 少しでも動いたら、横スクロールが発生している
重点的にチェックすべきページ:
- 表(table)を含むページ
- コードや数式を含むページ
- 画像が多いページ
- iframe埋め込みがあるページ
Step 2:原因を特定する
横スクロールが見つかったら、何が画面幅を超えているかを特定します。
Chrome開発者ツールでの確認方法:
- F12 → 要素を選択
- スタイルパネルで各要素のwidthを確認
- 画面幅を超える要素を見つける
よくある原因:
width: 1000pxなど固定幅の指定min-widthの指定- 大きな画像に
max-width: 100%がない - table要素がはみ出している
- pre/codeブロックが長い
Step 3:CSSで修正する
画像のはみ出し防止:
img {
max-width: 100%;
height: auto;
}
表のスクロール対応:
/* 表を横スクロール可能なコンテナで囲む */
.table-wrapper {
overflow-x: auto;
-webkit-overflow-scrolling: touch;
}
table {
min-width: 600px; /* 最小幅を指定してスクロール */
}
コードブロックの対応:
pre, code {
overflow-x: auto;
max-width: 100%;
}
全体のはみ出し防止(最終手段):
body {
overflow-x: hidden;
}
※ これは原因を隠すだけなので、根本的な修正を優先してください。
iframeの対応:
iframe {
max-width: 100%;
}
/* YouTubeなどのアスペクト比を保つ */
.video-wrapper {
position: relative;
padding-bottom: 56.25%; /* 16:9 */
height: 0;
}
.video-wrapper iframe {
position: absolute;
top: 0;
left: 0;
width: 100%;
height: 100%;
}
No.54|電話番号・地図リンクをワンタップで動作させる
🚨 問題:電話番号をタップしても電話がかからない状態になっていませんか?
スマホでサイトを見ているユーザーが「電話で問い合わせたい」と思ったとき、電話番号をタップするだけで発信できる状態になっていますか?
多くのサイトで、電話番号がただのテキストとして表示されています。ユーザーは番号をコピーして、電話アプリを開いて、貼り付けて…という手間が必要です。
この手間が、問い合わせ機会の損失につながっています。
💡 なぜ重要か:スマホは「電話」ができるデバイス
当たり前のことですが、スマホは電話です。タップすれば電話がかかるのが自然な体験です。
同様に、住所をタップすれば地図アプリが開くのも、自然な体験です。
| 対応していない場合(❌) | 対応している場合(✅) |
|---|---|
| 番号をコピー→電話アプリ→貼り付け | ワンタップで発信 |
| 住所をコピー→マップアプリ→検索 | ワンタップでマップが開く |
| 面倒→問い合わせを諦める | 簡単→すぐに問い合わせ |
特にローカルビジネス(飲食店、美容室、クリニック等)では、電話・地図リンクは必須です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:電話リンク(tel:)を設定する
電話番号を、tel: リンクにします。
HTMLの書き方:
<a href="tel:0312345678">03-1234-5678</a>
デザインを整える:
📞 03-1234-5678HTMLの例
<a href="tel:0312345678" class="phone-link">
📞 03-1234-5678
</a>
CSSの例
.phone-link {
display: inline-block;
padding: 12px 24px;
background: #2ecc71;
color: #fff;
border-radius: 8px;
text-decoration: none;
font-size: 20px;
}
Step 2:地図リンクを設定する
住所をタップすると地図アプリが開くようにします。
Googleマップへのリンク:
<a href="https://maps.google.com/?q=東京都渋谷区〇〇1-2-3">
📍 東京都渋谷区〇〇1-2-3(地図を見る)
</a>
より確実なリンク(座標指定):
<a href="https://www.google.com/maps?q=35.6595,139.7004">
📍 地図で見る
</a>
Google MapsとApple Mapsの両対応:
<a href="https://www.google.com/maps?q=35.6595,139.7004" target="_blank">Google Maps</a> | <a href="https://maps.apple.com/?q=35.6595,139.7004" target="_blank">Apple Maps</a>
Step 3:PCでは電話リンクを無効化する(任意)
PCで電話リンクをクリックしても意味がないので、PC表示では無効化する方法もあります。
無効化しなくても、特に問題ありません。
CSSでリンクを無効化:
<a href="tel:0312345678" class="phone-link">📞 03-1234-5678</a>
/* PCではクリック無効・通常のテキストとして表示 */
@media (min-width: 769px) {
.phone-link {
pointer-events: none; /* クリック無効 */
color: inherit; /* リンク色を解除 */
text-decoration: none; /* 下線を解除 */
}
}
スマホで実機確認し、ワンタップで電話・地図が開くことを確認してください。
No.55|フォーム入力時にキーボードが適切に表示されるか確認する
🚨 問題:メールアドレス入力なのに普通のキーボードが出ていませんか?
スマホでフォームに入力するとき、入力内容に適したキーボードが表示されていますか?
- 電話番号を入力したいのに、文字キーボードが出る
- メールアドレスを入力したいのに、@マークが押しにくい
- 数字を入力したいのに、いちいち切り替えが必要
これらは、HTMLの input type 属性が正しく設定されていないために起こります。
適切なキーボードが出るだけで、入力のストレスは大幅に減ります。
💡 なぜ重要か:キーボード1つで入力速度が3倍違う
スマホでの入力は、PCより圧倒的に面倒です。少しでも入力しやすい環境を整えることが、フォーム完了率の向上につながります。
| 適切でないキーボード(❌) | 適切なキーボード(✅) |
|---|---|
| 電話番号に文字キーボード | 電話番号に数字パッド |
| メールに標準キーボード | メールに@.comが近いキーボード |
| 入力に時間がかかる | スムーズに入力できる |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:各フォーム項目のtype属性を確認する
HTMLの <input> タグの type 属性を確認します。
確認方法:
- フォームページを開く
- 右クリック→「ページのソースを表示」
<inputを検索し、typeの値を確認
Step 2:適切なtypeを設定する
入力内容ごとの適切なtype:
| 入力内容 | type属性 | 表示されるキーボード |
|---|---|---|
| メールアドレス | email | @と.comが押しやすい |
| 電話番号 | tel | 数字パッド |
| URL | url | /と.comが押しやすい |
| 数字のみ | number | 数字パッド |
| パスワード | password | 入力が●で隠れる |
| 検索 | search | 検索ボタン付き |
HTMLの書き方:
<input type="email" name="email" placeholder="例:info@example.com">
<input type="tel" name="phone" placeholder="例:03-1234-5678">
<input type="url" name="website" placeholder="例:https://example.com">
<input type="number" name="quantity" min="1" max="99">
よくある問題:
type="text"のままになっているtype属性が省略されている(text扱いになる)
Step 3:追加属性で入力をさらに最適化する
inputmode属性(より細かい制御):
<!-- 数字のみの入力(郵便番号など) -->
<input type="text" inputmode="numeric" pattern="[0-9]*">
<!-- 小数点を含む数字 -->
<input type="text" inputmode="decimal">
<!-- 検索用 -->
<input type="text" inputmode="search">
autocomplete属性(自動入力):
<input type="text" name="name" autocomplete="name">
<input type="email" name="email" autocomplete="email">
<input type="tel" name="phone" autocomplete="tel">
<input type="text" name="postal-code" autocomplete="postal-code">
<input type="text" name="address" autocomplete="street-address">
スマホ実機でテスト:
各入力欄をタップして、適切なキーボードが表示されるか確認してください。
No.56|スマホでのCTA位置・サイズを最適化する
🚨 問題:PC用のCTAをそのままスマホに表示していませんか?
PC向けに設計されたCTAボタン。スマホでは、こんな問題が起きていませんか?
- ボタンが小さくて押しにくい
- ボタンがスクロールしないと見えない
- 横並びのボタンが縦に崩れて見にくい
- 画面端にあってタップしにくい
CTAは「行動を促す」最重要要素です。スマホで押しにくければ、コンバージョンは大幅に下がります。
💡 なぜ重要か:スマホCTAは「親指」を意識する
スマホは、多くの場合片手で操作されます。親指が届きやすい範囲は、画面の下半分です。
┌────┐
│ │← 親指が届きにくい
│ │
│ │
│ │← 親指が届きやすい
│ [CTA] │← 最も押しやすい
└────┘
| PC最適化のCTA(❌) | スマホ最適化のCTA(✅) |
|---|---|
| 右上に小さく配置 | 画面下部に大きく配置 |
| 幅200pxのボタン | 画面幅いっぱいのボタン |
| スクロールしないと見えない | 常に画面内に見える |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:スマホでのCTA表示を確認する
実際のスマホで、CTAがどう見えているかを確認します。
チェックポイント:
- ファーストビュー内にCTAがあるか?
- ボタンは押しやすい大きさか?(高さ44px以上)
- スクロール後もCTAが見えるか?
- ボタンの文字が読めるか?
Step 2:スマホ用にCTAのサイズ・位置を調整する
CSSでスマホ用にサイズ変更:
.cta-button {
/* PC */
width: 240px;
height: 48px;
font-size: 16px;
}
@media (max-width: 768px) {
.cta-button {
/* スマホ */
width: 100%; /* 画面幅いっぱい */
height: 56px; /* 大きめに */
font-size: 18px; /* 文字も大きく */
border-radius: 8px;
}
}
横並びのボタンは縦並びに:
.cta-group {
display: flex;
gap: 12px;
}
@media (max-width: 768px) {
.cta-group {
flex-direction: column; /* 縦並びに */
}
}
Step 3:固定CTAを導入する
スマホでは、画面下部に固定表示されるCTAが効果的です。
固定CTAのCSS:
.fixed-cta {
display: none;
}
@media (max-width: 768px) {
.fixed-cta {
display: block;
position: fixed;
bottom: 0;
left: 0;
z-index: 9999;
width: 100%;
padding: 12px 16px;
background: #FF6600;
text-align: center;
}
.fixed-cta a {
color: #fff;
font-size: 18px;
font-weight: bold;
text-decoration: none;
}
/* 固定CTA分の余白をbodyに追加 */
body {
padding-bottom: 70px;
}
}
複数のCTAを固定バーに配置:
<div class="fixed-cta">
<a href="/contact">無料相談</a>
<a href="tel:0312345678">📞 電話する</a>
</div>
注意点:
- コンテンツを隠しすぎない(CTAの高さを控えめに)
- 閉じるボタンを用意することも検討
- ページ上部では非表示→スクロール後に出現、というパターンも
No.57|重要なコンテンツがスクロールなしで見える位置にあるか確認する
🚨 問題:スマホで最初に見える範囲に、何が表示されていますか?
スマホでサイトを開いたとき、スクロールせずに見える範囲(ファーストビュー)に何が表示されていますか?
- 大きすぎるロゴだけで画面が埋まっている
- メニューだけで本題が見えない
- 「お知らせ」が場所を取って、サービス内容が見えない
スマホの画面は小さいので、ファーストビューに収まる情報量は限られます。
PC版と同じ順序で情報を並べると、スマホでは最も重要な情報がファーストビューに収まらないことがあります。
💡 なぜ重要か:スクロールする前に判断される
ユーザーは、ファーストビューを見て「このサイトを読む価値があるか」を瞬時に判断します。
| ファーストビューが不適切(❌) | ファーストビューが最適化(✅) |
|---|---|
| ロゴとメニューだけが見える | サービス内容がすぐ分かる |
| 「お知らせ」が場所を取る | CTAが見える |
| 「何のサイト?」と思われる | 「自分に関係ありそう」と思われる |
スマホのファーストビューは、PCよりも貴重な空間です。本当に重要な情報だけを配置しましょう。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:スマホのファーストビューを確認する
実際のスマホで、スクロールせずに見える範囲を確認します。
チェックポイント:
- 「何のサービスか」が分かるか?
- 「誰向けか」が分かるか?
- CTAボタンが見えるか?
- ロゴやメニューが大きすぎないか?
目安:スマホのファーストビューに必ず含めるべき要素
- サービスを示すキャッチコピー
- CTAボタン(または次のアクションへの誘導)
- 信頼性を示す要素(実績数など)
Step 2:不要な要素を削減・移動する
ファーストビューに不要な要素があれば、削減または下に移動します。
削減・移動の候補:
- 大きすぎるロゴ → 小さくする
- お知らせ欄 → 下に移動またはポップアップ化
- スライダー → 1枚の画像に
- サブナビゲーション → ハンバーガーメニュー内に
スマホ専用のレイアウトを検討:
/* PCではサイドに表示する要素を、スマホでは下に */
@media (max-width: 768px) {
.sidebar {
order: 2; /* 後ろに移動 */
}
.main-content {
order: 1; /* 先に表示 */
}
}
Step 3:スマホ用に情報の順序を再設計する
PC版の順序をそのまま使うのではなく、スマホ用に情報の優先順位を再考します。
スマホでの理想的な順序:
1. ヘッダー(ロゴ + ハンバーガーメニュー)← コンパクトに
2. キャッチコピー ← 1〜2行で収まるように
3. CTA ← ファーストビュー内に
4. 実績・信頼性 ← 数字だけ簡潔に
5. サービス内容 ← スクロール後
PC版と順序を変える場合のCSS:
@media (max-width: 768px) {
.hero-section {
display: flex;
flex-direction: column;
}
.cta-area {
order: 1; /* 先に表示 */
}
.detail-text {
order: 2; /* 後に表示 */
}
}
修正後、再度スマホで確認し、最も重要な情報がファーストビューに収まっているか確認してください。
No.58|ハンバーガーメニューの中身を整理し、重要項目を優先する
🚨 問題:ハンバーガーメニューに項目を詰め込みすぎていませんか?
スマホでの定番、ハンバーガーメニュー(≡)。
開いてみると、20項目以上のリンクがズラッと並んでいる…なんてことはありませんか?
PCのグローバルナビをそのままハンバーガーに入れると、項目が多すぎて何を選べばいいか分からない状態になります。
ユーザーは迷うと離脱します。
💡 なぜ重要か:選択肢が多いと「選べない」
ハンバーガーメニューは、そもそも「わざわざ開く」必要があります。それだけでもハードルが高いのに、開いた先が情報過多では、ユーザーは途方に暮れます。
| 項目過多のメニュー(❌) | 整理されたメニュー(✅) |
|---|---|
| 「どれを選べば?」と迷う | 「これだ」とすぐ分かる |
| 目的のページにたどり着けない | 最短距離でたどり着ける |
| 面倒になって閉じる | 必要なページに遷移 |
スマホでは特に「少ない選択肢、明確な優先順位」が重要です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のメニュー項目を洗い出す
ハンバーガーメニューに入っている全項目をリストアップします。
例えば:
- ホーム
- 会社概要
- 代表挨拶
- 沿革
- サービス一覧
- サービスA
- サービスB
- 実績紹介
- 料金
- よくある質問
- ブログ
- 採用情報
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
- サイトマップ
Step 2:項目を「重要度」で分類する
分類基準:
- A(必須):ほぼ全てのユーザーが探すページ
- B(重要):検討段階のユーザーが見るページ
- C(補助):一部のユーザーだけが見るページ
分類例:
- A(必須):サービス、料金、お問い合わせ
- B(重要):実績、よくある質問、会社概要
- C(補助):沿革、代表挨拶、採用情報、プライバシーポリシー
Step 3:メニュー構造を再設計する
分類に基づいて、メニューを再構成します。
改善パターン1:項目を減らす
≡ メニュー
├── サービス
├── 料金
├── 実績・事例
├── 会社概要
├── 採用情報
└── お問い合わせ
※ 「沿革」「代表挨拶」は会社概要の中に統合
※ 「プライバシーポリシー」「サイトマップ」はフッターに
改善パターン2:階層化する
≡ メニュー
├── サービス ▼
│ ├── サービスA
│ ├── サービスB
│ └── サービスC
├── 料金
├── 会社情報 ▼
│ ├── 会社概要
│ └── 実績・事例
├── 採用情報
└── お問い合わせ
改善パターン3:CTAを目立たせる
メニューの上部に目立つCTAを配置
≡ メニュー
┌────────┐
│無料相談はこちら│
└────────┘
├── サービス
├── 料金
├── 会社概要
├── 採用情報
└── よくある質問
メニュー項目は「7±2」が認知心理学的にも適切と言われています。5〜9項目を目安に整理しましょう。
No.59|スマホ用のファーストビュー・画像を別途用意する
🚨 問題:PC用の横長画像をそのままスマホに表示していませんか?
ファーストビューの画像。PC用に作った横長の画像をそのままスマホに表示すると、どうなるでしょうか?
- 画像が小さく表示されて、何が写っているか分からない
- 重要な部分がトリミングされてしまう
- 画像の縦幅が狭くなり、インパクトがなくなる
PCとスマホでは画面の比率が真逆です。横長のPCに対し、スマホは縦長。同じ画像で両方に対応するのは無理があります。
💡 なぜ重要か:ファーストビューの画像は「第一印象」を決める
ファーストビューの画像は、訪問者が最初に目にするビジュアルです。ここで「いい感じ」と思ってもらえるかが、その後の行動を左右します。
| PC画像をそのまま(❌) | スマホ専用画像を用意(✅) |
|---|---|
| 何が写っているか分からない | 意図通りに伝わる |
| インパクトが薄い | 画面いっぱいに表示 |
| 「雑なサイト」という印象 | 「きちんとしたサイト」という印象 |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:PC画像とスマホ画像の比率を理解する
画面比率の違い:
- PC:横長(16:9、4:3など)
- スマホ:縦長(9:16、3:4など)
同じ画像を使うと…
- PCの横長画像をスマホで表示 → 縦幅が狭くなる、または上下がトリミングされる
- スマホ用の縦長画像をPCで表示 → 横幅が狭くなる
Step 2:スマホ専用の画像を作成する
方法1:縦長にトリミングする
PC用画像から、重要な部分を縦長に切り出します。
推奨サイズ:
- PC用:1920×800px(横長)
- スマホ用:750×1200px(縦長)
方法2:別の構図で撮影する
重要な要素が縦長でも収まるよう、別のアングルで撮影した画像を使います。
方法3:画像の一部だけ使う
PC用画像の「中央部分」だけを切り出して縦長にします。
Step 3:HTMLで出し分けする
pictureタグで出し分け(推奨):
<picture>
<!-- スマホ用 -->
<source media="(max-width: 768px)" srcset="hero-sp.jpg">
<!-- PC用 -->
<img src="hero-pc.jpg" alt="メインビジュアル">
</picture>
CSSで背景画像を切り替え:
.hero {
background-image: url('hero-pc.jpg');
background-size: cover;
background-position: center;
}
@media (max-width: 768px) {
.hero {
background-image: url('hero-sp.jpg');
}
}
WordPressで実装する場合:
多くのテーマで「PC用画像」「スマホ用画像」を別々に設定できます。または、カスタムフィールドで実装します。
ファイルサイズにも注意:
スマホ用画像は、解像度を下げてファイルサイズを小さくしましょう。スマホで2MBの画像を読み込む必要はありません。
No.60|スマホでの滞在時間・離脱率・CV率をPCと比較分析する
🚨 問題:「スマホユーザーは多いのに、成果が出ていない」状態ではありませんか?
