はじめに:デジタルの資産としてのオウンドメディアと中小企業の現実
今の時代、お客さまが自分で情報を集めるのが当たり前になり、企業が役立つ情報を発信する「オウンドメディア」の重要性はますます高まっています。
特に、大きな広告費をかけ続けるのが難しい中小企業にとって、オウンドメディアは非常に強力な武器になります。
広告のように「お金を払い続けないと集客が止まる」形ではなく、一度しっかり作れば「中長期的に自動でお客さまを集め続けてくれる」会社の資産になるからです 。
厳しい現実:多くの中小企業が1年以内に更新停止
しかし、いざ始めてみると、単に日記のようなブログを書くだけでは成果が出ないことに気づきます。
実際、オウンドメディアを内製で始めた中小企業の多くが1年以内に更新を停止する傾向があります。
主な理由は以下の3つです:
- 人的リソースの不足
- 成果が見えない
- 何を書けばいいかわからない
一方で、外注を活用して継続的に運用している企業の多くが「問い合わせ数の増加」や「採用応募の質の向上」を実感しています。
なぜこれほど差がつくのか?
オウンドメディアを成功させるには、経営戦略やマーケティングの知識、そして何より「質の高い記事を書き続ける力」が必要です。
多くの経営者の方が「自社のことは自分たちが一番詳しいから、社内でやるべきだ」と考えますが、実際には1年も経たずに更新が止まってしまうケースが後を絶ちません。
専門知識があることと、それを検索エンジンで見つけてもらえる形で発信できることは、まったく別のスキルだからです。
本記事では、中小企業が直面する「社内(内製)でやるか、外部(外注)に頼むか」という悩みについて、コストだけでなく投資としての効果という面から詳しく解説します。
結論を先に申し上げますと、理想は社内で完結させることですが、現実的な正解は「外注」です。
さらに言えば、単なる作業代行ではなく「成果を出す仕組みをプロと一緒に社外に持つ」ことこそが、成功への一番の近道となります。
第1章:そもそも「オウンドメディア運用」とは何をする仕事か?
「運用」という言葉を聞くと、単に記事をアップするだけの作業だと思われがちですが、実際にはもっと広くて専門的な仕事が含まれています。
1. オウンドメディアの役割と他の媒体との違い
オウンドメディアとは「自社が持っているメディア」のことで、主にWebサイトやブログ、お役立ち資料などを指します。
その役割は、ただ情報を出すだけでなく、まだ自社を知らない人に興味を持ってもらい、「この会社なら信頼できる」と思ってもらうことにあります。
他の広告やSNSとの違いを整理すると、以下のようになります。
| 媒体の種類 | 主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| オウンドメディア | 信頼を築き、ファンを作る | 資産になり、自分たちで内容を自由にコントロールできる |
| 広告 | すぐにアクセスを集める | 即効性はあるが、お金を払い続けないと止まる |
| SNS・口コミ | 広く拡散し、話題を作る | 第三者の評価なので信頼されやすいが、管理が難しい |
2.「運営」と「運用」は全く別物
成功しているメディアは、全体の方針を決める「運営」と、実際の手を動かす「運用」をしっかり分けて考えています。
- 運営(マネジメント)
なぜメディアをやるのかという目的を決め、目標数値を管理し、予算を調整することです。全体の指揮官のような役割です。 - 運用(オペレーション)
実際にどんなキーワードで検索されるかを調べ、記事の構成案を作り、執筆し、公開後にアクセスを分析して改善することです。現場のプロの仕事です。
中小企業の失敗で多いのは、この「戦略」がないまま、とりあえず「記事を書く」という実務だけを社内で回そうとすることです。これでは、どんなに頑張っても売上にはつながりません。
3. 数字から逆算する設計の重要性
成果を出すためには、常に「売上から逆算」して考える必要があります。単にアクセス数が増えればいいわけではなく、最終的な問い合わせや注文から逆算して、どのくらいのアクセスが必要かを計算します。
具体的な逆算シミュレーション例
例えば、BtoB企業で月間売上1,000万円を目標とする場合:
【目標】月間売上:1,000万円
【平均単価】200万円/件
【必要な成約数】5件/月
【逆算プロセス】
↓ 成約率:20%(商談から成約)
【必要な商談数】25件/月
↓ 商談化率:10%(問い合わせから商談)