GA4を見ると、アクセスの70%がスマホから。でも、コンバージョンの大半はPCから…。
これは珍しいことではありません。多くのサイトで、「スマホはアクセスは多いが、成果に結びついていない」という現象が起きています。
この問題を放置していると、アクセスの大半を無駄にしていることになります。
💡 なぜ重要か:スマホの「離脱ポイント」を特定する
PCとスマホで数値を比較することで、「スマホ特有の問題」が浮き彫りになります。
| 指標 | PC | スマホ | 分析 |
|---|---|---|---|
| 直帰率 | 40% | 70% | スマホのファーストビューに問題あり |
| 平均滞在時間 | 3分 | 45秒 | スマホでコンテンツが読まれていない |
| CV率 | 2.0% | 0.5% | スマホでCTAかフォームに問題あり |
スマホの数値がPCより著しく悪い場合、そこに改善の余地があります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:GA4でデバイス別のデータを確認する
GA4での確認方法:
- レポート → エンゲージメント → 概要
- 「比較を追加」→ デバイスカテゴリ = mobile / desktop
確認すべき指標:
- セッション数:どれくらいのアクセスがあるか
- エンゲージメント率(≒直帰率の逆):ユーザーがどれだけ滞在しているか
- 平均エンゲージメント時間:どれだけの時間見ているか
- コンバージョン率:どれだけの人が成果につながっているか
Step 2:PC比でスマホの数値が悪いポイントを特定する
問題パターンと原因の推測:
| パターン | 考えられる原因 |
|---|---|
| スマホの直帰率だけ高い | ファーストビューが最適化されていない、表示が遅い |
| スマホの滞在時間が短い | 文字が読みにくい、コンテンツがスマホ向けでない |
| スマホのCV率だけ低い | フォームが入力しにくい、CTAが押しにくい |
| スマホの2ページ目以降で離脱 | 導線・ナビゲーションの問題 |
Step 3:問題ポイントを重点的に改善する
特定した問題に対して、対策を実施します。
直帰率が高い場合:
滞在時間が短い場合:
CV率が低い場合:
改善後、再度データを確認し、効果を測定します。
目標:スマホのCV率をPCの70%以上に
PCと同じレベルを目指すのは難しい場合もありますが、PCの7割程度を目標にすると現実的です。
⑦ コンテンツ構成・回遊設計

1ページで終わらせない
1ページだけ読んで離脱されるサイトと、複数ページを回遊してもらえるサイト——その差は、問い合わせ率に直結します。回遊するほど、訪問者はあなたのサービスへの理解を深め、信頼を積み重ね、「問い合わせてみようかな」という気持ちに近づいていきます。
しかし、次に読むべきコンテンツが見つからなければ、興味があっても離脱するしかありません。「この記事を読んだら、次はこれ」という道筋を用意し、自然に回遊してもらう設計こそが、サイト全体の成果を底上げします。
No.61|関連記事・関連サービスへのリンクを自然な位置に配置する
🚨 問題:1ページ見て終わり、になっていませんか?
ユーザーがブログ記事を読み終わったとき、次に何をすればいいか分かりますか?
多くのサイトで、記事を読み終わると「行き止まり」になっています。関連コンテンツへの導線がなく、ユーザーはそのまま離脱してしまいます。
1ページで帰らせるのは、もったいない。
興味を持ってくれた訪問者を、別のコンテンツにも触れてもらう「回遊」につなげましょう。
💡 なぜ重要か:回遊が増えるとサイト全体の価値が上がる
回遊率(1訪問あたりのページ閲覧数)が上がると、様々なメリットがあります。
| 回遊なし(❌) | 回遊あり(✅) |
|---|---|
| 1ページで離脱 | 複数ページを閲覧 |
| 浅い理解で終わる | サービスへの理解が深まる |
| 記憶に残らない | 印象に残り、指名検索につながる |
| SEO評価が上がりにくい | 滞在時間増でSEO評価向上 |
「このサイトには他にも役立つ情報がある」と感じてもらうことで、信頼感も高まります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:関連コンテンツの定義を明確にする
「関連」の基準を決めます。
関連の判断基準:
- 同じカテゴリ:同じテーマの記事
- 同じターゲット:同じ悩みを持つ人向けの記事
- 次のステップ:この記事の次に読むべき記事
- 補足情報:この記事で触れた内容の詳細
避けるべきパターン:
- 「最新記事」だけを表示(関連性がない)
- ランダム表示(ユーザーの文脈を無視)
Step 2:関連リンクの配置場所を決める
効果的な配置場所:
1. 記事本文中
話の流れで関連コンテンツに触れるのが最も自然。
「〇〇については、こちらの記事で詳しく解説しています」
→ [詳細記事へのリンク]
2. 記事末尾
読み終わった直後は、次のアクションを探しているタイミング。
【この記事を読んだ方におすすめ】
- 関連記事A
- 関連記事B
- 関連記事C
3. サイドバー
常に表示され、読み途中でも目に入る。
Step 3:リンクの見せ方を工夫する
テキストリンクだけでなく、視覚的に目立たせる:
カード形式:
<div class="related-posts">
<h3>関連記事</h3>
<div class="post-card">
<img src="thumbnail.jpg" alt="">
<h4>記事タイトル</h4>
<p>記事の概要文...</p>
</div>
</div>
アイキャッチ画像付き:
画像があると、クリック率が2〜3倍になることも。
「次に読むべき」を明示:
【次に読むべき記事】
あなたが今読んだ「〇〇入門」の次は、
↓ こちらの実践編がおすすめです
WordPressでの実装:
- JESTAR Related Posts:関連記事を自動表示
- Yet Another Related Posts Plugin:関連度が高い記事を表示
- 手動で設定したい場合は、カスタムフィールドを使用
No.62|記事末尾に「次に読むべき記事」を明確に提示する
🚨 問題:記事末尾が「お問い合わせはこちら」だけになっていませんか?
ブログ記事の最後。よく見かけるのは、こんな構成です。
いかがでしたか? ご質問があればお気軽にお問い合わせください。
これだけで終わっていませんか?
まだ問い合わせする気になっていないユーザーは、「次に何を見ればいいか」が分からず、離脱してしまいます。
記事末尾は、次のアクションを明示する「分岐点」です。ここを工夫するだけで、回遊率は大きく変わります。
💡 なぜ重要か:読み終わった瞬間が「最も行動しやすい」タイミング
記事を最後まで読んだ人は、そのコンテンツに興味がある人です。この人たちを「次のステップ」に誘導しないのは、大きな機会損失です。
| 次の導線がない(❌) | 次の導線がある(✅) |
|---|---|
| 「読み終わった。さて、どうしよう」 | 「次はこれを読もう」と自然に誘導 |
| そのまま離脱 | 2ページ目、3ページ目と回遊 |
| 浅い関係で終わる | 深い理解・信頼につながる |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「次に読むべき」記事を設計する
記事ごとに、「この記事を読んだ人が次に読むべき記事」を決めます。
設計の考え方:
- 入門記事の次 → 実践記事
- 概要記事の次 → 詳細記事
- 問題提起記事の次 → 解決策記事
- 事例記事の次 → サービス紹介ページ
例えば:
「SEOとは?基礎を解説」の次
→ 「初心者でもできるSEO対策5つ」
Step 2:「次に読むべき」を目立つ形で配置する
単なるリンクではなく、「次はこれ」と明示的に示すことが重要です。
効果的なフォーマット:
<div class="next-article">
<span class="label">📖 次に読むべき記事</span>
<h3>「〇〇」を読んだあなたへ</h3>
<p>次は実践編!具体的な方法を解説しています。</p>
<a href="/article-2" class="next-link">
<img src="thumbnail.jpg" alt="">
<span>初心者でもできるSEO対策5つ →</span>
</a>
</div>
CSSで目立たせる:
.next-article {
background: #f8f9fa;
border-left: 4px solid #3498db;
padding: 20px;
margin: 40px 0;
}
.next-article .label {
font-size: 14px;
color: #3498db;
font-weight: bold;
}
Step 3:複数の選択肢がある場合は「ステップ形式」で見せる
シリーズ記事の場合、全体の流れを見せます。
ステップ形式の例:
【このシリーズの記事】
✅ STEP1:SEOとは?基礎を解説(この記事)
📍 STEP2:初心者でもできるSEO対策5つ ← 次はここ!
⬜ STEP3:内部対策の具体的な方法
⬜ STEP4:外部対策とリンク獲得
「読んでいない記事」と「次に読むべき記事」が視覚的に分かると、ユーザーは迷わず次に進めます。
WordPressでの実装:
- 記事ごとにカスタムフィールドで「次の記事」を設定
- シリーズ記事はカテゴリーやタグで管理し、自動で一覧表示
No.63|内部リンクのアンカーテキストをキーワードを含む具体的な文言にする
🚨 問題:「こちら」「詳細はこちら」ばかり使っていませんか?
内部リンクを貼るとき、こんな書き方をしていませんか?
- 「詳しくはこちらをご覧ください」
- 「ここをクリックしてください」
- 「詳細ページへ」
これはSEO的にも、ユーザビリティ的にも、もったいないです。
「こちら」というテキストからは、リンク先の内容が全く伝わりません。ユーザーは「こちらって何?」と思い、クリックをためらいます。
💡 なぜ重要か:アンカーテキストは「予告」の役割を果たす
アンカーテキスト(リンク部分の文字列)は、リンク先の内容をユーザーとGoogleに伝える役割があります。
| 曖昧なアンカー(❌) | 具体的なアンカー(✅) |
|---|---|
| 「こちら」 | 「SEO対策の基本5ステップ」 |
| 「詳細」 | 「料金プランの詳細ページ」 |
| 「ここ」 | 「お客様の声・導入事例」 |
メリット1:ユーザーがリンク先を予測できる
「SEO対策の基本5ステップ」と書いてあれば、クリック前に内容が分かります。
メリット2:SEOに好影響
Googleは、アンカーテキストをリンク先ページの内容を理解するヒントにしています。キーワードを含むアンカーテキストは、リンク先ページのSEO評価を高めます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「こちら」「ここ」を検索してリストアップする
サイト内の全記事で、以下のワードを検索します。
検索ワード:
- こちら
- ここ
- 詳細
- クリック
- リンク
これらがリンクテキストになっている箇所をリストアップしてください。
Step 2:リンク先の内容を表すテキストに書き換える
見つけた「こちら」リンクを、リンク先のページタイトルやキーワードを含むテキストに変更します。
書き換え例:
| Before | After |
|---|---|
| SEO対策についてはこちら | SEO対策の基本5ステップの記事で詳しく解説 |
| 料金はここをご覧ください | 料金プラン・費用の詳細をご覧ください |
| 事例は詳細ページへ | お客様の声・導入事例30選をご覧ください |
| お申込みはこちらから | 無料相談のお申込みはこちらから |
Step 3:自然な文脈でキーワードを含める
無理やりキーワードを詰め込むのではなく、文脈に沿って自然にキーワードを含めます。
良い例:
SEO対策の基本については、「初心者向けSEO対策ガイド」で
詳しく解説しています。まずはこちらをお読みください。
悪い例(詰め込みすぎ):
SEO対策 初心者 ガイド 基本 入門についてはSEO対策 初心者ガイドを
ご覧ください。
ポイント:
- ターゲットキーワードを含める
- 不自然にならない程度に
- ユーザーがリンク先を予測できるように
全ての内部リンクを見直す必要はありません。まずは重要なページへのリンクから改善していきましょう。
No.64|パンくずリストを正しく設置し、構造化データもマークアップする
🚨 問題:パンくずリストがない、または正しく設置されていませんか?
パンくずリストとは、「ホーム > サービス > Web制作」のような、現在地を示すナビゲーションです。
多くのサイトでパンくずがない、または以下の問題があります。
- 一部のページにしか設置されていない
- 階層構造が正しくない
- 構造化データがマークアップされていない
パンくずは「あったらいいな」ではなく「必須」の要素です。ユーザビリティとSEOの両方に影響します。
💡 なぜ重要か:ユーザーとGoogleの両方に「現在地」を伝える
パンくずリストには、2つの大きな役割があります。
1. ユーザーの道案内
「今どこにいるか」「どうやって上の階層に戻るか」が分かります。
2. SEOへの貢献
- サイト構造をGoogleに伝える
- 構造化データで検索結果にパンくずが表示される
- 内部リンクとしてSEO効果あり
| パンくずなし(❌) | パンくずあり(✅) |
|---|---|
| 「今どこ?」と迷う | 現在地が明確 |
| 上の階層に戻りにくい | ワンクリックで戻れる |
| 検索結果がURLだけ | 検索結果にパンくず表示 |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:全ページにパンくずリストを設置する
サイト内の全ページに、パンくずを設置します。
基本のHTML構造:
<nav aria-label="パンくず">
<ol class="breadcrumb">
<li><a href="/">ホーム</a></li>
<li><a href="/service/">サービス</a></li>
<li>Web制作</li> <!-- 現在のページはリンクなし -->
</ol>
</nav>
WordPressの場合:
多くのテーマで標準機能として搭載。ない場合は以下のプラグインを使用。
- Yoast SEO(パンくず機能あり)
- Breadcrumb NavXT(パンくず専用プラグイン)
Step 2:構造化データをマークアップする
Googleがパンくずを正しく理解できるよう、構造化データを追加します。
JSON-LD形式(推奨):
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList",
"itemListElement": [
{
"@type": "ListItem",
"position": 1,
"name": "ホーム",
"item": "https://example.com/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 2,
"name": "サービス",
"item": "https://example.com/service/"
},
{
"@type": "ListItem",
"position": 3,
"name": "Web制作"
}
]
}
</script>
WordPressの場合:
Yoast SEOやRank Math SEOを使えば、構造化データも自動で出力されます。
Step 3:リッチリザルトテストで確認する
構造化データが正しく設定されているか、Googleのツールで確認します。
確認方法:
- リッチリザルトテストにアクセス
- URLを入力してテスト
- 「パンくずリスト」が検出されればOK
エラーが出た場合:
- JSON-LDの構文エラーを修正
- 階層構造が正しいか確認
- 最後の項目(現在ページ)にはitemプロパティを入れない
パンくずが検索結果に表示されるまでには、数日〜数週間かかることがあります。気長に待ちましょう。
No.65|グローバルナビ・フッターの導線を整理し、重要ページへ誘導する
🚨 問題:ナビゲーションが「項目の羅列」になっていませんか?
グローバルナビやフッターに、「とりあえず全部入れました」という状態になっていませんか?
- 会社概要、サービス、実績、採用、ブログ、お問い合わせ、プライバシーポリシー…
- 20個以上のリンクが並んでいる
- 「一応あった方がいいかも」で追加したものが放置されている
ナビゲーションは「道案内」です。全ての場所を示す地図ではなく、重要な目的地への最短ルートを示す標識であるべきです。
💡 なぜ重要か:ナビゲーションは「サイトの優先順位」を表す
ナビゲーションに何を載せるかは、「何を重要視しているか」のメッセージになります。
| 整理されていないナビ(❌) | 整理されたナビ(✅) |
|---|---|
| 何が重要か分からない | 重要ページが明確 |
| 選択肢が多くて迷う | 迷わず目的地に到達 |
| サイトの構造が伝わらない | サイトの全体像が把握できる |
ユーザーは、ナビゲーションを見て「このサイトには何があるか」を判断します。重要なページがナビにないと、存在に気づいてもらえません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のナビゲーション項目を洗い出す
グローバルナビとフッターに配置されている全項目をリストアップします。
チェック項目:
- グローバルナビ(PC)
- ハンバーガーメニュー(スマホ)
- フッターリンク
Step 2:項目を「目的別」に分類・整理する
分類の軸:
| カテゴリ | 含めるべきページ |
|---|---|
| コンバージョン系 | お問い合わせ、資料請求、無料相談 |
| 検討系 | サービス、料金、実績・事例 |
| 信頼系 | 会社概要、お客様の声、よくある質問 |
| 補助系 | ブログ、採用情報 |
| 法的・その他 | プライバシーポリシー、サイトマップ |
グローバルナビに入れるべき項目(5〜7個):
- サービス(または主要カテゴリ)
- 料金
- 実績・事例
- 会社概要
- 採用情報
- お問い合わせ(CTAとして目立たせる)
フッターに移動すべき項目:
- プライバシーポリシー
- 特定商取引法に基づく表記
- サイトマップ
Step 3:CTAを目立たせる配置にする
グローバルナビでは、「お問い合わせ」を他と差別化して配置します。
差別化の方法:
/* 他のナビ項目はテキスト */
.nav-item {
color: #333;
}
/* CTAはボタン化 */
.nav-cta {
background: #FF6600;
color: #fff;
padding: 8px 20px;
border-radius: 4px;
}
フッターの整理:
<footer>
<div class="footer-main">
<div class="footer-about">会社情報</div>
<div class="footer-links">
<h4>サービス</h4>
<ul>...</ul>
</div>
<div class="footer-contact">
<h4>お問い合わせ</h4>
<a href="/contact" class="footer-cta">無料相談はこちら</a>
</div>
</div>
<div class="footer-legal">
<!-- プライバシーポリシー等はここに小さく -->
</div>
</footer>
整理後、主要ページへの導線が確保されているか確認してください。
No.66|人気記事・おすすめ記事ランキングを設置する
🚨 問題:良い記事があるのに、誰にも読まれていませんか?
過去に書いた渾身の記事。でも、新しい訪問者はその存在を知りません。
ブログは新しい記事が上に来る構造なので、古い記事は埋もれていきます。どれだけ良い記事でも、見つけてもらえなければ存在しないのと同じです。
「人気記事」「おすすめ記事」のランキングを設置することで、過去の優良コンテンツを再活用できます。
💡 なぜ重要か:「人気」は最強の推薦文!SEO評価向上、CV向上につながる
「多くの人が読んでいる」という事実は、社会的証明として機能します。
| ランキングなし(❌) | ランキングあり(✅) |
|---|---|
| 何を読めばいいか分からない | 「これが人気なんだ」と分かる |
| 新しい記事だけが読まれる | 過去の人気記事も読まれる |
| 回遊が少ない | 複数記事を読むきっかけに |
「多くの人が読んでいる=良い記事に違いない」という心理が働き、クリック率が上がります。
「人気記事」を読んでもらえると、滞在時間とページビューが増えて、サイト全体のSEO評価が上がります。Googleが「このサイトは価値がある」と判断してくれるようになります。
また、過去に書いた「サービス紹介記事」や「お客様の声」などのCV貢献度の高い記事を読んでもらうことで、新規訪問者の問い合わせ率を向上させることができます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ランキングの種類を決める
人気記事ランキング(アクセス順)
- 実際にアクセスが多い記事を表示
- 「みんなが読んでいる」という社会的証明
- プラグインやGA4のデータを使用
おすすめ記事(手動選定)
- 運営者が「読んでほしい」記事を選定
- CV貢献度の高い記事を優先
- 手動で更新が必要
新着記事
- 最新の記事を表示
- 更新頻度のアピール
- 自動で更新される
Step 2:設置場所を決める
効果的な設置場所:
| 場所 | 特徴 |
|---|---|
| サイドバー | 常に表示される、スクロール追従も可能 |
| 記事下 | 読み終わった後の回遊誘導に効果的 |
| トップページ | 初訪問者への入口として |
| フッター上 | 離脱前の最後のひと押し |
表示数の目安:
- サイドバー:3〜5記事
- 記事下:3〜5記事
- トップページ:5〜10記事
Step 3:WordPressで実装する
人気記事プラグイン(推奨):
WordPress Popular Posts
- アクセス数に基づいた人気記事を自動表示
- 期間(24時間、週間、月間、全期間)を選択可能
- ウィジェットで簡単に設置
設定例:
- プラグインをインストール・有効化
- 外観 → ウィジェット → サイドバーに「WordPress Popular Posts」を追加
- 表示数、期間、サムネイルの有無を設定
手動でおすすめ記事を設定する場合:
<div class="recommended-posts">
<h3>📌 おすすめ記事</h3>
<ul>
<li><a href="/post-1">記事タイトル1</a></li>
<li><a href="/post-2">記事タイトル2</a></li>
<li><a href="/post-3">記事タイトル3</a></li>
</ul>
</div>
デザインのポイント:
- サムネイル画像があるとクリック率UP
- 順位を示す数字があると「ランキング感」が出る
- 閲覧数を表示すると社会的証明が強化される
No.67|カテゴリー・タグ構造を分かりやすく整理する
🚨 問題:カテゴリーやタグが乱立していませんか?
ブログのカテゴリーやタグ、こんな状態になっていませんか?
- カテゴリーが20個以上ある
- 1記事しかないカテゴリーが複数ある
- カテゴリーとタグの使い分けが曖昧
- 似たような名前のタグが複数ある(「Web制作」「Webサイト制作」「HP制作」等)
カテゴリー・タグが整理されていないと、ユーザーは目的の記事にたどり着けません。また、SEO的にも「重複コンテンツ」や「薄いページ」の問題が起きます。
💡 なぜ重要か:整理されたカテゴリーは「サイトの設計図」
カテゴリーは、サイトのコンテンツをどう分類しているかを示す設計図です。
| 乱立したカテゴリー(❌) | 整理されたカテゴリー(✅) |
|---|---|
| 「何がどこにあるか」分からない | 一目で構造が分かる |
| 同じ内容が複数カテゴリーに | 明確に分類されている |
| SEO評価が分散する | カテゴリーページもSEO効果あり |
Googleもカテゴリー構造を見てサイトを理解しています。整理することで、クロール効率やインデックス精度が向上します。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現状のカテゴリー・タグを洗い出す
全てのカテゴリーとタグをリストアップし、以下を確認します。
確認項目:
- 各カテゴリーの記事数
- 各タグの使用回数
- 似た名前のカテゴリー・タグがないか
- 1記事しかないカテゴリー・タグ
WordPressでの確認方法:
投稿 → カテゴリー / 投稿 → タグ で一覧表示。「カウント」欄で記事数を確認。
Step 2:カテゴリーとタグの役割を明確にする
カテゴリーとタグの使い分け:
| カテゴリー | タグ | |
|---|---|---|
| 役割 | 記事の「大分類」 | 記事の「キーワード・トピック」 |
| 構造 | 階層あり(親→子) | 階層なし(フラット) |
| 数 | 5〜10個程度が適切 | 必要に応じて(乱立注意) |
| 1記事あたり | 1カテゴリーが原則 | 複数可(3〜5個程度) |
例えば:
- カテゴリー:「SEO対策」「Web制作」「マーケティング」
- タグ:「初心者向け」「ツール紹介」「事例」「WordPress」
Step 3:統合・削除・再分類を実施する
統合の判断基準:
- 似た名前のカテゴリー → 1つに統合
- 1〜2記事しかないカテゴリー → 上位カテゴリーに統合または削除
- カテゴリーとタグで重複 → どちらかに統一
WordPressでの統合方法:
- 統合先のカテゴリーを作成(または既存を使用)
- 統合元のカテゴリーの記事を、統合先に変更
- 統合元のカテゴリーを削除
リダイレクト設定:
カテゴリーを削除する場合、旧カテゴリーページへのリンクが切れないよう、301リダイレクトを設定します。
# .htaccess
Redirect 301 /category/old-category/ /category/new-category/
整理後の目安:
- カテゴリー:5〜10個
- タグ:記事数に応じて(2記事未満のタグは削除検討)
No.68|直帰率・回遊率(ページ/セッション)を確認する
🚨 問題:1ページだけ見て帰っている人、どれくらいいますか?
サイトに訪問した人のうち、1ページだけ見て帰る人はどれくらいいるでしょうか?
- 直帰率70%なら、10人中7人は1ページで離脱
- 平均ページ/セッションが1.3なら、ほとんど回遊していない
これらの数値を把握していなければ、問題に気づくことすらできません。
💡 なぜ重要か:回遊は「サイトへの興味度」を示す
直帰率とページ/セッションは、ユーザーがサイトにどれだけ興味を持っているかを示す指標です。
| 指標 | 意味 | 目安 |
|---|---|---|
| 直帰率 | 1ページで離脱した割合 | 40〜60%が一般的 |
| ページ/セッション | 1訪問あたりの閲覧ページ数 | 2〜3ページが目標 |
| エンゲージメント率(GA4) | 10秒以上、2ページ以上、CVいずれかを満たす割合 | 50%以上が目標 |
回遊が多いほど:
- サービスへの理解が深まる
- 問い合わせの質が上がる
- サイトの印象が残り、再訪問・指名検索につながる
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:GA4で現状を確認する
確認方法:
エンゲージメント率(直帰率の逆):
- レポート → エンゲージメント → 概要
- 「エンゲージメント率」を確認
ページ/セッション(セッション数とページ/セッション):
- レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン
- または「探索」機能で自由にレポート作成
注意:GA4では「直帰率」ではなく「エンゲージメント率」が主な指標
- エンゲージメント率 = 100% – 直帰率(厳密には少し違う定義)
Step 2:問題のあるページを特定する
全体の数値だけでなく、ページごとの数値を確認します。
確認方法:
- レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン
- 「直帰率」列を追加(列のカスタマイズから)
- 直帰率が高いページを特定
問題パターンと原因の推測:
| パターン | 考えられる原因 |
|---|---|
| トップページの直帰率が高い | ファーストビューが魅力的でない、導線がない |
| ブログ記事の直帰率が高い | 関連記事への導線がない、CTAがない |
| サービスページの直帰率が高い | 内容が薄い、次のステップが分からない |
| LPの直帰率が高い(意図的) | LP設計上、直帰は問題でないことも |
Step 3:改善施策を実施し、効果を測定する
特定した問題ページに対して、回遊を促す施策を実施します。
改善施策:
- 関連記事・関連サービスへのリンクを追加(No.61)
- 「次に読むべき」を明示(No.62)
- CTAを追加・目立たせる
- コンテンツを充実させる
効果測定:
- 改善前後で直帰率・ページ/セッションを比較
- 2〜4週間程度のデータで判断
目標設定の例:
- 直帰率:現状70% → 60%に改善
- ページ/セッション:現状1.5 → 2.0に改善
No.69|離脱ポイントを特定し、回遊を妨げる要素を排除する
🚨 問題:「なぜかここで離脱が多い」ページ、ありませんか?
GA4を見ると、特定のページで離脱が集中していることがあります。
「内容は悪くないはずなのに、なぜここで離脱するんだろう?」
その原因は、回遊を妨げる「何か」がそのページにある可能性があります。
コンテンツの問題ではなく、導線やUXの問題で離脱を誘発しているケースは意外と多いのです。
💡 なぜ重要か:「行き止まり」を作らない
ユーザーがページを見終わったとき、次の行動が見えなければ離脱します。
| 回遊を妨げる要素(❌) | 回遊を促す設計(✅) |
|---|---|
| 次のリンクがない | 関連ページへの導線がある |
| 外部リンクが目立つ | 内部リンクが優先されている |
| CTAだけで記事末尾が終わる | 複数の選択肢を提示 |
| ポップアップがうざい | ユーザー体験を阻害しない |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:離脱率が高いページを特定する
GA4での確認方法:
- レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン
- 「離脱数」または「離脱率」でソート
- 離脱が多いページをリストアップ
注意:離脱が「多い」だけでは問題とは限らない
- アクセスが多いページは、離脱数も多くなる
- コンバージョン完了後のサンクスページは離脱が多くて当然
- 離脱「率」が高いページに注目する
Step 2:離脱の原因を分析する
離脱率が高いページを実際に見て、原因を探ります。
よくある原因:
| 原因 | 症状 |
|---|---|
| 行き止まり | 記事末尾にリンクがない、CTAだけで終わる |
| 外部リンクが目立つ | 参考リンクが本文中に多い |
| 読み込みが遅い | 画像や動画が重い |
| ポップアップがうざい | メルマガ登録のポップアップで離脱 |
| コンテンツが期待外れ | タイトルと内容が合っていない |
| 404エラー | リンク切れで離脱 |
ヒートマップでの分析:
Clarity、Hotjarなどのヒートマップツールで、どこまでスクロールされているか、どこでクリックされているかを確認。
Step 3:原因に応じた対策を実施する
行き止まり → 内部リンクを追加
<div class="article-footer">
<h3>関連記事</h3>
<ul>
<li><a href="...">関連記事1</a></li>
<li><a href="...">関連記事2</a></li>
</ul>
</div>
外部リンクが目立つ → 内部リンクを優先
- 外部リンクは「参考」程度に
- 外部リンクは
target="_blank"で別タブに - 内部リンクをボックスで目立たせる
ポップアップがうざい → タイミング・頻度を調整
- 表示タイミングを遅らせる(スクロール50%後など)
- 1度閉じたら一定期間表示しない
- モバイルでは特に控えめに
コンテンツが期待外れ → タイトル・冒頭を見直す
- タイトルと内容の一致を確認
- 冒頭で「この記事で分かること」を明示
リンク切れ → 定期的にチェック
- Broken Link Checkerプラグインで自動チェック
No.70|コンテンツ同士の役割分担(集客用/CV用/信頼構築用)を明確にする
🚨 問題:全ての記事で「お問い合わせはこちら」と言っていませんか?
ブログ記事の最後に、毎回「お問い合わせはこちら」と書いていませんか?
全てのページで同じCTAを出すのは、コンテンツの役割を考えていない証拠です。
「初めてサイトに来た人」と「何度も訪問している人」では、求めている情報も、取るべき次のアクションも違います。全ての人に同じ導線では、誰にも刺さりません。
💡 なぜ重要か:コンテンツには「役割」がある
サイト内のコンテンツは、ユーザーの購買プロセスに応じた役割を持つべきです。
| 役割 | 目的 | 例 |
|---|---|---|
| 集客用 | 認知を獲得、SEOで流入 | ブログ記事、ノウハウ記事 |
| 信頼構築用 | 検討者の理解・信頼を深める | 事例、お客様の声、会社紹介 |
| CV用 | 問い合わせ・申込みに直結 | LP、サービス詳細、料金ページ |
集客用コンテンツ → 信頼構築コンテンツ → CVコンテンツ
この流れを設計することで、自然に購買プロセスを進められます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:既存コンテンツの役割を分類する
サイト内の全コンテンツを、3つの役割に分類します。
分類の判断基準:
| 役割 | 判断基準 |
|---|---|
| 集客用 | 検索流入が多い、初訪問者向けの内容 |
| 信頼構築用 | 検討中の人向け、深い理解を促す内容 |
| CV用 | 行動を促す内容、価格・条件・申込み方法 |
スプレッドシートで管理:
| URL | タイトル | 役割 | 目標CTA |
|----|---------|-----|--------|
| /blog/seo-basic | SEO入門 | 集客 | 関連記事へ |
| /case/company-a | A社事例 | 信頼構築 | サービス詳細へ |
| /service | サービス詳細 | CV | お問い合わせへ |
Step 2:役割に応じたCTA・導線を設計する
集客用コンテンツのCTA:
- 「関連記事を読む」
- 「より詳しい記事を見る」
- 「メルマガ登録で続きを受け取る」
※ いきなり「お問い合わせ」は早すぎる
信頼構築用コンテンツのCTA:
- 「サービス詳細を見る」
- 「料金プランを確認する」
- 「他の事例も見る」
※ 検討を進める導線
CV用コンテンツのCTA:
- 「無料相談を申し込む」
- 「見積もりを依頼する」
- 「今すぐ申し込む」
※ 行動を促す直接的なCTA
Step 3:コンテンツ間の導線を設計する
理想的な流れ:
検索エンジン
↓
集客記事(SEO入門)
↓ 「もっと詳しく」
信頼構築(SEO事例)
↓ 「サービスを見る」
CVページ(SEOサービス)
↓ 「問い合わせ」
コンバージョン
内部リンクで流れを作る:
- 集客記事 → 関連の信頼構築記事へリンク
- 信頼構築記事 → サービスページへリンク
- サービスページ → 問い合わせへ明確なCTA
全てのコンテンツが「次のステップ」への導線を持っているか確認してください。
⑧ SEO・検索流入強化

検索されて、クリックされて、読まれる
どれだけ良いコンテンツを作っても、検索結果に表示されなければ誰にも届きません。そして表示されても、クリックされなければ意味がありません。さらにクリックされても、読まれなければコンバージョンにはつながりません。
SEOとは、この「検索→クリック→読了」の流れをすべて最適化する取り組みです。広告費をかけずに見込み客を集め続けられる”資産型”の集客チャネル。それがSEOです。
一度上位表示されれば、24時間365日、自動的にお客様を連れてきてくれます。今こそ本気で取り組むべき施策です。
No.71|ターゲットキーワードの検索意図(情報収集/比較検討/購入等)を再確認する
🚨 問題:キーワードの「数」だけ見ていませんか?
「このキーワードは月間検索数1,000回あるから狙おう」
検索ボリュームだけでキーワードを選んでいませんか?
検索数が多くても、検索意図がズレていれば成果にはつながりません。
「SEOとは」で検索する人と「SEO 代行 費用」で検索する人では、求めている情報も、サービスへの距離感も全く違います。
💡 なぜ重要か:検索意図を理解しなければ、上位表示しても意味がない
検索意図(Search Intent)とは、ユーザーがそのキーワードで検索する「目的」のことです。
| 検索意図 | 特徴 | 例 |
|---|---|---|
| Know(知りたい) | 情報収集段階、CVから遠い | 「SEOとは」「Web制作 相場」 |
| Do(したい) | 何かを実行したい | 「WordPress インストール方法」 |
| Go(行きたい) | 特定のサイト・場所に行きたい | 「〇〇会社 ログイン」 |
| Buy(買いたい) | 購入・申込み検討中、CVに近い | 「SEO 代行 おすすめ」「Web制作 見積もり」 |
「Buy」意図のキーワードでは、サービス紹介が必要
「Know」意図のキーワードでは、詳しい解説が必要
検索意図に合わないコンテンツは、上位表示されないか、表示されてもクリックされません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:狙っているキーワードの検索意図を分析する
ターゲットキーワードで実際に検索し、上位10件の内容を確認します。
確認ポイント:
- どんなタイプのページが上位か?(記事?商品ページ?比較サイト?)
- どんな内容が書かれているか?
- どんな見出し構成か?
例:「Web制作 費用」で検索
- 上位が「費用相場の解説記事」ばかり → Know意図
- 上位が「制作会社の料金ページ」ばかり → Buy意図
Step 2:検索意図に合ったコンテンツ形式を選ぶ
検索意図に応じて、作るべきコンテンツの形式を決めます。
| 検索意図 | 適切なコンテンツ形式 |
|---|---|
| Know | 解説記事、ガイド、用語集 |
| Do | ハウツー、手順解説、チュートリアル |
| Go | 明確な案内ページ |
| Buy | サービスページ、比較表、料金ページ |
既存コンテンツが検索意図とズレていないか確認しましょう。
Step 3:CVへの距離に応じた導線を設計する
Know意図(情報収集段階)
- すぐにお問い合わせは期待しない
- 「関連記事」「もっと詳しく」で回遊を促す
- メルマガ登録など、緩やかな接点を持つ
Buy意図(購入検討段階)
- 明確なCTA「お問い合わせ」「見積もり依頼」
- 料金、実績、他社比較などを充実
- 不安解消のFAQ
検索意図を理解することで、適切なコンテンツと導線を設計できます。
No.72|タイトルに検索キーワードと検索意図を反映させる
🚨 問題:タイトルが「自己紹介」になっていませんか?