【必要な問い合わせ数】250件/月
↓ CV率:2%(訪問から問い合わせ)
【必要な訪問者数】12,500人/月
↓ 検索順位による平均CTR:15%(1-3位)
【必要なインプレッション数】83,333回/月
このように、数字に基づいた計画があって初めて、オウンドメディアは「稼ぐ資産」になります。
さらに、この計算から「どのキーワードで、何本の記事が必要か」「どのキーワードを優先すべきか」も明確になります。
| 指標 | 計算式 | 備考 |
|---|---|---|
| 必要記事数 | 必要インプレッション数 ÷ キーワードごとの月間検索数 | 最低30-50本は必要 |
| 優先キーワード | 検索数 × 成約可能性 × 競合度の逆数 | 数値化して優先順位を決定 |
| 達成期間 | 記事数 ÷ 月間投稿本数 | 最低6ヶ月-1年は見る |
しかし、こうした高度な分析を、他の業務で忙しい社内の担当者が行うのは非常に難しいのが現実です。多くの中小企業では、この「戦略設計」の段階でつまずいています。
第2章:オウンドメディアを「内製」するメリット・デメリット
社内で全ての運用を行う「内製化」は、多くの企業が最初に目指す形です。しかし、そこには良い面と、非常に厳しい現実の両方があります。
1. 社内でやるからこそのメリット
- 深い専門知識を発信できる
自社のサービスに詳しい社員が書くことで、外のライターには真似できない深い内容の記事が作れます 。これはGoogleからも高く評価されます。 - スピード感がある
現場で起きたことやお客さまの声などを、すぐに記事に反映させることができます。 - 社内にノウハウがたまる
どんな内容が読まれるか、どうやってお客さまを誘導するかといった経験が社内の力になります。 - 外注費が抑えられる
月々の支払額だけを見れば、外注するよりも安く済んでいるように見えます。
2. 中小企業が直面する大きなデメリット
- とにかく忙しくて続かない
専任の担当者を置ける中小企業は少なく、多くの場合は他の仕事と兼務です。忙しくなると真っ先に更新が後回しになり、そのまま放置されてしまいます。実態として、内製企業の更新頻度は時間とともに低下していく傾向があり、開始時は週1回だったものが、数ヶ月後には月1回、やがて不定期になるケースが多く見られます。 - 専門スキルを学ぶ時間が足りない
記事を書くだけでなく、SEO(検索エンジン対策)や分析、デザインなど、覚えるべきことが山ほどあります。これを一から学ぶ時間は、本来の仕事の時間を奪うことになります。一人前のWebマーケターになるには通常2-3年の実践経験が必要とされており、その間の機会損失は計り知れません。 - 担当者が辞めると全て止まる
苦労して育てた担当者が転職してしまうと、ノウハウが消え、メディアが動かなくなります。これは中小企業にとって最大のリスクです。実際、内製化していた企業では「担当者の退職により運用が停止した」というケースが少なくありません。 - 質の低い記事によるブランドへの悪影響
知識不足のまま書かれた読みづらい記事は、会社の信頼を下げてしまう恐れもあります。特に専門性が求められるBtoB業界では、表面的な内容の記事は「この会社は本当に専門家なのか?」という疑念を生みます。 - 隠れたコストが膨大
給与だけを見ると安く見えますが、実際には以下のコストが発生します。採用コスト(求人広告費、人材紹介手数料)、教育コスト(研修費、書籍代、セミナー参加費)、ツール費用(SEOツール、分析ツール、CMS等)、機会損失(本来の業務に使えたはずの時間)
年間の真のコストは、給与の1.5-2倍になることも珍しくありません。
第3章:オウンドメディアを「外注」するメリット・デメリット
専門の会社に依頼することは、単なる作業の丸投げではありません。プロの技術を自社の武器として取り入れることになります。
1. 外注することで得られる競争力
- プロによる質の高い記事
読者の悩みを解決し、検索でも上位に入りやすい高品質な記事を安定して投稿できます。 - 本来の仕事に集中できる
面倒で難しいWebの仕事はプロに任せ、自分たちはお客さまへの対応や商品開発など、一番大事な仕事に専念できます。 - 最新の情報を常に追いかけなくて良い
Googleのルール変更や新しいツールの登場など、移り変わりの激しいWeb業界の流行を自分で追う必要がなくなります。 - 客観的なアドバイスがもらえる
内部では気づかなかった自社の強みや改善点を、データをもとにプロの視点から指摘してもらえます。