ページタイトル、こんな風になっていませんか?
- 「株式会社〇〇のサービス紹介」
- 「私たちの想い」
- 「お知らせ一覧」
これらは会社側が言いたいことであって、ユーザーが検索するキーワードではありません。
タイトルは、ユーザーが「自分の求めている情報だ」と思えるかどうかを決める最重要要素です。検索結果で選ばれるかどうかは、タイトルで8割決まります。
💡 なぜ重要か:タイトルは「検索結果での競争」を勝ち抜く武器
検索結果には、10件のタイトルが並びます。ユーザーは、タイトルを見てクリックするかどうかを瞬時に判断します。
| 悪いタイトル(❌) | 良いタイトル(✅) |
|---|---|
| 会社視点の自己紹介 | ユーザー視点の解決策 |
| キーワードがない | ターゲットキーワードを含む |
| 何の記事か分からない | 内容が明確に分かる |
Googleもタイトルを重視
タイトルタグは、Googleがページの内容を理解する最も重要な要素の一つです。キーワードを含めることで、検索意図との関連性を示せます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ターゲットキーワードを明確にする
各ページで狙うキーワードを1つ決めます。
キーワード選定のポイント:
- 検索ボリュームがあるか(ツールで確認)
- 検索意図に合っているか
- 競合が強すぎないか
Step 2:検索意図に沿ったタイトルを作成する
キーワードを含みつつ、検索意図に応えるタイトルを作ります。
タイトルのテンプレート:
Know意図(情報収集):
- 「〇〇とは?初心者向けに分かりやすく解説」
- 「【2026年版】〇〇完全ガイド|基礎から応用まで」
- 「〇〇のメリット・デメリットを徹底比較」
Do意図(やり方):
- 「〇〇のやり方|初心者でも簡単3ステップ」
- 「【図解】〇〇の手順を分かりやすく解説」
Buy意図(購入検討):
- 「〇〇おすすめ10選|失敗しない選び方」
- 「〇〇の費用相場と選び方【見積もり事例あり】」
- 「〇〇サービス|料金・実績・対応内容」
Step 3:タイトルの最適化ルールを守る
文字数:30〜35文字程度
- 長すぎると検索結果で切れる
- 短すぎると情報不足
キーワードは前半に
- Googleは前半を重視
- ユーザーも左から読む
数字を入れると目を引く
- 「5選」「3ステップ」「2026年版」など
書き換え例:
| Before | After |
|---|---|
| サービス紹介 | Web制作サービス|料金・制作実績・対応内容 |
| 私たちの想い | 〇〇に強いWeb制作会社|創業20年の実績 |
| ブログ | Web集客ノウハウブログ|初心者向けSEO・広告解説 |
No.73|見出し構成(H2/H3)が検索意図に沿った順序になっているか確認する
🚨 問題:見出しの順序が「書きやすい順」になっていませんか?
記事の見出し構成、どうやって決めていますか?
- 「まず背景を説明して、次に詳細を…」
- 「自分が書きやすい順序で…」
これは「書き手視点」の構成であって、「読み手視点」ではありません。
ユーザーは検索結果から来ています。検索した理由(検索意図)に最短で答える構成が求められます。
💡 なぜ重要か:見出しは「目次」として機能する
ユーザーは記事を開いたとき、まず見出しをスキャンして「この記事に求める情報があるか」を判断します。
| 検索意図に沿わない構成(❌) | 検索意図に沿った構成(✅) |
|---|---|
| 前置きが長い | 結論・答えが先に来る |
| 知りたいことが後半にある | 知りたいことがすぐ見える |
| 「で、結局何?」となる | 「これが知りたかった!」となる |
Googleも見出しを重視
見出しタグ(H2、H3)は、Googleがページの内容を理解する重要な要素です。検索意図に沿った見出しは、SEO評価にも好影響です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ターゲットキーワードで実際に検索する
狙っているキーワードで検索し、上位記事の見出し構成を分析します。
確認ポイント:
- 上位記事はどんな順序で情報を出しているか
- どんなH2/H3が使われているか
- どこで検索意図に答えているか
ツールを活用:
- ラッコキーワード:関連キーワードを取得
- 見出し抽出ツール:上位記事の見出しを一覧表示
Step 2:検索意図に沿った見出し構成に再設計する
基本の構成パターン:
Know意図(〇〇とは?):
H1: 〇〇とは?初心者向けに分かりやすく解説
H2: 〇〇とは【結論から】
H2: 〇〇の特徴・メリット
H2: 〇〇のデメリット・注意点
H2: 〇〇の具体例
H2: まとめ
Do意図(〇〇のやり方):
H1: 〇〇のやり方|3ステップで簡単解説
H2: 〇〇のやり方【全体の流れ】
H2: ステップ1:〇〇
H2: ステップ2:〇〇
H2: ステップ3:〇〇
H2: よくあるミスと対策
H2: まとめ
Buy意図(〇〇 おすすめ):
H1: 〇〇おすすめ10選|選び方のポイント解説
H2: 〇〇の選び方【比較ポイント】
H2: 〇〇おすすめ10選
H3: 1位:〇〇
H3: 2位:〇〇
...
H2: 比較表
H2: まとめ
Step 3:「結論ファースト」を徹底する
PREP法を意識:
- Point(結論):最初に答えを出す
- Reason(理由):なぜそうなのか
- Example(具体例):具体的な事例
- Point(結論):最後にまとめ
悪い構成:
前置き → 背景 → 詳細 → やっと結論
良い構成:
結論 → 理由 → 具体例 → まとめ
ユーザーは「答え」を求めて検索しています。前置きが長いと、答えを見る前に離脱します。
No.74|meta descriptionをクリックしたくなる内容に書き換える
🚨 問題:meta descriptionを設定していない、または放置していませんか?
検索結果に表示される説明文(スニペット)を意識していますか?
- meta descriptionを設定していない
- 記事本文の冒頭がそのまま表示されている
- 何年も前に書いたまま更新していない
meta descriptionは、検索結果での「クリック率」を左右する重要な要素です。
上位表示されても、説明文が魅力的でなければクリックされません。
💡 なぜ重要か:クリック率(CTR)はSEOにも影響する
meta descriptionは、検索結果のタイトル下に表示される説明文を指定するHTMLタグです。
| 説明文なし/魅力なし(❌) | 魅力的な説明文(✅) |
|---|---|
| 本文の冒頭がランダムに表示 | 意図した内容が表示される |
| 「何の記事か分からない」 | 「読んでみたい」と思わせる |
| クリック率が低い | クリック率が上がる |
クリック率とSEOの関係:
Googleは直接「CTRがランキング要因」とは言っていませんが、CTRが高いページは「ユーザーに選ばれている」証拠であり、間接的にSEO評価に影響するとされています。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現在のmeta descriptionを確認する
確認方法:
- 自社サイトのページをGoogle検索
- 検索結果に表示される説明文を確認
- 意図した内容になっているか?
WordPressの場合:
Yoast SEOやRank Math SEOを使っていれば、編集画面でmeta descriptionを設定できます。
Step 2:クリックしたくなる説明文を作成する
効果的なmeta descriptionの要素:
- 検索キーワードを含める
- 検索結果で太字表示されて目立つ
- ベネフィットを示す
- 「この記事を読むと〇〇が分かる」
- 具体性を出す
- 数字、事例、方法などを含める
- 行動を促す
- 「〜をチェック」「〜を解説」
テンプレート:
[記事の概要] + [読者のベネフィット] + [行動喚起]
例えば:
Web制作の費用相場を徹底解説。制作会社50社のデータをもとに、
ページ数別・機能別の費用目安を公開。見積もり前に必ずチェック!
Step 3:文字数と表示を最適化する
文字数の目安:
- PC:120〜150文字程度
- スマホ:70〜90文字程度
表示される範囲に重要な情報を入れるため、冒頭100文字に核心を入れることを意識してください。
書き換え例:
| Before | After |
|---|---|
| 弊社のWebサービスについてご紹介します。詳しくはお気軽にお問い合わせください。 | Web制作・運用・集客を一括サポート。月額3万円から始められる中小企業向けプラン。導入実績200社、無料相談受付中。 |
| (設定なし:本文冒頭がランダム表示) | 「SEOとは何か」を初心者向けに解説。検索エンジンの仕組みから、今日から始められる対策5つまで。10分で理解できる完全ガイド。 |
注意点:
- 嘘や大げさな表現は逆効果
- 各ページで固有の説明文を設定(コピペ禁止)
- 定期的に見直し・更新する
No.75|Search Consoleで「表示多・クリック少」の記事を改善する
🚨 問題:検索結果に表示されているのに、クリックされていない記事はありませんか?
Google Search Consoleを見ると、「表示回数は多いのに、クリック数が少ない」記事が見つかることがあります。
これは「検索結果には出ているが、選ばれていない」状態です。
せっかく上位に表示されているのに、クリックされなければ機会損失です。タイトルやmeta descriptionを改善するだけで、アクセスが2倍になることも珍しくありません。
💡 なぜ重要か:CTR改善は「今すぐできる」SEO施策
新しい記事を書いて上位表示させるには、数ヶ月かかることもあります。しかし、既に表示されている記事のCTRを上げるのは、比較的すぐに効果が出る施策です。
| 表示多・クリック少(❌) | CTR改善後(✅) |
|---|---|
| 表示1,000回、クリック10回(CTR 1%) | 表示1,000回、クリック50回(CTR 5%) |
| 機会を逃している | 同じ表示回数で5倍の流入 |
CTR(クリック率)の目安:
- 1位:20〜30%
- 2〜3位:10〜15%
- 4〜10位:3〜10%
平均より低いCTRは改善の余地ありです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:Search Consoleで「表示多・クリック少」を特定する
確認方法:
- Search Console → 「検索パフォーマンス」
- 日付範囲を「過去3ヶ月」に
- 「クエリ」タブまたは「ページ」タブを選択
- 「表示回数」で降順ソート
- 表示回数が多いが、CTRが低いものを探す
具体的な基準:
- 表示回数100以上、CTR 2%未満 → 要改善
- 掲載順位5位以内なのにCTR 5%未満 → 要改善
Step 2:なぜクリックされないか原因を分析する
よくある原因:
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| タイトルが魅力的でない | 数字、ベネフィット、具体性を追加 |
| タイトルと検索意図がズレている | 検索意図に沿ったタイトルに変更 |
| meta descriptionが設定されていない | 魅力的な説明文を設定 |
| 競合のタイトルの方が魅力的 | 競合を分析し、差別化 |
| リッチスニペットがない | 構造化データを追加 |
競合分析:
実際に検索して、自社と競合のタイトル・説明文を比較。「なぜ競合がクリックされているか」を分析します。
Step 3:タイトル・descriptionを改善して効果測定する
改善の方向性:
1. タイトルの改善
- キーワードを前半に
- 数字を入れる(「5選」「3ステップ」)
- ベネフィットを明示(「〜できる」「〜が分かる」)
- 具体性を高める
2. meta descriptionの改善
- 検索キーワードを含める
- 記事を読むメリットを書く
- 120文字程度で簡潔に
効果測定:
- 変更後2〜4週間のデータを確認
- CTRが改善したか確認
- 順位に変動がないか確認(悪影響がないか)
注意点:
- 一度に多くのページを変更しない(効果測定が難しくなる)
- 嘘や誇大表現はペナルティのリスク
- 順位が下がった場合は元に戻すことも検討
No.76|古い記事を最新情報にアップデートし、日付を更新する
🚨 問題:何年も前に書いた記事、放置していませんか?
「2020年版 SEO対策ガイド」
今は2026年。この記事を見たユーザーは、「古い情報だな」と感じて離脱するでしょう。
Web業界の情報は、すぐに古くなります。古い記事を放置すると、SEO評価も下がり、ユーザーの信頼も失います。
しかし、一から新しい記事を書き直す必要はありません。既存の記事をアップデートすることで、効率的に最新情報を提供できます。
💡 なぜ重要か:Googleは「鮮度」を重視する
Googleは、情報の新しさ(Freshness)をランキング要因の一つとしています。特に、以下の分野では鮮度が重視されます。
- トレンドや時事ネタ
- 技術・ツールの情報
- 法律・制度の情報
- 「〇〇年版」と付くコンテンツ
| 古い記事を放置(❌) | 定期的にアップデート(✅) |
|---|---|
| 「情報が古い」と判断される | 「最新情報」として評価される |
| 順位が下がっていく | 順位を維持・向上 |
| ユーザーの信頼を失う | 「このサイトは更新されている」と信頼 |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:アップデートが必要な記事を特定する
優先的にアップデートすべき記事:
- アクセスが多い記事(重要なのに古い)
- 「〇〇年版」「最新」などを含む記事
- 順位が下がっている記事
- 情報が変わっている可能性がある記事(ツール、法律など)
- 公開から1年以上経過している記事
Search Consoleで確認:
過去6ヶ月の検索パフォーマンスを確認し、順位が下がっている記事を特定。
Step 2:記事の内容をアップデートする
アップデートのポイント:
1. 情報の正確性を確認
- リンク切れがないか
- 数字・データが古くないか
- 紹介しているツール・サービスが変わっていないか
- 法律・制度が変わっていないか
2. 最新情報を追加
- 新しい事例・データを追加
- 業界の最新トレンドを反映
- 新しいセクションを追加
3. 古い情報を削除・修正
- 終了したサービスの記述を削除
- 変更された内容を修正
- 「〇〇年版」の年号を更新
Step 3:更新日を明示して公開する
WordPressでの更新日表示:
多くのテーマで「公開日」と「更新日」の両方を表示できます。
<time datetime="2026-01-10">
最終更新:2026年1月10日
</time>
タイトルの年号更新:
- Before:「【2023年版】SEO対策ガイド」
- After:「【2026年版】SEO対策ガイド」
記事冒頭に更新情報を追記:
📝 この記事は2026年1月に最新情報を反映して更新しました。
注意点:
- 内容を変えずに日付だけ変えるのはNG(スパム行為)
- 大幅な変更があった場合はしっかり明示
- 古いコメントは残すか削除するか判断
No.77|内容が薄いページを統合・リダイレクト・削除する
🚨 問題:中身がほとんどない「薄いページ」がありませんか?
サイト内に、こんなページはありませんか?
- 300文字程度の短い記事
- 数行しかないお知らせページ
- 内容がほぼ同じ複数のページ
- 何年も更新されていない古いページ
これらは「薄いコンテンツ(Thin Content)」と呼ばれ、SEO評価を下げる要因になります。
「ページ数が多い方がSEOに良い」は過去の話。質の低いページは、サイト全体の評価を下げます。
💡 なぜ重要か:薄いページはサイト全体の足を引っ張る
Googleは「クロールバジェット」という概念を持っています。サイトをクロールするリソースには限りがあるということです。
| 薄いページが多い(❌) | 薄いページを整理(✅) |
|---|---|
| クロールが薄いページに分散 | 重要ページがしっかりクロール |
| サイト全体の評価が下がる | 質の高いページで評価される |
| ユーザーが低品質コンテンツに遭遇 | 高品質コンテンツだけが残る |
「少数の良いページ」は「多数の薄いページ」に勝ります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:薄いページを特定する
薄いコンテンツの基準:
- 文字数が500文字未満
- 検索流入がほぼゼロ
- 内部リンクが張られていない
- 内容が他ページと重複
特定方法:
1. Screaming Frogなどのツールでサイト全体をクロール
- 低文字数ページを一覧化
2. Search Consoleで流入ゼロのページを確認
- 「ページ」タブでクリック0のページを探す
3. GA4で閲覧数が極端に少ないページを確認
Step 2:対処方法を決める
対処の選択肢:
| 状況 | 対処方法 |
|---|---|
| 内容が似ている複数ページ | 1つに統合 |
| 役立つが薄い | 内容を充実させる |
| もう不要な情報 | 削除(404 or 410) |
| 別のページで扱っている | リダイレクト(301) |
判断フローチャート:
そのページは必要か?
├─ NO → 削除
└─ YES →
├─ 似たページがあるか? → 統合
└─ ないか? → 内容を充実させる
Step 3:統合・リダイレクト・削除を実施する
統合の場合:
- 1. 統合先のページに、削除ページの内容を追加
- 2. 削除するページのURLから、統合先へ301リダイレクト
- 3. 内部リンクを統合先に更新
301リダイレクトの設定(.htaccess):
Redirect 301 /old-page/ /new-page/
削除の場合:
- ページを削除
- どこからもリンクされていないか確認
- 必要に応じて301リダイレクト(関連ページがあれば)
注意点:
- 被リンクがあるページは削除前に要確認
- 検索流入があるページは慎重に判断
- リダイレクト設定は確実に行う(404放置はNG)
No.78|内部リンクで重要ページ(ピラーページ)を強化する
🚨 問題:重要なページへの内部リンクが少なくないですか?
「サービスページをもっと上位表示させたい」
外部からの被リンクを増やす努力は大変です。しかし、内部リンクなら今すぐ自分でコントロールできます。
内部リンクは、サイト内で「このページが重要だ」とGoogleに伝えるシグナルです。重要なページに多くの内部リンクを集めることで、SEO評価を高められます。
💡 なぜ重要か:内部リンクは「投票」のようなもの
Googleは、リンクを「そのページへの投票」として評価します。これは外部リンクだけでなく、内部リンクにも当てはまります。
| 内部リンクが少ない(❌) | 内部リンクが多い(✅) |
|---|---|
| 「重要ではないページ」と判断 | 「重要なページ」と判断 |
| クローラーが見つけにくい | クローラーが頻繁に訪問 |
| 評価が分散する | 評価が集中する |
ピラーページ(柱となるページ)に内部リンクを集中させることで、そのページの評価を戦略的に高められます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ピラーページを特定する
「最も上位表示させたい重要ページ」を選びます。
ピラーページの基準:
- CVに直結するページ(サービス紹介、料金など)
- 主要キーワードで上位を狙うページ
- 多くの関連記事のハブとなるページ
例えば:
- ピラーページ:「Web制作サービス」
- 関連記事:「Web制作の費用相場」「Web制作会社の選び方」「Web制作の流れ」など
Step 2:関連ページからピラーページへリンクする
リンクを追加すべき場所:
1. 関連するブログ記事から
Web制作について詳しくは、当社の
<a href="/service/web/">Web制作サービス</a>
をご覧ください。
2. 記事末尾の「関連サービス」セクション
<div class="related-service">
<h3>関連サービス</h3>
<p>この記事に関連するサービスはこちら</p>
<a href="/service/web/">Web制作サービスの詳細 →</a>
</div>
3. サイドバー
サービスページへの固定リンクを配置。
Step 3:アンカーテキストを最適化する
リンクを張るだけでなく、アンカーテキスト(リンクの文字列)も重要です。
悪い例:
詳しくは<a href="/service/web/">こちら</a>をご覧ください。
良い例:
詳しくは<a href="/service/web/">Web制作サービスの詳細</a>をご覧ください。
アンカーテキストにターゲットキーワードを含めることで、リンク先ページの関連性をGoogleに伝えられます。
内部リンクの確認:
Search Console → リンク → 内部リンク で、各ページへの内部リンク数を確認できます。
目標:
ピラーページへの内部リンクを、他のページより多くする。
No.79|構造化データ(FAQ/HowTo/レビュー等)でリッチスニペットを狙う
🚨 問題:検索結果で「普通の表示」しかされていませんか?
Google検索をしていると、こんな特別な表示を見たことはありませんか?
- 質問と回答が展開表示されている(FAQ)
- 手順がステップ形式で表示されている(How To)
- 星の評価が表示されている(レビュー)
これらは「リッチスニペット」と呼ばれ、構造化データを設定することで表示される可能性があります。
リッチスニペットが表示されると、検索結果で圧倒的に目立ち、クリック率が大幅に向上します。
💡 なぜ重要か:検索結果での「面積」が増える
通常の検索結果は、タイトル+説明文だけです。しかし、リッチスニペットが表示されると、表示面積が2〜3倍になります。
| 通常表示(❌) | リッチスニペット(✅) |
|---|---|
| タイトル+説明文だけ | FAQ、手順、評価などが追加表示 |
| 他のサイトと同じ見た目 | 目立って選ばれやすい |
| CTR平均的 | CTR大幅向上 |
調査データでは、リッチスニペット表示でCTRが20〜30%向上することも。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:どの構造化データを使うか決める
主な構造化データの種類:
| タイプ | 表示例 | 適したページ |
|---|---|---|
| FAQ | Q&Aが展開表示 | よくある質問、記事内のQ&A |
| HowTo | 手順がステップ表示 | やり方・手順の解説記事 |
| Review | 星評価が表示 | 商品レビュー、サービス評価 |
| Product | 価格・在庫が表示 | 商品ページ |
| LocalBusiness | 住所・営業時間が表示 | 店舗・会社情報 |
Step 2:構造化データを実装する
FAQの構造化データ(JSON-LD形式):
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "Web制作の費用はいくらですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "一般的なコーポレートサイトで30〜100万円程度です。ページ数や機能によって変動します。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "制作期間はどのくらいですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "標準的なサイトで2〜3ヶ月です。規模や要件によって変動します。"
}
}
]
}
</script>
WordPressでの実装:
- Yoast SEO Premium:FAQ/HowToブロック搭載
- Rank Math SEO:構造化データ機能搭載
- Schema Pro:構造化データ専用プラグイン
Step 3:リッチリザルトテストで確認する
実装後、Googleのツールで正しく認識されるか確認します。
確認方法:
- リッチリザルトテストにアクセス
- URLを入力してテスト
- エラーがないか確認
注意点:
- 構造化データを設定しても、必ず表示されるとは限らない
- Googleが「表示に値する」と判断した場合のみ表示
- ガイドラインに違反すると、手動ペナルティのリスク
ガイドライン:
- ページ内に実際に存在する情報のみマークアップ
- 嘘や誇大な内容は禁止
- ユーザーに見えないコンテンツはNG
No.80|インデックス状況を確認し、noindex設定を見直す
🚨 問題:検索結果に表示されるべきページが、表示されていませんか?
「新しいページを作ったのに、いつまで経っても検索に出てこない」
その原因、インデックスされていない可能性があります。
ページがGoogleにインデックスされていなければ、検索結果に表示されることはありません。
逆に、インデックスされるべきでないページ(管理画面、重複ページなど)がインデックスされていると、SEO評価に悪影響を与えることもあります。
💡 なぜ重要か:インデックスは検索表示の「前提条件」
Googleの検索結果に表示されるには、以下のステップが必要です。
1. クロール(Googleがページを発見)
2. インデックス(Googleがページをデータベースに登録)
3. ランキング(検索順位が決定)
4. 表示(検索結果に表示)
インデックスされていなければ、3・4のステップに進めません。
| インデックスされていない(❌) | インデックスされている(✅) |
|---|---|
| 検索結果に一切表示されない | 検索結果に表示される可能性 |
| どれだけ良いコンテンツでも意味なし | SEO施策の効果が出る |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:インデックス状況を確認する
Search Consoleで確認:
- Search Console → 「ページ」(旧:カバレッジ)
- 「インデックス登録済み」と「インデックス未登録」を確認
- 「インデックス未登録」の理由を確認
個別ページの確認:
- Search Console → URL検査
- 確認したいURLを入力
- 「URLはGoogleに登録されています」と表示されればOK
site:検索で確認:
site:example.com
検索結果に出てきたページがインデックスされているページです。
Step 2:インデックスされない原因を特定・解決する
よくある原因と対策:
| 原因 | 対策 |
|---|---|
| noindexタグが設定されている | noindexを削除 |
| robots.txtでブロックされている | robots.txtを修正 |
| canonicalタグが別URLを指定 | canonicalを修正 |
| 内部リンクがなく、発見されていない | 内部リンクを追加 |
| 低品質と判断されている | コンテンツを充実させる |
| 重複コンテンツと判断されている | コンテンツを差別化 |
noindexの確認方法:
ページのソースコードで以下を検索:
<meta name="robots" content="noindex">
Step 3:不要なページのnoindex設定を見直す
noindexにすべきページ:
- サンクスページ(お問い合わせ完了など)
- 検索結果ページ(サイト内検索)
- タグアーカイブページ(内容が薄い場合)
- 管理画面・ログインページ
- 重複コンテンツ(印刷用ページなど)
noindexにすべきでないページ:
- メインコンテンツ(記事、サービスページ等)
- 集客したいすべてのページ
WordPressでのnoindex設定:
Yoast SEO、Rank Math SEO等で、ページ単位・カテゴリ単位でnoindexを設定可能。
インデックス登録をリクエスト:
Search Console → URL検査 → 「インデックス登録をリクエスト」で、Googleにクロールを促せます。
⑨ 信頼性・安心感向上

最後に人は”不安”で止まる
「興味はある。でも、本当に大丈夫かな?」——問い合わせ直前で止まる人の頭の中には、必ずこの”不安”があります。
どこの誰がやっている会社なのか分からない、料金が不明瞭、実績が見えない、問い合わせたら営業がしつこいかも……。こうした不安を一つひとつ潰していくことが、コンバージョン率を上げる最も確実な方法です。
信頼は、言葉で「信頼してください」と言っても生まれません。顔を見せ、実績を示し、お客様の声を載せ、透明性を高める。その積み重ねだけが、最後の一押しになるのです。
No.81|会社概要・運営者情報を詳細に記載する(所在地/連絡先/代表者名)
🚨 問題:「この会社、本当に存在するの?」と思われていませんか?
会社概要ページ、ちゃんと充実していますか?
- 会社名と「お問い合わせはこちら」だけ
- 住所がビル名の途中まで
- 代表者の名前がない
- 設立年が書いていない
会社情報が薄いサイトは、「怪しい」「信用できない」と感じられます。
ネット上には詐欺サイトも多い今、「実在する会社である」ことを証明するのは、信頼獲得の第一歩です。
💡 なぜ重要か:E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の土台
GoogleはE-E-A-T(Experience, Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)を重視しています。
特に「Trust(信頼性)」は、誰が運営しているか、どこに会社があるかが明確であることが前提です。
| 情報が薄い(❌) | 情報が充実(✅) |
|---|---|
| 「怪しい会社かも」と不安 | 「ちゃんとした会社だ」と安心 |
| 問い合わせをためらう | 安心して問い合わせできる |
| E-E-A-T評価が低い | E-E-A-T評価が高まる |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:会社概要に必要な項目を確認する
必須項目:
- 会社名(正式名称)
- 所在地(ビル名・部屋番号まで)
- 電話番号
- メールアドレスまたは問い合わせフォームへのリンク
- 代表者名
- 設立年(または創業年)
あると良い項目:
- 資本金
- 従業員数
- 事業内容
- 主な取引先
- 取得資格・認証
- 加盟団体
- 沿革
Step 2:会社概要ページを充実させる
会社概要ページの構成例:
会社名:株式会社〇〇
代表者:代表取締役 山田 太郎
所在地:〒100-0001 東京都千代田区〇〇1-2-3 △△ビル5F
電話:03-1234-5678
メール:info@example.com
設立:2010年4月
資本金:1,000万円
従業員数:15名
事業内容:
・Webサイト制作
・Web集客コンサルティング
・システム開発
主な取引先:
・株式会社〇〇
・〇〇株式会社
加盟団体:
・〇〇協会
Step 3:Googleマップを埋め込む
所在地が分かりやすくなり、「実在する会社」であることの証明になります。
埋め込み方法:
- Googleマップで住所を検索
- 「共有」→「地図を埋め込む」
- HTMLコードをコピーしてページに貼り付け
<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?..."
width="600" height="450"
style="border:0;" allowfullscreen=""
loading="lazy"></iframe>
追加の信頼性向上:
- オフィスの外観・内観写真を掲載
- 代表者の顔写真を掲載
- 認証マーク・資格証を画像で掲載
No.82|顔写真・プロフィール・経歴を掲載し、人間味を出す
🚨 問題:「誰がサービスを提供しているか」が見えていますか?
サービス紹介はしっかり書いてあるのに、「誰がやっているか」が見えないサイトは多いです。
- 代表者の顔写真がない
- 「私たちは」と書いてあるが、具体的に誰か分からない
- プロフィールが一行だけ
顔が見えないサービスは、信頼されにくいのです。
特にBtoBサービスや専門サービスでは、「この人に任せて大丈夫か」という判断が重要になります。
💡 なぜ重要か:「人」が見えると信頼が生まれる
心理学では、「顔が見える相手には信頼を感じやすい」ことが分かっています(単純接触効果の一種)。
| 顔が見えない(❌) | 顔が見える(✅) |
|---|---|
| 「どんな人か分からない」 | 「この人に任せよう」 |
| 機械的・冷たい印象 | 温かみ・人間味を感じる |
| 問い合わせしにくい | 「この人と話してみたい」 |
特に以下の業種では、顔出しが重要:
- コンサルティング
- 士業(弁護士、税理士、社労士等)
- 教室・スクール
- 医療・美容
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:代表者・担当者の顔写真を用意する
写真のポイント:
- プロのカメラマンに撮影してもらう(推奨)
- 笑顔、または信頼感のある表情
- 背景はシンプルに(オフィス、白背景など)
- ビジネスカジュアル〜スーツが無難
写真の使用場所:
- 会社概要ページ
- 代表挨拶ページ
- ブログ記事(著者プロフィール)
- ファーストビュー(サービスページ)
Step 2:プロフィールを充実させる
名前と肩書きだけでなく、経歴・専門性・人となりが分かるプロフィールを書きます。
プロフィールに含める要素:
- 名前・肩書き
- 経歴(学歴、職歴の要点)
- 専門分野・強み
- 保有資格
- 実績(何社支援、何年の経験等)
- パーソナルな一面(趣味、座右の銘等)
例えば:
代表取締役 山田 太郎
Taro Yamada
経歴:
1990年東京都生まれ。〇〇大学卒業後、大手Web制作会社に入社。
ディレクターとして100社以上のサイト制作に携わる。
2018年に独立し、当社を設立。
専門分野:
中小企業向けのWeb戦略立案、SEO対策、コンバージョン改善
保有資格:
・ウェブ解析士
・Google アナリティクス認定資格
ひとこと:
「難しいことを分かりやすく」がモットー。
Web初心者の方でも安心してご相談ください。
Step 3:複数の場所に顔写真・プロフィールを配置する
効果的な配置場所:
- 代表挨拶ページ:詳細なプロフィール
- ブログ記事下:著者情報として
- サービスページ:「担当者紹介」として
- 問い合わせページ:「担当者からのメッセージ」として
ブログ著者プロフィール(自動表示):
WordPressなら、投稿者のプロフィールを記事下に自動表示する設定・プラグインがあります。
No.83|導入実績・取引先を具体的に紹介する(ロゴ掲載許可を取る)
🚨 問題:「実績多数」だけで終わっていませんか?
サイトに「多くの実績があります」「様々な企業様にご利用いただいています」と書いていませんか?
これでは「本当に?」と疑われるだけです。
具体的な企業名・ロゴ・数字がないと、実績は信頼につながりません。「〇〇社」と言われて初めて、「ああ、あの会社も使っているなら安心だ」と感じるのです。
💡 なぜ重要か:「誰が使っているか」は最強の信頼材料
人は、「自分と同じような人(会社)が使っている」と聞くと安心します。これを「社会的証明」と呼びます。
| 曖昧な実績(❌) | 具体的な実績(✅) |
|---|---|
| 「多数の実績」 | 「導入実績200社」 |
| 「様々な企業様」 | 「〇〇株式会社、△△株式会社」 |
| 「信頼されています」 | [企業ロゴが並ぶ] |
有名企業のロゴがあると、特に効果的です。「あの〇〇が使っているなら、大丈夫そう」という安心感を与えます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:掲載可能な取引先・導入実績をリストアップする
過去の取引先・顧客を洗い出し、ロゴ・社名を掲載できるか確認します。
確認すべきこと:
- ロゴ・社名の掲載許可が取れるか
- NDA(秘密保持契約)で禁止されていないか
- 先方の広報・担当者に確認が必要か
許可を取る際のポイント:
- メールで正式に依頼
- 掲載場所・方法を明示
- 事前に掲載イメージを見せる
Step 2:ロゴを並べた「実績セクション」を作る
効果的な見せ方:
パターン1:ロゴ一覧
<section class="clients">
<h2>導入実績200社以上</h2>
<div class="logo-grid">
<img src="logo1.png" alt="〇〇株式会社">
<img src="logo2.png" alt="△△株式会社">
<img src="logo3.png" alt="□□株式会社">
...
</div>
</section>
パターン2:数字+ロゴ
【導入実績】
200社以上のお客様にご利用いただいています
[ロゴ1] [ロゴ2] [ロゴ3] [ロゴ4] [ロゴ5]...
Step 3:業種・規模別に実績を整理する
見込み客が「自分と同じような会社も使っている」と感じられるよう、業種・規模別に整理すると効果的です。
業種別の表示例:
【製造業】
・〇〇製作所様
・△△工業様
・□□テック様
【IT・Web】
・〇〇システム様
・△△ソリューションズ様
【サービス業】
・〇〇クリニック様
・△△事務所様
数字で見せる:
導入実績 200社以上
│
├── 製造業 30%
├── IT・Web 25%
├── サービス業 20%
├── 小売・流通 15%
└── その他 10%
ロゴ掲載が難しい場合:
- 「東京都内の製造業 A社様」のように匿名で掲載
- 数字だけを掲載(「導入実績200社」)
- 導入事例として詳細を紹介(許可を得て)
No.84|お客様の声を「具体的な成果」と共にリアルに掲載する
🚨 問題:「良かったです」だけの感想になっていませんか?
お客様の声を掲載しているサイトは多いですが、効果的に活用できているサイトは少数です。
よくある残念なパターン:
- 「対応が丁寧で良かったです」
- 「満足しています」
- 「また利用したいです」
- イニシャルのみ、顔写真なし
これらは「嘘くさい」「サクラでは?」と思われるリスクがあります。具体性がなく、どこにでも使えそうな文言は、信頼性を高めるどころか、逆に不信感を与えてしまうのです。
訪問者が本当に知りたいのは「この人と似た状況の自分が、どんな成果を得られるか」です。
💡 なぜ重要か:「第三者の声」は自社PRより100倍強い
心理学では「社会的証明」と呼ばれる効果があります。人は自分で判断するより、他者の行動や評価を参考にする傾向があるのです。
| 自社の主張 | お客様の声 |
|---|---|
| 「丁寧に対応します」 | 「初めてで不安でしたが、担当の〇〇さんが毎回30分以上相談に乗ってくれました」 |
| 「成果が出ます」 | 「導入3ヶ月で問い合わせが月5件→月23件に増えました」 |
| 「安心です」 | 「他社で断られた案件も引き受けてくれて、無事解決できました」 |
具体的な数字・エピソード・実名・顔写真があるほど、信頼性は飛躍的に高まります。逆に言えば、曖昧な感想は「証拠がない主張」と同じで、効果がありません。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:既存のお客様に「成果」を聞く
以下のテンプレートでヒアリングを依頼します。
質問テンプレート:
- 導入前はどんな課題・悩みがありましたか?
- 他の選択肢と比較して、なぜ当社を選びましたか?
- 導入後、具体的にどんな変化・成果がありましたか?(数字があれば)
- 当社のサービスを一言で表すと?