2. 外注する際の心配事
- 固定の費用がかかる
毎月まとまった支払いが発生します。ただし、人を雇うコストと比較して考える必要があります。後述する比較表でも示しますが、専任担当者を雇用するコストの50-70%程度で、より高いスキルを持つプロチームを活用できるケースが多いです。 - 自社のことを理解してもらう手間
最初は自社の商材や考え方をプロに伝える時間が必要です。ここをサボると、的外れな記事が出来上がってしまいます。とはいえ、優秀なパートナーであれば、1-2ヶ月のオンボーディング期間で十分に理解を深めてくれます。むしろ、この過程で「自社の強みの言語化」が進み、営業資料や採用資料にも活用できる副次的効果があります。 - 丸投げにするとノウハウがたまらない
何もかも任せきりにしてしまうと、契約を終えた時に社内に何も残らないという状態になりかねません。これを防ぐには、「なぜその戦略を取るのか」「どのようなデータから判断したのか」を常に共有してくれるパートナーを選ぶことが重要です。 - パートナー選びで失敗するリスク
残念ながら、すべての外注先が優良とは限りません。「安かろう悪かろう」の低品質な記事を量産するだけの業者や、更新はするが成果に全く繋がらないケースもあります。選定基準については第5章で詳しく解説します。
第4章:【数字で見る】内製vs外注の真のコスト比較とROI
理論だけでなく、具体的な数字でシミュレーションしてみましょう。以下は典型的なケースを想定したモデル比較です。
1. 年間コストの詳細比較(モデルケース)
| 項目 | 内製(専任1名) | 外注(プロチーム) |
|---|---|---|
| 人件費 | 400万円 | – |
| 社会保険料 | 60万円 | – |
| 採用コスト | 50万円(初年度) | – |
| 教育・研修費 | 30万円 | – |
| マーケティングツール費用 | 36万円 | 含まれる |
| 外注費 | – | 360万円 |
| 年間合計 | 576万円 | 360万円 |
| 差額 | – | ▲216万円 |
2. パフォーマンス比較(12ヶ月後の典型的なケース)
| 指標 | 内製 | 外注 | 差 |
|---|---|---|---|
| 月間記事本数 | 2-4本 | 8-12本 | 3-4倍 |
| 月間PV数 | 8,000 | 35,000 | 4.4倍 |
| 問い合わせ数/月 | 3件 | 18件 | 6倍 |
| 成約数/月 | 0.6件 | 3.6件 | 6倍 |
| 記事の検索順位(上位10位内) | 15% | 58% | 3.9倍 |
3. ROI(投資対効果)シミュレーション
【ケース】BtoB企業、平均単価200万円、成約率20%の場合
内製の場合
年間コスト:576万円
年間成約数:0.6件 × 12ヶ月 = 7.2件
年間売上:7.2件 × 200万円 = 1,440万円
利益(粗利50%と仮定):720万円
ROI:(720万円 - 576万円) ÷ 576万円 = 25%
外注の場合
年間コスト:360万円
年間成約数:3.6件 × 12ヶ月 = 43.2件
年間売上:43.2件 × 200万円 = 8,640万円
利益(粗利50%と仮定):4,320万円
ROI:(4,320万円 - 360万円) ÷ 360万円 = 1,100%
外注の方がコストは安く、ROIは44倍高い結果に。
4. 隠れたコストの可視化
内製で見落とされがちなコストを時給3,000円で換算:
| 業務 | 月間時間 | 年間コスト |
|---|---|---|
| 最新SEO情報のキャッチアップ | 10時間 | 36万円 |
| ツールの使い方習得 | 5時間 | 18万円 |
| 記事のリライト・改善 | 8時間 | 28.8万円 |
| アクセス解析・レポート作成 | 6時間 | 21.6万円 |
| トラブル対応 | 4時間 | 14.4万円 |
| 合計 | 33時間/月 | 118.8万円 |
これらを加えると、内製の真のコストは約695万円になります。
5. 企業規模別の推奨パターン
| 企業規模 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 従業員10名未満 | 外注 | リソース確保が困難 |
| 従業員10-30名 | 外注+部分内製 | 素材提供は内製、制作は外注 |
| 従業員30-50名 | 外注主体 | 専任配置できるが外注の方が効率的 |