- 同じ悩みを持つ人へのメッセージをお願いします
Step 2:掲載許可と実名・顔写真を依頼する
成果が出ているお客様に、以下を依頼します。
- 実名(またはイニシャル+属性) の掲載許可
- 顔写真(または会社ロゴ) の掲載許可
- 具体的な数字 の公開許可
許可が得られない場合でも、「製造業・従業員50名・経営者」など属性情報だけでも信頼性は上がります。
Step 3:Before/After形式で掲載する
以下の構成で掲載すると、読者が「自分ごと」として捉えやすくなります。
【お客様プロフィール】
業種:〇〇 役職:〇〇 課題:〇〇
【Before(導入前の状況)】
・〇〇に悩んでいた
・〇〇が課題だった
【After(導入後の成果)】
・〇〇が〇〇に改善
・〇〇ができるようになった
【お客様の声】
「〜〜〜〜」(具体的なコメント)
ポイント: 読者と似た属性のお客様の声を目立つ位置に配置すると、より効果的です。
No.85|よくある質問(FAQ)で事前の不安・疑問を解消する
🚨 問題:「聞きたいことがあるけど、問い合わせるほどでもない」で離脱されている
訪問者がサービスに興味を持っても、小さな疑問や不安が解消されないと、問い合わせには至りません。
- 「料金はどれくらいかかるんだろう?」
- 「契約期間の縛りはあるのかな?」
- 「解約したい時はどうすればいい?」
- 「自分のような小規模でも対応してもらえる?」
これらの疑問を抱えたまま、「まあいいか」と離脱してしまうのです。
問題は、こうした疑問が「問い合わせるほどではない」と感じられること。わざわざフォームに入力して質問するのは面倒なので、疑問を抱えたまま去ってしまいます。
💡 なぜ重要か:FAQは「営業トークの先回り」
FAQは単なる「質問と回答の羅列」ではありません。訪問者の頭の中にある疑問・不安を先回りして解消する、最強の営業ツールです。
| FAQがない場合 | FAQがある場合 |
|---|---|
| 疑問を抱えたまま離脱 | 疑問が解消され、次のステップへ進む |
| 問い合わせ対応に時間を取られる | よくある質問への対応が減り、効率化 |
| 「聞いてみないと分からない」で敬遠される | 「ここまで書いてくれているなら安心」と感じる |
また、FAQはSEO効果もあります。ユーザーが検索しそうな質問をFAQに含めることで、検索流入が増える可能性があります。さらに、構造化データ(FAQスキーマ)を設定すれば、検索結果にFAQが表示される「リッチスニペット」も狙えます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:実際に受けた質問を洗い出す
以下のソースから、過去に受けた質問を集めます。
- 問い合わせメール・電話の履歴
- 営業担当が商談でよく聞かれること
- サポートチームへの問い合わせ内容
- SNSやレビューでのコメント
最低10〜15個の質問を集めましょう。
Step 2:カテゴリ分けして整理する
集めた質問を、以下のようなカテゴリに分類します。
よくあるカテゴリ例:
- サービス内容について
- 料金・お支払いについて
- ご契約・解約について
- 対応エリア・対象について
- サポート・アフターフォローについて
各カテゴリ3〜5問程度に絞り、最も多く聞かれる質問を上位に配置します。
Step 3:「安心感を与える回答」を書く
回答は事務的に書くのではなく、訪問者の不安を和らげるトーンで書きます。
❌ 事務的な回答:
「解約は1ヶ月前までにご連絡ください。」
✅ 安心感を与える回答:
「解約をご希望の場合は、1ヶ月前までにご連絡いただければ、違約金なく解約できます。無理な引き止めは一切いたしませんので、ご安心ください。」
配置場所:
- サービスページの下部
- 料金ページ
- 問い合わせフォームの手前
- 専用のFAQページ(内部リンクで誘導)
No.86|サービスの流れを図解・ステップ形式で分かりやすく示す
🚨 問題:「申し込んだ後、どうなるの?」が分からず不安になっている
訪問者がサービスに興味を持っても、申し込み後の流れが見えないと、問い合わせに踏み切れません。
- 「申し込んだら、次は何をすればいいの?」
- 「いきなり契約書にサインさせられる?」
- 「どれくらいの期間で完了するの?」
- 「途中で追加料金を請求されたりしない?」
こうした「見えない不安」が、行動のブレーキになっています。
人は未知のものに対して不安を感じる生き物です。サービスの流れが明示されていないと、「何か面倒なことになるかも」と想像してしまい、問い合わせを避けてしまいます。
💡 なぜ重要か:「見える化」は最強の安心材料
サービスの流れを図解・ステップ形式で示すことで、訪問者の頭の中に「成功イメージ」が描けるようになります。
| 流れが不明(❌) | 流れが明確(✅) |
|---|---|
| 「何が起こるか分からない」不安 | 「こうなるんだな」と安心 |
| 問い合わせのハードルが高い | 「まずは相談だけ」と気軽に行動 |
| 途中で「聞いてない」とトラブル | 事前に期待値が揃いトラブル減少 |
| 営業時に毎回説明が必要 | 事前理解があるので商談がスムーズ |
「流れが分かる」だけで、問い合わせ率は確実に上がります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:実際のサービス提供フローを書き出す
まず、お客様が申し込んでからサービス完了までの流れを、時系列で書き出します。
書き出す項目:
- 各ステップで「お客様がすること」
- 各ステップで「自社がすること」
- 各ステップの所要時間・期間
- 各ステップで発生する費用(あれば)
例:Web制作会社の場合
- 1. お問い合わせ(お客様:フォーム送信)
- 2. ヒアリング(お客様:要望を伝える / 自社:要件整理)
- 3. お見積り(自社:見積書提出)
- 4. ご契約(お客様:契約書にサイン)
- 5. 制作開始(自社:デザイン・構築)
- 6. 確認・修正(お客様:フィードバック)
- 7. 納品・公開(自社:本番公開)
- 8. アフターサポート(自社:保守対応)
Step 2:ステップ形式で図解化する
書き出した流れを、視覚的に分かりやすく図解化します。
シンプルなステップ形式(テキスト):
【ご利用の流れ】
STEP 1 ▶ お問い合わせ
フォームまたはお電話でご連絡ください。
↓(1営業日以内にご返信)
STEP 2 ▶ 無料ヒアリング
ご要望・課題をお聞かせください(約60分)。
※ この時点で費用は一切かかりません。
↓(3営業日以内)
STEP 3 ▶ ご提案・お見積り
最適なプランと費用をご提示します。
↓(ご検討期間は自由)
STEP 4 ▶ ご契約
内容にご納得いただけたらご契約。
↓(着手金のお支払い後)
STEP 5 ▶ 制作・納品
約4〜8週間で完成・公開します。
図解のポイント:
- 各ステップに番号を振る
- 矢印で流れを示す
- 所要時間・期間を明記
- 「この時点では費用不要」など安心材料を入れる
Step 3:不安を解消する補足を追加する
流れを示すだけでなく、訪問者が抱きそうな不安を先回りして解消します。
追加すべき補足情報:
| 訪問者の不安 | 補足で解消 |
|---|---|
| 「問い合わせたら断れない?」 | 「ヒアリング後のお断りも大歓迎です」 |
| 「途中で追加料金が発生する?」 | 「お見積り後の追加請求はありません」 |
| 「どれくらい時間がかかる?」 | 各ステップに所要期間を明記 |
| 「専門知識がなくても大丈夫?」 | 「初めての方でも丁寧にサポートします」 |
配置場所:
- サービスページの中盤〜下部
- 料金ページ
- 問い合わせフォームの手前
- 専用の「ご利用の流れ」ページ
視覚的な工夫:
- アイコンを使って各ステップを分かりやすく
- 色分けで「お客様の行動」と「自社の対応」を区別
- スマホでも見やすい縦並びレイアウト
No.87|料金・条件を隠さず明示する(税込/追加費用の有無も)
🚨 問題:「料金は要相談」で問い合わせを躊躇させていませんか?
「料金についてはお問い合わせください」
「お見積りは個別にご案内します」
このように料金を隠しているサイトは非常に多いです。理由は「案件ごとに変わるから」「安すぎると思われたくない」「高いと思われて逃げられたくない」など様々でしょう。
しかし、料金が分からないサイトは、そもそも問い合わせされません。
訪問者の心理はこうです:
- 「いくらかも分からないのに問い合わせるの面倒くさい」
- 「聞いたら断りにくくなりそう」
- 「予算に合わなかったら時間の無駄」
料金を隠すことで「安心して比較検討できる競合」に流れているのです。
💡 なぜ重要か:「値段が分かる」は最強の安心材料
BtoCでもBtoBでも、価格は購買決定の最重要要素の一つです。
| 料金非公開の場合 | 料金公開の場合 |
|---|---|
| 「高そう」という先入観で離脱 | 「この価格なら検討できる」と前に進む |
| 問い合わせのハードルが高い | 価格を理解した上で問い合わせる(質の高いリード) |
| 「後から高い請求が来るかも」と不安 | 「明朗会計で安心」という印象 |
もちろん、完全なカスタマイズ型サービスでは正確な金額を出せないこともあります。しかし、目安・参考価格・料金レンジを示すだけでも、訪問者の安心感は大きく変わります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:料金体系を整理する
まず、自社の料金体系を明確にします。
確認項目:
- 基本料金(初期費用/月額費用/一括払い)
- オプション料金
- 追加費用が発生する条件
- 支払い方法・タイミング
- 最低契約期間・解約条件
Step 2:表示方法を決める
料金の表示方法にはいくつかのパターンがあります。
パターン1:明確な価格表
ライトプラン:月額9,800円(税込10,780円)
スタンダードプラン:月額19,800円(税込21,780円)
プレミアムプラン:月額49,800円(税込54,780円)
パターン2:価格レンジ
小規模サイト:30〜50万円程度
中規模サイト:50〜100万円程度
大規模サイト:100万円〜(要見積もり)
パターン3:事例ベース
【事例1】5ページのコーポレートサイト → 45万円
【事例2】10ページ+ブログ機能 → 80万円
【事例3】ECサイト構築 → 150万円
パターン4:目安+条件
基本料金:30万円〜
※ページ数、機能により変動します
※詳細はお見積りでご案内します
Step 3:追加費用・注意事項を明記する
必ず明記すべき項目:
- 税込/税抜の表記(税込推奨)
- 追加費用が発生する条件(修正回数超過、特急対応など)
- 含まれないもの(サーバー代、ドメイン代など)
- 支払い条件(前払い/後払い/分割)
表示例:
料金:30万円〜(税込33万円〜)
【含まれるもの】
・デザイン制作
・コーディング
・CMS構築
・公開後1ヶ月のサポート
【別途費用】
・サーバー代(月額1,000円程度)
・ドメイン代(年間1,500円程度)
・追加修正(3回目以降:1回5,000円)
No.88|問い合わせ後の流れ・対応スピードを明記する
🚨 問題:「問い合わせたら、その後どうなるの?」という不安
問い合わせフォームを前にして、訪問者の頭にはこんな不安がよぎります。
- 「問い合わせたら、すぐ営業電話がガンガンかかってくる?」
- 「返事はいつ来るんだろう? 放置される?」
- 「問い合わせた瞬間から売り込みが始まる?」
- 「一度問い合わせたら断りにくくなる?」
これらの不安が解消されないと、フォームの入力途中で「やっぱりやめよう」となってしまいます。
特に「しつこい営業」への警戒心は強く、過去に嫌な経験をした人ほど、問い合わせを躊躇します。
💡 なぜ重要か:「予測できる」と人は動ける
問い合わせという行動には、「未知の領域に踏み込む不安」が伴います。
| 流れが不明な場合 | 流れが明確な場合 |
|---|---|
| 「何が起こるか分からない」→ 躊躇 | 「まずメールで返信が来る」→ 安心 |
| 「断れなくなるかも」→ 回避 | 「無理な営業はしない」→ 信頼 |
| 「放置されるかも」→ 不信 | 「24時間以内に返信」→ 期待 |
具体的な対応フローと対応スピードの約束を明示することで、問い合わせのハードルを大幅に下げられます。
また、対応スピードを明記することは、自社へのコミットメントにもなります。書いた以上は守らなければならないので、社内の対応品質向上にもつながります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:現状の対応フローを書き出す
問い合わせを受けてから、実際にどのような流れで対応しているかを書き出します。
確認項目:
- 問い合わせ受信後、最初の連絡方法(メール/電話)
- 返信までの平均時間
- 電話をかける場合、そのタイミング
- 初回連絡の内容(何を聞く/何を伝える)
- 次のステップへの誘導方法
Step 2:対応スピードを「約束」として明記する
実際の対応状況を踏まえて、守れる範囲で具体的な数字を明記します。
表示例:
【お問い合わせ後の流れ】
① ご入力内容の確認
自動返信メールをお送りします
② 担当者からご連絡(24時間以内)
メールまたはお電話でご連絡いたします
※お急ぎの場合はお電話番号をご記入ください
③ ヒアリング(30分程度)
オンラインまたはお電話でお話を伺います
※この時点で費用は一切かかりません
④ ご提案・お見積り(1週間以内)
ヒアリング内容を踏まえてご提案します
Step 3:「安心メッセージ」を添える
数字だけでなく、不安を和らげるメッセージを添えます。
効果的なメッセージ例:
- 「しつこい営業は一切いたしません」
- 「まずはお話を聞かせてください。無理な売り込みはしません」
- 「ご検討中の段階でのお問い合わせも歓迎です」
- 「他社と比較検討中でも構いません」
- 「お問い合わせだけでも大歓迎です」
配置場所:
- 問い合わせフォームの直前
- 送信ボタンの近く
- フォームページの冒頭
表示例:
📞 お問い合わせ後の流れ
1. 24時間以内にメールでご返信
2. ご希望の方にのみお電話でご連絡
3. オンラインで30分の無料相談
※しつこい営業は一切いたしません
※「まだ検討段階」でもお気軽にどうぞ
No.89|メディア掲載・受賞歴・資格・認証を掲載する
🚨 問題:せっかくの「お墨付き」が埋もれていませんか?
過去に新聞や雑誌に掲載された。業界の賞を受賞した。難関資格を持っている——。
こうした第三者からの評価・認証は、信頼性を高める強力な武器です。しかし、多くのサイトでは、これらの情報が「会社概要」の片隅に小さく書かれているだけだったり、そもそも掲載されていなかったりします。
「自慢っぽくなりそう」「古い情報だから」と遠慮しているのかもしれませんが、訪問者にとっては重要な判断材料です。埋もれさせておくのは非常にもったいない。
💡 なぜ重要か:「第三者のお墨付き」は自社PRより強い
心理学で「権威性」と呼ばれる効果があります。人は専門家や権威ある機関からの評価を信頼しやすい傾向があるのです。
| 自社の主張 | 第三者の評価 |
|---|---|
| 「当社は信頼できます」 | 「〇〇新聞に掲載されました」 |
| 「品質には自信があります」 | 「〇〇アワード受賞」 |
| 「専門性が高いです」 | 「〇〇資格保有者が対応」 |
| 「安全です」 | 「ISO27001認証取得」 |
第三者からの評価は、自社がいくら主張しても得られない信頼を一瞬で生み出します。
特に初めて訪れるユーザーにとって、「この会社、大丈夫かな?」という不安を解消する強力な材料になります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:掲載できる「お墨付き」を洗い出す
以下のカテゴリで、自社が持っている評価・認証を全て書き出します。
メディア掲載
- 新聞(全国紙/地方紙/業界紙)
- 雑誌(ビジネス誌/業界誌)
- テレビ・ラジオ出演
- Webメディア掲載
- 書籍への寄稿・出版
受賞歴
- 業界アワード
- ビジネスコンテスト
- デザイン賞
- 地域の表彰
資格・認証
- 国家資格
- 業界認定資格
- ISO認証
- プライバシーマーク
- 各種認定・登録
その他
- 有名企業との取引実績
- 業界団体への加盟
- 講演・セミナー登壇実績
Step 2:掲載方法を決める
洗い出した情報を、効果的に見せる方法を検討します。
パターン1:ロゴを並べる
【メディア掲載実績】
[日経新聞ロゴ] [東洋経済ロゴ] [〇〇TVロゴ]
パターン2:バッジ形式
[ISO27001認証] [プライバシーマーク] [〇〇協会認定]
パターン3:テキスト+詳細リンク
📰 メディア掲載
・2026年 日本経済新聞「〇〇特集」掲載
・2025年 〇〇マガジン インタビュー記事
→ 掲載実績一覧を見る
パターン4:受賞バナー
🏆 〇〇アワード2026 最優秀賞受賞
Step 3:目立つ位置に配置する
せっかくの情報を埋もれさせないよう、適切な位置に配置します。
おすすめの配置場所:
- ファーストビュー:実績ロゴを小さく並べる
- サービスページ:関連する資格・認証を表示
- フッター:認証バッジを常時表示
- 会社概要ページ:詳細を一覧で掲載
- 問い合わせフォーム付近:信頼性を補強
注意点:
- ロゴ使用は掲載元の許可を確認
- 古すぎる情報(10年以上前など)は逆効果の場合も
- 数が多すぎると逆に怪しく見えることもある → 厳選する
No.90|SSL対応・プライバシーポリシー・セキュリティ対策を明示する
🚨 問題:「このサイト、大丈夫?」と思われていませんか?
個人情報を入力するフォームの前で、訪問者はこう考えます。
- 「このサイト、ちゃんとセキュリティ対策してる?」
- 「入力した情報、悪用されない?」
- 「SSL対応してるのかな?」
特にフォームにクレジットカード情報や詳細な個人情報を入力する場合、この不安は非常に大きくなります。
問題は、セキュリティ対策をしていても、それを明示していないサイトが多いこと。ユーザーは「対策されていない」のか「対策しているけど書いていない」のか区別できないため、疑いを持ったまま離脱してしまいます。
💡 なぜ重要か:「見えないセキュリティ」は信頼されない
セキュリティ対策は「やっている」だけでは不十分。「やっていることを伝える」ことで初めて信頼につながります。
| 対策していても明示しない場合 | 対策を明示している場合 |
|---|---|
| 「本当に安全?」と疑われる | 「セキュリティに配慮している会社」という印象 |
| 不安を感じてフォーム離脱 | 安心して入力・送信 |
| 「とりあえず他を探そう」 | 「この会社なら大丈夫そう」 |
特にBtoBサービスや高額商品では、セキュリティへの配慮は企業としての信頼性に直結します。「この会社と取引して大丈夫か」という判断材料の一つになるのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:SSL化(HTTPS)を確認・対応する
まず、サイトがSSL化されているか確認します。
確認方法:
- ブラウザのアドレスバーを確認
https://で始まっている → OKhttp://で始まっている、または「保護されていない通信」と表示 → 要対応
SSL化されていない場合:
- サーバー会社でSSL証明書を取得(無料のLet’s Encryptでも可)
- サイト全体をHTTPSに移行
- HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定
Step 2:プライバシーポリシーを整備・配置する
プライバシーポリシーに含めるべき項目:
- 収集する個人情報の種類
- 個人情報の利用目的
- 第三者への提供の有無
- 個人情報の管理方法
- 個人情報の開示・訂正・削除の方法
- お問い合わせ窓口
配置場所:
- フッターに常時リンク
- 問い合わせフォームの近くにリンク
- フォーム送信前のチェックボックス
Step 3:セキュリティへの配慮を「見える化」する
実施しているセキュリティ対策を、ユーザーに分かる形で明示します。
表示例1:フォーム付近
🔒 SSL暗号化通信で保護されています
お客様の個人情報は厳重に管理し、第三者に提供することはありません。
→ プライバシーポリシーを見る
表示例2:フッター
[SSL証明書バッジ] [プライバシーマーク]
当サイトはSSL暗号化通信により保護されています
表示例3:会社概要・セキュリティページ
【情報セキュリティへの取り組み】
・SSL/TLS暗号化通信の導入
・定期的なセキュリティ診断の実施
・従業員への情報セキュリティ教育
・アクセスログの管理・監視
・プライバシーマーク取得(※該当する場合)
認証バッジを使う場合:
- プライバシーマーク
- ISMS(ISO27001)認証
- TRUSTe
- SSL証明書のサイトシール
⑩ データ分析・改善PDCA

感覚運用から数字で動く運用へ
「なんとなく更新している」「効果が出ているか分からない」——そんな”感覚頼り”の運用を続けていませんか?
Webの最大の強みは、すべての行動がデータとして記録されることです。どのページで離脱しているか、どのキーワードで流入しているか、どのボタンがクリックされているか。これらを見れば、改善すべきポイントは明確になります。
データに基づいて仮説を立て、小さく試し、検証して改善する。このサイクルを回し続けることで、Webサイトは”コスト”から”育てる資産”へと変わっていきます。
No.91|GA4で追うべきKPI(CV数/CV率/流入経路/離脱ページ)を明確にする
🚨 問題:「アクセス解析は見ているけど、何を見ればいいか分からない」
GA4(Googleアナリティクス4)を導入しているサイトは多いですが、効果的に活用できているサイトは少数です。
よくある状態:
- 「PV数が増えた/減った」しか見ていない
- レポートを眺めるだけで、改善アクションにつながらない
- 見るべき指標が多すぎて、結局何も見ていない
- 「なんとなく」ダッシュボードを開いて閉じる
データを見ることが目的になっていて、改善につながっていない——これが最大の問題です。
💡 なぜ重要か:「全部見る」より「大事な数字だけ見る」
GA4には膨大なデータがありますが、サイトの目的に直結する指標は限られています。
| 全部見ようとする場合 | KPIを絞る場合 |
|---|---|
| 情報過多で何も判断できない | 重要な変化にすぐ気づける |
| 時間がかかって継続できない | 短時間で確認できて習慣化 |
| 「数字が変わった」で終わる | 「だから何をすべきか」が分かる |
KPI(重要業績評価指標)を明確にすることで、「見るべき数字」と「取るべきアクション」が直結します。
サイトの目的(問い合わせ獲得/資料請求/購入など)に応じて、追うべき指標は異なります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:サイトの目的を明確にする
まず、サイトのゴール(コンバージョン)を定義します。
コンバージョン例:
- BtoBサイト:問い合わせ、資料請求、見積もり依頼
- ECサイト:購入、カート追加
- メディアサイト:会員登録、メルマガ登録
- 店舗系サイト:予約、電話タップ、地図クリック
「このサイトで最も取ってほしい行動は何か?」を1つ決めます。
Step 2:追うべきKPIを4〜5個に絞る
サイトの目的に応じて、以下から選択します。
必須のKPI:
- CV数(コンバージョン数):ゴール達成の数
- CV率(コンバージョン率):訪問者のうち何%がゴール達成したか
流入を見るKPI:
- 流入経路別セッション数:どこから来ているか(検索/SNS/広告など)
- 新規ユーザー数:新しい訪問者がどれだけいるか
改善ポイントを見るKPI:
- 離脱率の高いページ:どこで逃げられているか
- エンゲージメント率:訪問者が興味を持っているか
推奨の組み合わせ(BtoBサイトの例):
- CV数(問い合わせ数)
- CV率
- オーガニック検索からのセッション数
- 離脱率上位ページ
- フォーム到達率
Step 3:GA4で確認方法を設定する
CV数・CV率の確認:
- GA4で「コンバージョン」イベントを設定
- 「レポート」→「エンゲージメント」→「コンバージョン」
流入経路の確認:
- 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」
- チャネル別のセッション数・CV数を確認
離脱ページの確認:
- 「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」
- 「離脱数」列を追加してソート
確認の習慣化:
- 週1回、決まった曜日に確認
- 前週比・前月比で変化を見る
- 変化があったら原因を仮説立て
No.92|Search Consoleで流入キーワード・掲載順位を週次で確認する
🚨 問題:「検索からどう来ているか」を把握していますか?
「検索流入が減った気がする」
「なぜかアクセスが落ちている」
こんな状況でも、原因が分からないまま放置していませんか?
GA4では「オーガニック検索からのアクセス」は分かりますが、「どんなキーワードで検索されているか」「検索結果で何位に表示されているか」は分かりません。
この情報を把握できるのがGoogle Search Consoleです。しかし、多くのサイト運営者は「設定だけして放置」または「存在自体を忘れている」状態です。
💡 なぜ重要か:Search Consoleでしか分からない情報がある
Google Search Consoleは、Google検索におけるサイトのパフォーマンスを把握できる唯一のツールです。
| 指標 | 分かること |
|---|---|
| 検索クエリ | どんなキーワードで検索されているか |
| 表示回数 | 検索結果に何回表示されたか |
| クリック数 | 何回クリックされたか |
| CTR(クリック率) | 表示回数のうち何%がクリックしたか |
| 平均掲載順位 | 検索結果で平均何位に表示されているか |
これらを組み合わせることで、SEO改善の優先順位が明確になります。
例えば:
- 「表示回数は多いがクリック率が低い」→ タイトル・ディスクリプション改善
- 「順位が10〜20位で停滞」→ コンテンツ強化で10位以内を狙う
- 「意図しないキーワードで流入」→ コンテンツの方向性を見直す
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:Search Consoleを確認する
Google Search Consoleにアクセスし、サイトが登録されているか確認します。
未登録の場合:
- 「プロパティを追加」
- ドメインまたはURLプレフィックスで登録
- 所有権を確認(HTMLファイル、メタタグ、GA連携など)
すでに登録済みの場合:
「検索パフォーマンス」レポートを開きます。
Step 2:週次で確認すべきポイントを決める
基本の確認項目(週1回):
① 全体の傾向
- 過去28日間のクリック数・表示回数の推移
- 前週比で大きな変動がないか
② 上位クエリ(キーワード)
- どんなキーワードでクリックされているか
- 上位10キーワードの順位変動
③ 上位ページ
- どのページがクリックされているか
- 急に落ちたページがないか
④ 改善候補の発見
- 「表示回数が多いがCTRが低い」クエリ → タイトル改善候補
- 「順位が11〜20位」のクエリ → コンテンツ強化候補
Step 3:発見を改善アクションにつなげる
パターン1:CTRが低いクエリ
キーワード「〇〇 方法」
表示回数:1,000 クリック:20(CTR 2%)
順位:5位
→ タイトルとディスクリプションを見直し
→ クリックしたくなる文言に変更
パターン2:順位が惜しいクエリ
キーワード「〇〇 比較」
表示回数:500 クリック:10
順位:12位
→ 該当記事のコンテンツを強化
→ 競合上位記事を分析して不足点を補う
→ 内部リンクを強化
パターン3:想定外のクエリで流入
キーワード「〇〇 無料」
想定していなかったが表示回数が多い
→ このニーズに応える新規コンテンツを作成
→ または既存ページに追記
習慣化のコツ:
- 毎週同じ曜日・時間に確認(例:月曜朝イチ)
- 確認結果をスプレッドシートに記録
- 月1回、改善アクションの優先順位を決定
No.93|離脱率が高いページを特定し、原因を分析する
🚨 問題:「穴の開いたバケツ」に水を注ぎ続けていませんか?
集客に力を入れてアクセスは増えている。でも、コンバージョンは増えない——。
この状況、「穴の開いたバケツに水を注いでいる」ようなものです。
サイトのどこかに「離脱ポイント」があり、せっかく集めた訪問者がそこから逃げている。その穴を塞がない限り、いくら集客しても成果は上がりません。
多くのサイト運営者は「アクセスを増やすこと」には熱心ですが、「離脱を減らすこと」には無頓着です。しかし、離脱率の高いページを1つ改善するだけで、CV数が大きく改善することも珍しくありません。
💡 なぜ重要か:離脱ページを直すのは「穴を塞ぐ」こと
離脱率とは、そのページを最後に訪問者がサイトを去った割合です。
| 集客を増やす施策 | 離脱を減らす施策 |
|---|---|
| 新しい訪問者を連れてくる | 来た訪問者を逃さない |
| コストがかかる(広告費、工数) | 既存ページの改善で済む |
| 効果が出るまで時間がかかる | 改善すればすぐ効果が出る |
特に「CVに近いページ」での離脱は致命的です。
例えば:
- サービスページまで来たのに、問い合わせせず離脱
- 料金ページを見た後に離脱
- フォームページで離脱
これらのページの離脱率を下げれば、同じアクセス数でもCV数が増えます。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:離脱率が高いページを特定する
GA4で離脱率の高いページを見つけます。
確認手順:
- GA4 →「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」
- 右上の「✏️(レポートをカスタマイズ)」をクリック
- 「指標」に「離脱数」を追加
- 「離脱数」列でソート
注目すべきページ:
- 離脱数が多いページ(実数として影響が大きい)
- CVに近いページ(サービスページ、料金ページ、フォームページ)
- 主要な流入ページ(検索上位のページ)
Step 2:離脱の原因を仮説立てる
離脱率が高いページを開き、以下の観点で原因を分析します。
コンテンツの問題:
- 読者の期待(検索意図)に応えているか
- 情報が不足していないか
- 情報が多すぎて読みにくくないか
- 次のステップ(CTA)が明確か
UXの問題:
- ページの表示速度は遅くないか
- スマホで読みやすいか
- ナビゲーションは分かりやすいか
- 広告やポップアップが邪魔していないか
導線の問題:
- 他のページへのリンクがあるか
- CTAがスクロールせずに見えるか
- 次に読むべきコンテンツを提示しているか
Step 3:改善→効果測定を行う
仮説に基づいて改善し、効果を測定します。
改善の優先順位:
- 1. CVに直結するページ(フォーム、料金、サービス)
- 2. 流入が多いページ(影響範囲が大きい)
- 3. 改善が容易なページ(小さな変更で効果が出そう)
改善例:
| 原因仮説 | 改善アクション |
|---|---|
| CTAが見えない | ファーストビュー内にCTAを追加 |
| 情報不足で判断できない | FAQや事例を追加 |
| 表示が遅い | 画像を圧縮、不要なスクリプト削除 |
| 次の行動が分からない | 「次に読む記事」を提示 |
| スマホで読みにくい | 文字サイズ・行間を調整 |
効果測定:
- 改善前後の離脱率を比較
- 最低2週間はデータを取る
- 改善が効果なければ別の仮説を試す
No.94|コンバージョンまでの経路(アトリビューション)を確認する
🚨 問題:「最後にクリックしたチャネル」だけで判断していませんか?
「うちのCV、ほとんど直接流入からだな。検索対策は意味ないのかも」
「広告からのCVが少ないから、広告は止めよう」
こんな判断をしていませんか? それ、間違っている可能性があります。
多くの場合、訪問者は一度の訪問でコンバージョンしません。
例えば:
- 1. 広告を見てサイトを知る(認知)
- 2. 後日、検索してサイトを再訪問(検討)
- 3. さらに後日、直接URLを入力して問い合わせ(CV)
この場合、「最後のクリック」だけ見ると「直接流入からCV」となりますが、本当は広告と検索が貢献しているのです。
💡 なぜ重要か:「CVに貢献したチャネル」を正しく評価する
これを「アトリビューション(貢献度)」と呼びます。
| ラストクリックだけ見る場合 | アトリビューションを見る場合 |
|---|---|
| 最後に接触したチャネルだけ評価 | CVに至るまでの全接点を評価 |
| 「直接流入が多い」→ 他施策を軽視 | 「認知に広告が貢献」→ 広告の価値を正しく評価 |
| 短期的な判断になりがち | 全体最適な投資判断ができる |
特にBtoBや高額商品では、検討期間が長いため、アトリビューションの理解が重要です。
「最初の接点(ファーストクリック)」を作った施策と「最後の接点(ラストクリック)」を作った施策、両方に価値があるのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:GA4でコンバージョン経路を確認する
GA4では「アトリビューション」機能でCV経路を確認できます。
確認手順:
- GA4 →「広告」→「アトリビューション」→「コンバージョン経路」
- CV前にユーザーが接触したチャネルの流れが表示される
見るべきポイント:
- CVに至るまでに何回サイトを訪問しているか
- 最初の接点は何か(認知を作ったチャネル)
- 最後の接点は何か(CVを決めたチャネル)
- 途中で接触したチャネルは何か
Step 2:アトリビューションモデルを理解する
GA4では複数の「アトリビューションモデル」でデータを見られます。
| モデル | 説明 | 適した場面 |
|---|---|---|
| ラストクリック | CVの直前にクリックしたチャネルに100%貢献 | 短期的な直接効果を見たい |
| ファーストクリック | 最初にクリックしたチャネルに100%貢献 | 認知獲得の効果を見たい |
| 線形 | 全てのタッチポイントに均等に貢献を配分 | 全体像を把握したい |
| データドリブン | 機械学習で実際の貢献度を算出 | 最も正確(推奨) |
GA4のデフォルトは「データドリブン」で、これが最も実態に近い評価ができます。
Step 3:評価を見直し、投資判断に活かす
アトリビューション分析から、施策の評価を見直します。
よくある発見と対応:
発見1:広告が「認知」に貢献している
CV経路:広告 → 検索 → 直接 → CV
ラストクリックでは広告の貢献が見えないが、
実は認知獲得に貢献している
→ 広告を安易に止めない
発見2:検索が「検討」段階で重要
CV経路:SNS → 検索 → 検索 → CV
検討段階で何度も検索して情報収集している
→ 検索上位表示の価値が高い
発見3:直接流入の前に別チャネルがある
CV経路:広告 → 直接 → CV
「直接流入」の多くは、実は別チャネルで認知した人
→ 直接流入だけを見て判断しない
投資判断への活用:
- 「認知」に貢献するチャネルへの投資を継続
- 「検討」段階で接触するコンテンツを強化
- 「CV」を促進するチャネルのCTAを最適化
No.95|ヒートマップ・セッション録画でユーザー行動を可視化する
🚨 問題:「数字は分かるけど、なぜそうなるか分からない」
GA4で離脱率が高いページは分かった。でも、なぜ離脱されているのか分からない。
- 「ページの何が悪いんだろう?」
- 「CTAを置いたけど、見られてるのかな?」
- 「長い記事、最後まで読まれてる?」
GA4は「何が起きたか(What)」は教えてくれますが、「なぜ起きたか(Why)」は教えてくれません。
数字だけを見て改善施策を考えても、的外れな改善をしてしまうリスクがあります。ユーザーが実際にどう動いているかを「見る」ことで、改善の精度が大きく上がります。
💡 なぜ重要か:「ユーザーの目」でサイトを見る
ヒートマップやセッション録画は、数字では見えないユーザー行動を可視化するツールです。
| GA4だけの場合 | ヒートマップを使う場合 |
|---|---|
| 「離脱率が高い」→ 原因不明 | 「ここで読むのをやめている」→ 原因特定 |
| 「CTAがクリックされない」→ なぜ? | 「CTAまでスクロールされていない」→ 対策が明確 |
| 「滞在時間が短い」→ 何が悪い? | 「最初の数行しか読まれていない」→ 改善ポイント特定 |
主なヒートマップの種類:
| 種類 | 分かること |
|---|---|
| クリックヒートマップ | どこがクリック/タップされているか |
| スクロールヒートマップ | どこまでスクロールされているか |
| アテンションヒートマップ | どこに視線が集まっているか |
| セッション録画 | 実際のユーザーの動きを動画で見る |
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:ヒートマップツールを導入する
おすすめツール(無料プランあり):
| ツール | 特徴 | 無料プラン |
|---|---|---|
| Microsoft Clarity | 完全無料、セッション録画あり | 無制限 |
| Hotjar | UIが直感的、使いやすい | 月200,000セッション ※1 |
| Mouseflow | 詳細な分析が可能 | 月500セッション |
※1 HotjarはContentsquareに統合が進んでおり、2026年7月以降は無料プランがContentsquare Freeへ完全移行予定です。
導入が最も簡単なのはMicrosoft Clarityです。完全無料で、セッション録画も無制限に使えます。
導入手順(Clarityの場合):
- Clarityでアカウント作成
- 新規プロジェクト作成
- 発行されたトラッキングコードをサイトに設置
- 数日待つとデータが蓄積される
Step 2:重要ページのヒートマップを確認する
全ページを見る必要はありません。CVに関わる重要ページを優先的に確認します。
確認すべきページ:
- トップページ
- サービスページ
- 料金ページ
- 問い合わせフォームページ
- 主要な流入ページ(検索上位の記事)
確認ポイント:
スクロールヒートマップ:
- CTAの位置まで何%のユーザーがスクロールしているか
- どこで読むのをやめているか
- 重要な情報がスクロール領域に入っているか
クリックヒートマップ:
- CTAがクリックされているか
- クリックしてほしくない場所がクリックされていないか
- リンクではない要素がクリックされていないか(リンクだと誤解されている)
Step 3:発見を改善アクションにつなげる
よくある発見と改善例:
| 発見 | 改善アクション |
|---|---|
| CTAまでスクロールされていない | CTAを上部に移動、または固定CTAを追加 |
| ページ中盤で離脱が急増 | その位置のコンテンツを見直し(退屈?分かりにくい?) |
| 画像がクリックされている(リンクではないのに) | 画像にリンクを追加、または拡大表示機能を追加 |
| フォームの特定項目で離脱 | その項目を削除、または入力補助を追加 |
| 読んでほしい部分が読まれていない | 位置を上に移動、または見出しを目立たせる |
セッション録画の活用:
- 「なぜ離脱したか」の仮説を、実際の動きで検証
- 「迷っている様子」「何度も行き来している」などの行動を発見
- 改善後、同じ行動が減ったか確認
No.96|A/Bテストで仮説検証を繰り返す
🚨 問題:「良くなったはず」という思い込みで改善していませんか?