| 従業員50名以上 | 内製+外注ハイブリッド | 戦略は内製、実行は外注も活用 |
6. 成長段階別の投資判断
| 段階 | 優先すべきこと | 推奨の形 |
|---|---|---|
| 創業期 | PMFの確立 | 外注で小さく始める |
| 成長期 | 急速な認知拡大 | 外注で本数を確保 |
| 成熟期 | ブランド確立 | ハイブリッド型 |
| 拡大期 | 複数メディア展開 | 内製体制+外注活用 |
第5章:中小企業にとっての「現実的な最適解」:仕組みを外に持つ
中小企業が目指すべきゴールは、「自社にしか分からない情報」は自分たちで出しつつ、それを「成果に変えるための高度な技術」はプロの力を借りるという組み合わせです。
「外付けのマーケティング部」を作る
単に作業を依頼するのではなく、自社のマーケティング部門を社外にレンタルするようなイメージで「仕組み」を作ります。
- 会社側がやること
自社の強みやお客さまの悩みを共有し、事例紹介のための写真やインタビューに協力すること。最終的な経営判断をすることです。 - プロ側がやること
売上から逆算した戦略を立て、読まれる記事を書き、Googleで上位を狙い、データを分析して改善し続けることです。
この形なら、社内に専門家を抱えるリスクをなくしながら、プロの「成功パターン」をすぐに自社に取り入れることができます。
第6章:外注するなら、どこを見て判断するか
パートナー選びで失敗しないために、チェックすべきポイントを体系的にまとめました。
1. 必須チェック項目(これがないと論外)
✓ 「売上」を考えてくれるか
単にアクセスを増やすだけでなく、どうやって売上や採用に繋げるかという経営の視点を持っているかが重要です。
確認方法
- 初回打ち合わせで「御社の経営課題は何ですか?」と聞いてくるか
- 提案書に「想定ROI」や「売上への貢献シナリオ」があるか
- アクセス数だけでなく、CV数や売上への影響を重視しているか
✓ 公開後の「改善」を提案してくれるか
記事は書いて終わりではありません。公開した後の分析をもとに「もっと良くするための修正案(リライト)」を何も言わなくても自分から出してくれる会社を選びましょう。
確認方法
- 「リライト」を標準プロセスに含んでいるか
- 月次レポートに改善提案が含まれているか
- 「書いたら終わり」ではなく、育てる前提かどうか
✓ 自社のビジネスを理解しようとするか
業界の仕組みや自社の強みを深く知ろうとしてくれる担当者でないと、表面的な記事しか作れません。社員と同じような感覚で取り組んでくれる会社を選びましょう。
確認方法
- 初回MTGで業界や商材について深く質問してくるか
- 競合サイトの分析をしてくれるか
- 顧客インタビューや現場見学を提案してくるか
✓ やっていることが透明か
「何をやって、どんな結果が出たか」を包み隠さず説明し、こちらの知識も高めてくれる教育的な視点があるかを確認してください。
確認方法
- レポートが具体的で分かりやすいか
- ツールのログイン情報を共有してくれるか
- 「企業秘密」を理由に情報を隠さないか
✓ 自分たちのサイトも成功しているか
その会社自身がメディアを育てているか、また具体的な成功事例があるかは最も信頼できる指標です。
確認方法
- 自社サイトで集客できているか(広告に頼っていないか)
- 自社のブログやコンテンツが充実しているか
- 「弊社も同じ手法で成功しています」と言えるか
2. 初回面談で必ず聞くべき10の質問
外注先候補との初回面談で、以下の質問をぶつけてみてください。回答の質で、その会社の実力が分かります。
Q1. 当社と同じ業界での実績はありますか?
- 良い回答の例
「直接の実績はありませんが、類似業界での成功パターンがあります。具体的には…」
(業界理解を示しつつ、応用できる実績を説明) - 悪い回答の例
「様々な業界で実績があります」
(具体性がなく、表面的)
Q2. 最初の3ヶ月で何をしますか?
- 良い回答の例
「まず現状分析とキーワード調査を1ヶ月、次に…」
(具体的なタイムラインと理由を説明) - 悪い回答の例
「御社と相談しながら進めます」
(主体性がなく、計画性が不明)
Q3. 成果が出るまでの期間は?
- 良い回答の例
「6-12ヶ月が目安です。ただし、3ヶ月目から兆しが見え始めます」
(現実的で、中間指標も示す) - 悪い回答の例
「すぐに効果が出ます」or「分かりません」
(非現実的、または無責任)
Q4. 月に何本の記事を作れますか?品質は?