「CTAボタンの色を緑に変えたら、クリック率が上がるはず」
「キャッチコピーを変えたから、CV率も上がるだろう」
このように、「〜のはず」「〜だろう」という思い込みで改善していませんか?
残念ながら、良かれと思った変更が、実はCV率を下げていたというケースは珍しくありません。
- 「分かりやすくした」つもりが、情報が減って信頼性が下がった
- 「目立たせた」つもりが、ユーザーに嫌悪感を与えた
- 「シンプルにした」つもりが、必要な情報が欠けた
思い込みではなく、データで効果を検証する——それがA/Bテストです。
💡 なぜ重要か:「正解」は自分ではなくユーザーが決める
A/Bテストとは、2つのバージョン(AとB)を同時に表示し、どちらが効果的かを数字で比較する手法です。
| 思い込みで改善する場合 | A/Bテストで改善する場合 |
|---|---|
| 「良いはず」で変更 → 実は悪化 | データで比較 → 効果がある方を採用 |
| 改善の根拠がない | 数字という根拠がある |
| 「センス」に依存 | 誰でも再現可能 |
重要な発見:「プロの予想」も外れる
Googleは年間1万件以上のA/Bテストを行っていますが、専門家の予想が外れることも多いそうです。つまり、どんなに経験豊富な人でも、テストなしでは正解は分からないのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:テストする仮説を立てる
A/Bテストは「何でも」テストするのではなく、仮説に基づいて行います。
仮説の立て方:
「◯◯を△△に変えると、□□が改善するはず」
例:
「CTAボタンを緑から赤に変えると、クリック率が上がるはず」
「キャッチコピーを結果ベースに変えると、離脱率が下がるはず」
「フォームの項目を5つから3つに減らすと、完了率が上がるはず」
テスト優先度の高い要素:
- CTAボタン(色、文言、サイズ、位置)
- キャッチコピー・見出し
- ファーストビューのレイアウト
- フォームの項目数・構成
- 価格の見せ方
Step 2:A/Bテストツールを選ぶ
A/Bテストツール:
| ツール | 特徴 | 費用 |
|---|---|---|
| VWO | 使いやすいUI、Google Optimize代替として人気 | 無料プランあり |
| Optimizely | 高機能、エンタープライズ向け | 有料 |
| AB Tasty | 直感的なUI、多機能 | 有料 |
※ Google Optimizeは2023年9月30日に終了しました。GA4 + BigQueryは分析基盤であり、A/Bテストの配信・トラフィック分割機能は持っていません。実験はVWO等の外部ツールで実施し、結果をGA4で分析する方法が主流です。
WordPressの場合:
- Nelio A/B Testing(プラグイン)
- Split Test for Elementor(Elementor用)
シンプルなテストなら手動でも可能:
- 期間Aと期間Bでページを変えて比較
- ランディングページを2パターン作り、広告で出し分け
Step 3:テスト実施 → 結果分析 → 次のテスト
テスト実施のポイント:
① 1回に1要素だけ変える
❌ CTAの色と文言とサイズを同時に変える
→ どの変更が効果的か分からない
✅ まずCTAの色だけ変える
→ 色の効果を検証してから、次の要素へ
② 十分なサンプル数を集める
最低でも各パターン100CV以上(理想は数百以上)
少ないサンプルで判断すると、偶然の結果を「効果あり」と誤認するリスク
③ 十分な期間テストする
最低2週間(曜日の偏りを避けるため)
季節変動が大きい業種は、さらに長期間
結果の判断基準:
- 統計的に有意な差があるか(95%信頼区間)
- 実務的に意味のある差か(0.1%改善 vs 10%改善)
テストの記録を残す:
【テスト記録】
仮説:CTAを赤にするとクリック率が上がる
期間:2026/1/1 - 2026/1/14
結果:A(緑)3.2% / B(赤)3.8%
判定:Bが有意に高い → 赤に変更
No.97|月1回の定点レポート作成を習慣化する
🚨 問題:「気づいたら半年何も見ていなかった」になっていませんか?
「忙しくてアクセス解析を見る時間がない」
「見ても見なくても、すぐに何か変わるわけじゃないし」
「問題が起きてから見ればいいか」
こうしてデータ確認を後回しにしているうち、気づいたらサイトが放置状態になっていませんか?
問題は、「問題が起きてから見る」では手遅れになることです。アクセスの減少、順位の低下、CV率の悪化——これらは徐々に進行し、気づいたときには大きなダメージになっています。
定期的にデータを見る「習慣」がなければ、問題の早期発見は不可能です。
💡 なぜ重要か:「定点観測」で変化に気づける
月1回の定点レポートには、以下の効果があります。
| 定点観測しない場合 | 定点観測する場合 |
|---|---|
| 問題に気づくのが遅れる | 小さな変化にすぐ気づける |
| 「なんとなく悪化」で原因不明 | 「いつから悪化」が分かり原因特定しやすい |
| 改善の成果が見えない | 改善効果を数字で実感できる |
| データを見るモチベーションが続かない | 習慣化でハードルが下がる |
「見る」を習慣にするだけで、サイト運用の質は劇的に上がります。
また、レポートを残すことで、過去との比較や他者への共有が可能になります。担当者が変わっても、サイトの状況を引き継げるのです。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:レポートに含める項目を決める
全てを網羅する必要はありません。サイトの目的に直結する項目に絞ります。
基本項目(必須):
- セッション数(サイトへの訪問数)
- ユーザー数(訪問した人数)
- CV数(問い合わせ、購入など)
- CV率(セッション数に対するCVの割合)
流入分析(推奨):
- 流入経路別セッション数(検索/SNS/広告/直接など)
- 上位流入キーワード(Search Console)
- 上位流入ページ
行動分析(推奨):
- 離脱率上位ページ
- 平均滞在時間
- ページ/セッション(回遊率)
Step 2:レポートテンプレートを作る
毎回ゼロから作るのは大変なので、テンプレートを用意します。
シンプルなテンプレート例(Googleスプレッドシート):
【月次Webレポート】2026年1月
■ サマリー
| 指標 | 今月 | 先月 | 前年同月 | 前月比 |
|------|------|------|---------|--------|
| セッション | 10,000 | 9,500 | 8,000 | +5.3% |
| ユーザー | 8,000 | 7,600 | 6,500 | +5.3% |
| CV数 | 25 | 20 | 15 | +25% |
| CV率 | 0.25% | 0.21% | 0.19% | +0.04pt |
■ 流入経路
| チャネル | セッション | 前月比 |
|---------|-----------|--------|
| 検索 | 6,000 | +10% |
| 直接 | 2,000 | +2% |
| SNS | 1,500 | +5% |
| 広告 | 500 | -10% |
■ 今月の気づき・次月のアクション
- 検索流入が増加傾向。特に「〇〇」キーワードが伸びている
- CV率が改善。フォーム改善の効果か?
- 広告からの流入が減少。クリエイティブ見直しを検討
■ 来月の施策
- [ ] 〇〇ページのCTA位置を変更
- [ ] 広告クリエイティブをA/Bテスト
Step 3:「日時」と「担当」を決めて習慣化する
レポート作成を習慣化するために、ルールを決めます。
習慣化のポイント:
① 日時を固定する
「毎月第1月曜日の午前中」など、固定の日時を決める
カレンダーに繰り返し予定を入れる
② 担当者を決める
「誰かがやるだろう」では誰もやらない
明確に担当者を決める(または持ち回り)
③ 共有の場を設ける
月次会議でレポートを共有
経営層・関係者にメールで送付
Slackなどで定期投稿
④ 15分で終わる仕組みを作る
GA4のカスタムレポート機能を活用
Googleデータポータル(Looker Studio)で自動化
複雑すぎるレポートは続かない
No.98|改善施策と結果をログに残し、ナレッジを蓄積する
🚨 問題:「前に何を試したか」覚えていますか?
「このページ、前に改善したっけ?」
「CTAの色、なぜ今の色にしたんだっけ?」
「効果があった施策って何だった?」
改善を重ねていくと、過去に何を試して、どんな結果だったかが分からなくなります。
記録がないと、以下の問題が起こります:
- 同じ失敗を繰り返す(過去に効果がなかった施策をまたやる)
- 成功体験が活かせない(効果があった施策を忘れる)
- 引き継ぎができない(担当者が変わると全てゼロから)
記録を残すことは、改善の「資産化」です。
💡 なぜ重要か:記録がないと「学び」が消える
| 記録を残さない場合 | 記録を残す場合 |
|---|---|
| 同じ失敗を繰り返す | 過去の失敗を避けられる |
| 「なんとなく」で改善 | データに基づいて判断できる |
| 担当者の頭の中だけに知見 | 組織の資産として残る |
| 担当変更で振り出しに戻る | 引き継ぎがスムーズ |
「やったこと」と「結果」をセットで残すことで、改善のノウハウが蓄積されていきます。
これは個人のためだけでなく、チーム・組織のためでもあります。属人化を防ぎ、誰が担当しても一定の成果を出せる体制につながります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:記録するフォーマットを決める
シンプルなフォーマットで記録します。
記録項目:
- 施策名/変更内容
- 実施日
- 仮説(なぜこの施策をやるのか)
- 結果(数字の変化)
- 学び(次に活かすこと)
テンプレート例:
【施策ログ】
■ 施策名:CTAボタンの色変更
■ 対象ページ:サービスページ
■ 実施日:2026/1/15
■ 変更内容:緑 → オレンジに変更
■ 仮説:目立つ色にすることでクリック率が上がる
■ 計測期間:2026/1/15 - 2026/1/31
■ 結果:クリック率 2.1% → 2.8%(+33%)
■ 判定:成功
■ 学び:背景とのコントラストが重要。他ページにも展開検討
Step 2:記録する場所を決める
継続できる方法を選びます。
選択肢:
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Googleスプレッドシート | 共有しやすい、検索可能 | フォーマットが崩れやすい |
| Notion | 構造化しやすい、テンプレート便利 | 導入コストあり |
| 社内Wiki | 全社で共有可能 | 更新が面倒になりがち |
| Slack/Teamsチャンネル | 気軽に投稿できる | 流れて探しにくい |
おすすめは「Googleスプレッドシート」+「月次レポートへの記載」の併用です。
Step 3:記録を「習慣」にする仕組みを作る
記録は意識しないと忘れます。仕組み化しましょう。
習慣化のポイント:
① 施策実施時に即記録
改善を実施したら、その場で「仮説」「変更内容」を記録
結果は後から追記
② 週次/月次のルーティンに組み込む
毎週金曜:今週実施した施策の結果を確認・記録
毎月末:月次レポートに施策ログを含める
③ テンプレートを用意しておく
空欄を埋めるだけで記録が完成する状態にする
記入のハードルを下げる
記録の活用方法:
- 新しい施策を検討するとき、過去ログを参照
- 担当者の引き継ぎ資料として
- 成功パターンを他ページ・他サイトに横展開
No.99|改善サイクル(仮説→実行→検証→改善)を回し続ける
🚨 問題:「一度改善したら終わり」になっていませんか?
「リニューアルしたから、しばらく大丈夫だろう」
「改善施策を打ったから、あとは様子見」
「忙しいから、次の改善はまた今度」
サイト改善を「イベント」として捉えていると、一度やって終わりになってしまいます。
しかし、Webサイトを取り巻く環境は常に変化しています:
- 競合サイトが改善される
- 検索アルゴリズムが変わる
- ユーザーのニーズが変わる
- 自社のサービス内容が変わる
「改善したら終わり」ではなく、「改善し続ける」ことでしか、成果は維持・向上できません。
💡 なぜ重要か:「継続」が差を生む
Webサイト改善は、筋トレと同じです。
| 一度やって終わり | 継続的に改善 |
|---|---|
| 一時的に良くなっても、また戻る | 少しずつだが確実に成長 |
| 競合に追い抜かれる | 競合との差を広げられる |
| 変化に対応できない | 変化に柔軟に対応 |
世界のトップ企業(Google、Amazon、Netflix等)は、常にA/Bテストを行い、サイトを改善し続けています。
「完璧なサイト」は存在しません。あるのは「今より良くなる余地」だけです。改善サイクルを回し続けることで、少しずつ、しかし確実に成果が積み上がります。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:PDCAサイクルの型を理解する
改善サイクルの基本はPDCAです。
Plan(計画):仮説を立て、施策を決める
↓
Do(実行):施策を実施する
↓
Check(検証):結果を数字で確認する
↓
Act(改善):学びを次の施策に活かす
↓
(最初に戻る)
ポイントは「Check」と「Act」です。やりっぱなしではなく、必ず結果を確認し、次に活かす。このループを止めないことが重要です。
Step 2:「小さく・速く」回す
大きな改善を年1回やるより、小さな改善を毎週やる方が成果は出ます。
理想のサイクル:
週単位:小さな改善(コピー修正、CTA調整など)
月単位:中程度の改善(ページ構成変更、新コンテンツ追加)
四半期:大きな改善(デザイン刷新、新機能追加)
年単位:全体戦略の見直し
「小さく始める」例:
- 今週:CTAの文言を1つ変えてみる
- 来週:結果を確認し、良ければ他ページにも展開
- 再来週:別の要素(色、位置)を変えてみる
Step 3:「改善の習慣」を組織に根付かせる
個人の努力ではなく、組織の仕組みとして改善サイクルを回します。
仕組み化のポイント:
① 定例会議を設ける
週次または隔週で「Web改善ミーティング」
- 先週の施策結果を共有
- 今週の施策を決定
- 担当者とスケジュールを確認
② 改善の責任者を明確にする
「みんなでやる」は「誰もやらない」
専任または兼任で責任者を決める
③ 小さな成功を祝う
CV率が0.1%上がった
問い合わせが1件増えた
→ 小さくても「成果」として共有し、モチベーション維持
④ 外部の視点を入れる
社内だけでは視点が固定化する
定期的に外部(コンサル、制作会社)の意見を聞く
No.100|Webサイトを「コスト」ではなく「育てる資産」として投資し続ける
🚨 問題:Webサイトを「作ったら終わり」だと思っていませんか?
「サイト制作に100万円かかった。高かったなぁ」
「運用? 特に何もしていないけど、壊れてないから大丈夫でしょ」
「リニューアル? また費用がかかるから、まだいいよ」
多くの経営者・担当者にとって、Webサイトは「コスト」です。作るのにお金がかかり、維持するのにもお金がかかる。できるだけ出費を抑えたいもの——。
しかし、この考え方がサイトの可能性を殺しています。
Webサイトを「コスト」と捉えると、投資を最小限に抑えようとします。その結果、更新されず、改善されず、徐々に競争力を失っていきます。
💡 なぜ重要か:サイトは「育てる資産」である
Webサイトを「資産」と捉え直してみましょう。
| コストとして見る | 資産として見る |
|---|---|
| 出費を最小限に | 投資対効果を最大化 |
| 作ったら終わり | 継続的に育てる |
| 安く済ませたい | 価値を高めたい |
| 放置 → 劣化 | 改善 → 成長 |
「資産」は適切に管理・投資すれば、価値が増えていきます。
例えば:
- コンテンツ:記事が蓄積するほど、検索流入が増える
- SEO評価:運用歴が長いほど、ドメインの信頼性が上がる
- 顧客データ:訪問者のデータが蓄積し、改善精度が上がる
- ブランド認知:継続的な発信で、認知・信頼が積み上がる
放置すれば劣化し、投資すれば成長する——これはまさに「資産」の特性です。
✅ 具体アクション:今日からできる3ステップ
Step 1:「投資対効果」で考える
費用を「出費」ではなく「投資」として、リターンを意識します。
計算例:
【現状】
月間アクセス:10,000
CV率:1%
CV数:100件
顧客単価:10万円
月間売上貢献:1,000万円
【改善投資後】
月間アクセス:10,000(変わらず)
CV率:1.5%(+0.5%改善)
CV数:150件(+50件)
顧客単価:10万円
月間売上貢献:1,500万円(+500万円)
→ CV率を0.5%改善するだけで、月500万円の売上増
→ 改善に100万円投資しても、2週間で回収できる
「いくらかかるか」ではなく「いくら返ってくるか」で判断しましょう。
Step 2:継続投資の予算を確保する
「余裕があったら改善しよう」では、永遠に改善されません。最初から予算を確保します。
予算の目安:
- 月額運用費:初期制作費の5〜10%程度
- 例:100万円で作ったサイト → 月5〜10万円の運用予算
予算の使い道:
- コンテンツ更新・追加
- SEO対策・改善施策
- ツール利用料(GA4連携ツール、ヒートマップ等)
- 外部専門家への相談
- 定期的な診断・レビュー
Step 3:長期視点で成果を測る
Webサイトの成果は、すぐには出ません。長期視点で評価します。
短期(1〜3ヶ月)で見るべき指標:
- 施策の実行数
- 小さな改善(CTR向上、離脱率低下など)
中期(3〜12ヶ月)で見るべき指標:
- CV数・CV率の推移
- 検索順位・流入数の推移
- 投資対効果(ROI)
長期(1年以上)で見るべき指標:
- 累計CV数・売上貢献
- ドメインの成長(検索評価)
- コンテンツ資産の蓄積
- ブランド認知の向上
経営者へのメッセージ:
Webサイトは、「24時間365日働いてくれる営業マン」です。
一度育てれば、あなたが寝ている間も、休日も、顧客を集め、信頼を構築し、問い合わせを獲得してくれます。
人を一人雇うより安く、しかも休まない。これほど費用対効果の高い「資産」は、なかなかありません。
ぜひ、「コスト」ではなく「投資」として、Webサイトを育て続けてください。