- 良い回答の例
「通常プランで月8本。各記事4,000-6,000字で、検索にヒットしやすく、検索意図を満たした滞在時間が長い記事を書きます」
(具体的な本数と品質基準を明示) - 悪い回答の例
「何本でも対応できます」
(品質への言及がない)
Q5. 記事のネタはどうやって決めますか?
- 良い回答の例
「キーワード調査、競合分析、御社へのヒアリングを組み合わせて…」
(体系的なプロセスがある) - 悪い回答の例
「御社から希望をお聞きします」
(戦略性がない)
Q6. SEO以外にどんな施策ができますか?
- 良い回答の例
「SNS連携、メールマーケティング、ホワイトペーパー制作など、統合的に…」
(総合的な視点がある) - 悪い回答の例
「SEO記事の制作のみです」
(視野が狭い)
Q7. もし成果が出なかったらどうしますか?
- 良い回答の例
「3ヶ月ごとに戦略を見直し、6ヶ月で兆しがなければ全面的に方針転換します」
(責任感とプランBがある) - 悪い回答の例
「継続すれば必ず成果が出ます」
(現実的でない、逃げの姿勢)
Q8. どのような レポートを、どのくらいの頻度で出してくれますか?
- 良い回答の例
「月次で、アクセス数・CV数・検索順位・改善提案を含むレポートを…」
(具体的で包括的) - 悪い回答の例
「ご要望に応じて」
(標準プロセスがない)
Q9. 緊急の修正や追加依頼への対応は?
- 良い回答の例
「軽微な修正は48時間以内。追加記事は別途お見積もりで…」
(明確な基準がある) - 悪い回答の例
「できる限り対応します」
(曖昧で基準がない)
Q10. 契約期間と解約条件は?
- 良い回答の例
「最低6ヶ月、以降は1ヶ月前告知で解約可能です」
(柔軟性がある) - 悪い回答の例
「年間契約のみで、中途解約は違約金が…」
(縛りが強すぎる)
3. 危険信号:こんな業者は避けるべき
以下の特徴がある業者は、契約を避けることをお勧めします。
❌ 「必ず1位になります」と保証する
→ Googleのアルゴリズムは常に変化しており、絶対的な保証は不可能
❌ 被リンクを大量に売りつける
→ 不自然なリンクはペナルティのリスク
❌ 具体的な戦略を説明しない
→ 「企業秘密」を理由に手法を隠すのは要注意
❌ 契約を急がせる
→ 「今月中なら割引」などの焦らせる営業は危険
❌ 実績を見せられない
→ NDAを理由に一切の実績を開示しないのは疑問
❌ 担当者がコロコロ変わる
→ 体制が不安定で、ノウハウが蓄積されない
❌ レスポンスが遅い
→ 契約前からレスポンスが遅い会社は、契約後さらに遅くなる
❌ 契約書が曖昧
→ 成果物の定義や責任範囲が不明確なのは危険
4. 理想的なパートナーの特徴
逆に、以下の特徴を持つパートナーは信頼できます。
- 自社メディアで成功している
- 定期的に情報発信している(ブログ、SNS等)
- 具体的な数字で実績を語れる
- こちらの業界を勉強してくれる
- デメリットやリスクも正直に説明する
- 長期的な視点でアドバイスしてくれる
- レスポンスが早い(24時間以内)
- 契約内容が明確で透明性が高い
- 担当者の顔と経歴が明確
- 「できないこと」をはっきり言える
第7章:インコンフォルメによる「攻めのホームページ運用代行」
本レポートで解説した「中小企業の理想の体制」を実現するのが、「インコンフォルメ」です 。
1. あなたの会社の「社外CMO(最高マーケティング責任者)」として
インコンフォルメは単なる更新代行業者ではありません。代表の29年にわたるWeb運用のキャリアや19年の会社経営実績など、その豊富な経験を活かし、あなたの会社のマーケティング責任者(CMO)のような立場で伴走します。
インコンフォルメが提供する価値
- 経営目標からの逆算
「売上を伸ばす」「良い人材を採用する」といった経営者が本当に叶えたい目標にコミットします 。 - 圧倒的な実務範囲
戦略、記事制作、SEO対策、AIO対策、数値分析、改善、提案、そしてデザインや急なトラブル対応まで、Webに関するあらゆる実務を一括で引き受けます。 - 「攻め」の姿勢
指示を待つのではなく、こちらから改善案をどんどん提案します。アクセス解析の結果から「次はこうしましょう」と能動的に動きます。 - 担当者も一緒に育てる
「なぜこれを行うのか」を言語化して共有するため、自社の社員のWebスキルも自然と上がっていきます。
2. 失敗のリスクを減らし、成果を最大化する
一人のWeb担当者を高いコストで採用し、教育や離職に怯える必要はありません。
インコンフォルメなら、採用手数料や社会保険料をかけることなく、即戦力のプロを動かせます。浮いた資金は、さらに良いコンテンツを作ったり、広告を出したりと、直接「売上を作るため」に使うことができます。
第8章:よくある質問(FAQ)
実際によく聞かれる質問に答えます。
Q1. 内製と外注、どちらが安いですか?
短期的には内製が安く見えますが、隠れたコスト(採用費、教育費、機会損失)を含めると、外注の方が総コストは安く、ROIも高いことが多いです。
Q2. 成果が出るまでどれくらいかかりますか?
一般的に6-12ヶ月です。3ヶ月目くらいから兆しが見え始め、6ヶ月目以降に本格的な成果が出るケースが多いです。ただし、競合状況やテーマによって変動します。
Q3. 月に何本くらい記事を書けばいいですか?
最低でも月4-8本を推奨します。週1-2本のペースです。月1-2本では成果が出るまでに時間がかかりすぎます。
Q4. 既存の記事が少ない(5本以下)のですが、それでも効果はありますか?
既存記事が少なくても問題ありません。むしろ、戦略的にゼロから構築できるメリットがあります。重要なのは本数ではなく、質と戦略です。
Q5. 外注先に全て任せて大丈夫ですか?
完全に丸投げは推奨しません。月1回の定例MTGと記事の最終確認は必ず自社で行ってください。自社の方向性とズレないようにコントロールすることが重要です。
Q6. 外注費用の相場はどれくらいですか?
- 記事単価:3-5万円/本が標準
- 月額パッケージ:20-50万円/月(記事4-10本+戦略+分析)
- 記事単価1万円未満は品質に注意が必要
Q7. 社内に詳しい人がいません。それでも内製できますか?
難しいです。まずは外注でスタートし、1-2年後に社内体制が整ってから内製化を検討することを推奨します。
Q8. 既に更新が止まっているブログがあります。どうすればいいですか?
- 既存記事を分析(アクセスがある記事を特定)
- 上位記事をリライト・更新
- 新規記事は戦略的に追加
- 低品質記事は削除or非公開を検討
放置するより、リスタートする方が効果的です。
Q9. SNSとオウンドメディア、どちらを優先すべきですか?
オウンドメディアを優先することを推奨します。
理由は以下の通り:
- SNSはアルゴリズム変更のリスクがある
- オウンドメディアは資産として蓄積される
- SEOで安定的な集客ができる
ただし、SNSと連携することで相乗効果が生まれます。
Q10. 記事を書いても問い合わせが来ません。なぜですか?
考えられる原因:
- CTA(行動喚起)がない
→ 記事の最後に問い合わせボタンを設置 - ターゲットがズレている
→ キーワード調査をやり直す - 記事の質が低い
→ リライトする - 信頼性が不足
→ 実績や事例を追加 - そもそもアクセスが少ない
→ SEO対策を強化
Q11. 内製から外注に切り替えるタイミングはいつですか?
A以下のいずれかに当てはまったら、切り替えを検討してください
- 更新頻度が月1回以下になった
- 担当者が疲弊している
- 6ヶ月やっても成果が出ない
- 担当者が退職した
最後に:無料相談で、ホームページを「稼ぐ資産」に変えましょう
中小企業の皆様が「内製か外注か」で迷った時の正解は「情報の元となる自社の専門知識」は自分たちで大切にし、「それを成果に変える仕組み」はプロに任せることです。
本記事のまとめ
- 内製は理想だが、現実的には難しい(多くの中小企業が1年以内に更新停止)
- 外注の方が総コストは安く、ROIも高い
- ハイブリッド型が最もバランスが良い(素材は内製、制作は外注)
- 最低12ヶ月は継続する(短期的な成果を求めすぎない)
- パートナー選びが最重要
時間は有限です
自社で試行錯誤を続けて数年を無駄にする間に、競合他社はプロの力を借りて市場を先取りしてしまうかもしれません。
オウンドメディアは一度成功の軌道に乗れば、何年も自社を助けてくれる強力な資産になります。
「いつか始めよう」は、永遠に始まりません。今日、最初の一歩を踏み出しましょう。


